パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラで取り組むべきは、経済問題

投稿日:2016年9月16日 更新日:

 

【1】経済問題を無視できない理由

パワハラ問題の根底にあるのは、経済問題です。

「いつ辞めても、私は困らない」という状況にある人は、

パワハラに耐えるという選択肢を選ぶことはありません。

 

職場環境の改善に動き出すか、

会社を辞めるかのどちらかを取ります。

 

【2】転職できるなら、転職活動を始めよう。

ですから、転職ができそうであるなら、

今すぐに転職活動を始めましょう。

 

経済問題を解決する方法の目星もつかない状態で、

パワハラに対抗するのは、事実上はかなり難しいからです。

 

もちろん、絶対に無理とは言いません。

小さな行動の積み重ねによって、

状況を変えていくことができることもあります。

 

【3】全部同時実行の原則

たとえば、上司に暴言を言われる場合で、

次のような行動を、

ずっと続けたらどうなるでしょうか?

 

・暴言を言われたら、

「そのようなことを言われると、やる気がなくなります。止めていただけますか?」と言う。

・暴言を言われたら、その場でメモを取る。

・暴言に備えて、ボイスレコーダーを長時間録音モードにして、身に付けておく。

・一緒にパワハラ相談に行く仲間を探す。

 

 

ここではたった4つですが、

これらの小さな行動であっても、

全部を同時に実行し、それを積み重ねていけば、

加害者側にとっては大きな恐怖となるのは、お分かりいただけると思います。

 

また、会社に対して無茶な要望を出しているわけでもないので、

比較的、あなたの行動も問題とはなりにくいです。

 

【4】メンタルシミュレーションから始める。

もちろん、実際に行動に移すには大きな勇気が必要です。

暴言に対して、言い返すことなんて、

最初は怖くてできないかもしれません。

ですから、まずは頭の中で練習をしてください。

 

上司から暴言を言われたときに、

冷静に落ち着いて指摘している自分をイメージする。

 

そのイメージを、3週間ぐらいつづけてみて下さい。

自然と、できるようになってきます。

 

実行できないなら、

まずは頭の中でリハーサルをするんです。

 

あなたが取りたい行動があるなら、

まずは頭の中で実行するようにしてください。

何度も何度も繰り返していると、

本当に実行できるようになります。

 

できることをやりましょう。

その最初の一歩として、メンタルシミュレーションをしてみてください。

 

20160804

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

パワハラを行政に相談するのにリスクはない。

パワハラ問題を、内部だけで解決するのは困難です。   そういう自浄作用が働かないからこそ、 パワハラが生じています。 パワハラを解決するには、何かしらの外部機関の協力が不可欠です。 &nbs …

no image

厚労省パワハラ6類型「個の侵害」の例

厚生労働省は、パワハラを下記のように定義しています。 職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身 …

no image

法律を知ることで、国家権力を味方にすることができる。

パワハラから脱出するためには、 法律を知ることが大切です。   それは、法律を知ることで、 国家権力を味方にする方法が分かるからです。 Rusty Clark via Compfight 【 …

no image

パワハラについて、在職したまま最高裁まで争った経緯を書いたブログ

大変、参考になるブログを発見しました。 パワハラ被害者が在職したまま、会社と激闘し、 最高裁まで戦った経緯などが書かれたブログです。   http://ameblo.jp/kagamimoc …

no image

パワハラによるパニックから、回復する方法【職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する】

学校によるいじめもそうですが、 攻撃→被害→パニック→ミス→攻撃・・・・ という悪循環があります。   たとえば、上司から暴言を言われて、 動揺し、パニックに陥って、ミスをする。 &nbsp …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。