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パワハラ加害者に仕返しできない根本理由とは?

投稿日:2016年11月5日 更新日:

パワハラ被害を受けている人なら、

一度は「仕返しをしたい!」と思ったことがあるでしょう。

 

報復したいと思う感情が生じるのは、自然なことです。

その感情が生じること自体は悪いことではありません。

 

しかし、その感情を加害者にぶつけられる人は、ほとんどいません。

それはなぜでしょうか。

 

 

【1】被害者が仕返しできない一番の理由

被害者が仕返しできない一番の理由は、なんでしょうか?

他人を傷つけたくないから?

加害者と同じレベルに落ちたくないから?

加害者からの報復が怖いから?

 

おそらくどれも正しいのです。

しかし、根本理由は「辞められないから」ではないでしょうか。

 

もしあなたが会社を辞めても何も困らないなら、

たとえば、一生生活するのに困らないお金があったり、

給料とは別の収入源があったり、

次の就職先が決まっていたりしたら、

加害者に対しても強気に出ることができるでしょう。

 

会社に対して適切な対応をするように求めて、

それでも改善しないならそんな会社を見限ればいい。

辞めることになっても自分は何も困らないと思えるなら、

会社に対しても強気でいられます。

 

余裕が持てるわけです。

 

【2】会社を辞めたいけれど、辞められないというジレンマ

つまりは、会社を辞めたいけれど、辞められない。

それが、パワハラ問題の根本にあります。

 

そして、辞められない理由は、基本的にはお金です。

次の就職先を決めるのに十分な貯蓄がないか、

もしくは別の定期収入を得る方法がないために、

パワハラに対して改善を求めることが難しくなっている。

 

十分な貯蓄を貯めるには長い期間がかかります。

そうしたら、基本的には別の定期収入を得るしかないでしょう。

 

もちろん、別の定期収入を得るのも、簡単ではありません。

 

収入を得る方法としては、投資、労働、起業の3つがあります。

 

しかし、投資は十分な貯蓄がなければできません。

パワハラを受けている状態で、掛け持ちで労働するのも無理があるでしょう。

職場で一日を過ごすだけでも、精神的にはクタクタです。

また、労働すること自体に対しての嫌悪感を生まれます。

ですから、掛け持ちで労働をするのも、非現実的です。

 

 

そうなると、起業という手段しか残されていません。

 

【3】パワハラ被害者に、「起業」が現実的な選択肢となるか

起業と聞くと、たしかにかなり非現実的に聞こえます。

しかし、現在は起業はそれほど難しくはありません。

 

「副業から始めて、収入が安定したら起業」という流れが

一般化してきているからです。

 

たとえば、「1分で感動」というサイトを運営されている方は、

副業でサイト運営をし、そこから独立されています。

 

有名なところで言えば、「クビでも年収1億円」の著者小島歩さんもそうです。

 

あなたも同じようにすればいいのです。

会社を辞めるために、副業を始めるのです。

 

【4】どんな副業がよいのか

会社を辞めるためには定期収入が必要であり、

それが副業によってもたらされるとなると、

どのような副業がよいのか、という話になります。

 

この中で、私がパワハラ被害者にお勧めするのは、

カウンセラー・コーチ・コンサルティング業での副業です。

 

理由は簡単で、単価が大きいからです。

そして、時間的な都合もつきやすい。

実践のむずかしさも、他の副業と同じくらいです。

言い換えると、他の副業がうまくいくなら、コーチ業でもうまく行きます。

それなら、一番単価の高いカウンセラー等で副業を始めたほうがよいのです。

 

何より、社会貢献できるのが大きいですね。

 

パワハラ被害を受けている人は、他人への感受性が高い人が多く、

人の役に立ちたいと思っていらっしゃる方が多い。

また、パワハラ被害を受けていることにより、

他人に貢献したい気持ちが強まっています。

 

副業をする動機の1つは、間違いなくお金です。

ですが、お金だけでは動機は続きません。

人の役に立つという視点がないと、続かないのです。

 

その点、カウンセラー・コーチ・コンサルティング業は、

直接人と触れ合うため、人に貢献している実感が持ちやすい。

ですから、カウンセラーなどの支援業を、おすすめしています。

 

 

【5】支援業のテクニックがない場合は?

しかし、きっとあなたは

「私には、カウンセラーなんて無理!」と、きっと思われるでしょう。

そのお気持ちはわかります。

ただ、そのような心配はしないでよいです。

 

たとえば、「相互コーチング.jp」というサイトで、

無料コーチングを受けてみてください。

 

コーチと名乗る人たちのレベルが、よく分かります。

カウンセラーについても、同様です。

はっきり言って、酷い人が多い。

 

テクニックがないのではなくて、

そもそも人を助けたいという気持ちが、

伝わってこないのです。

 

お金儲けにしか興味がないような、

酷い人たちがいっぱいいあmす。

 

信じられない話ですが、

自分の話しかしないようなカウンセラーもいます。

また、相談者に「相性が合わないから」と言って、

相談を断ったコーチもいます。

そんな人たちがカウンセラーを名乗っているのが現在です。

 

法律的にも、

カウンセラー・コーチ・コンサルティング業に、免許は不要です。

誰でも、カウンセラー・コーチ・コンサルタントを名乗れます。

 

そのような状態ですから、

被害者の立ち位置に立って話を聞けるだけで、

かなり優位に立つことができるのが、現状です。

 

【6】マーケティングのほうが重要

カウンセラー・コーチ・コンサルティング業の根本は、

クライアントに貢献したいという想いがあるかどうかです。

まずはこれがあるかどうか。

 

ここさえあれば、自然とテクニックは身につきます。

また、自然と必要な情報も入ってきます。

 

もちろん意識的な訓練は必要です。

何も練習せずに支援業を始めるのは、難しいでしょう。

しかし、パワハラ被害者であり、特に女性なら、

何も特別な訓練は受けなくても、

十分にカウンセラーとしての最低限の技術は身に付けています。

 

ですから、テクニックが不十分すぎるということは、まずありません。

むしろ大切なものは、マーケティングです。

 

マーケティングとは、セールスを不要とするための技術。

つまりは、売り込みを不要とするための技術です。

 

売り込みが苦手な人のために、

マーケティングがあると言ってもよいでしょう。

 

【7】マーケティングの基本は、バリュー・プロポジション

マーケティングの基本は、バリュー・プロポジションです。

これは、簡単に言えば、「あなただけに提供できる価値」のこと。

 

あなたが提供できる価値で、

顧客が望んでいる価値なのですが、

競合他社が提供できない価値のことを、

バリュー・プロポジションと言います。

 

 

つまり、顧客が望んでいる価値で、

あなただけが提供できる価値を見つけて、

それを社会に提供することです。

 

ここを見つけることがマーケティングの出発点であり、

そして、マーケティングの軸となります。

 

言い換えれば、ここが見つからないと、

マーケティングをすること自体が難しくなります。

 

その点で、アフィリエイトは難しいのです。

アフィリエイトは、同じ商品を売らなくてはいけないからです。

 

【8】アフィリエイトはどうなのか?

アフィリエイターは、簡単に言えば、代理販売業です。

他の人の商品を、代理人として販売して、

販売手数料があなたの収入となる仕組みです。

アフィリエイト用のサイトを構築し、メルマガ登録を誘導し、

メルマガでセールスをするのが一般的な流れです。

 

パワハラ被害者に対してアフィリエイターを私がお勧めしないのは、

競合他社が多いからです。

 

アフィリエイトは、他人がつくった商品を、

あなたが代理人となってセールスをして販売をします。

ですから、当然に同じ商品を扱う人が出てきます。

そして、基本的には販売金額が決まっています。

つまり、あなたから買う理由を作りにくいのが、アフィリエイトなのです。

代理販売ですので、バリュー・プロポジションがつくりにくいのです。

 

しかも、アフィリエイトをする前提として、

あなたが代理販売する商品について、あなたは良く知っていなければなりません。

つまり、あなたはその商品を前もって購入しなければならないのです。

 

長期的に販売できる商品もありますが、

そこにはすでに競合他社がたくさんいます。

売りやすそうな商品にも、競合他社がたくさんいます。

 

そのような中で商売ができるなら、

自分で商品を作って販売したほうが絶対に利口です。

 

ビジネスとして、アフィリエイトはそもそも難しいのです。

だから、おすすめしません。

 

【9】YOUTUBERはどうか

では、YOUTUBERはどうでしょうか?

私は、YOUTUBERは可能性があると思っています。

ですので、もし支援業の副業が難しいなら、

YOUTUBERを試してみるのはよい手だと思います。

 

なぜなら、YOUTBERは、バリュー・プロポジションを作りやすいからです。

顧客が望んでいる価値は検索でわかりますし、

競合他社についてのリサーチも簡単です。

動画を作ることで、あなたらしさの提供もしやすくなります。

特にYOUTUBEの動画は、その提供者の世界観に惹かれてみますので、

一度ファンになってくれると、何度もリピートしてくれます。

 

この点で、YOUTUBERには将来性があると思います。

ただし、収益化するまでにはかなりの時間がかかるのが一般的です。

 

広告収入の金額は公にはされていませんが、

動画の再生回数の10分の1ぐらいが、広告収入となると言われます。

10,000回再生されたら1,000円の収入ですね。

 

私はYOUTUBERの明日香チャンネルさんにインタビューをしたことがあります。

この方は半年程度でチャンネル登録者数が10,000人を超えたような

すごい成長をした方です。

それでも1つの動画の再生回数は、平均10,000回ぐらいです。

 

 

動画の数が多いので、十分な収益になっているとは思いますが、

そこまで動画を投稿するのが、パワハラ被害者には大変でしょう。

 

経験上、少なくとも、オープニングとエンディングは編集をしないと、

動画の再生回数は伸びないように感じます。

そして、編集には少なくとも、動画時間の倍はかかります。

たとえば、10分の動画を編集するだけで、20分はかかるということです。

 

おそらくYOUTUBERの人たちは、もっと時間をかけて編集をしているでしょう。

ですから、労力的にもYOUTUBERは、結構大変だと思います。

 

ただ、一度動画投稿さえしてしまえば、

基本的には放置しても、収入を得られるという点では、よいでしょう。

ただし、何度も言いますが、

動画を投稿するまでが大変ですので、動画投稿が好きな人でないと

続けるのは難しいでしょう。

 

【10】せどりはどうか?

せどりは、中古販売業です。

ですから、仕入れが必要となります。

また、出品作業等も必要となりますので、体力的にも厳しいでしょう。

粗利も大きくはないので、あまりお勧めはできません。

 

もちろん、粗利が大きい商品を扱えば別なのですが、

そうなると競合他社が多くなります。

 

競合他社が多くても問題がないなら、

最初からカウンセラー業などをしたほうが、

粗利が多く、労力も少ないです。

 

ですから、せどり自体は反対しませんが、

せどりをするよりも、カウンセラーなどになったほうがよいと思います。

 

【11】副業をするなら、独自性を出しやすいものを

アフィリエイトも、YOUTUBERも、せどりも、

どれも副業としては悪いものではありません。

ただ、これらができるなら、

カウンセラー・コーチ・コンサルティング業もできます。

 

そして、カウンセラー等のほうが

単価は高く、時間的拘束も少なく、

何より人の役に立っている時間を持ちやすい。

そして、あなたのパワハラ被害経験が、

マーケティングにおいても役立つのです。

 

あなたが辛い経験をしたことは、

間違いなく、相談者(クライアント)の共感を呼びます。

この人なら私の気持ちを分かってくれると、

クライアントに思ってもらいやすいのです。

 

つまり、あなたに依頼する理由がつくられやすい。

 

もちろん、アフィリエイト、YOUTUBERなどでも、

パワハラ被害をあなたの独自性として強調することはできますが、

だからといって、あなたから購入する理由や、あなたの動画を観る理由にはなりにくい。

つながりがないからです。

 

 

その点、あなたが辛い経験をしたことと、

あなたがカウンセラー等をしていることはつながりやすく、

あなたに依頼する理由になるのです。

 

最終的には、あなたに依頼する理由が必要となりますが、

そのときに、あなたの被害経験が役に立つのです。

 

【12】まずは練習してみよう

パワハラ被害を受けているあなたにとって、

カウンセラー等になるのは、

それほど難しいものではありません。

 

しかし、そうは言っても、きっとあなたは

自分には無理だと思われるでしょう。

 

もしあなたがそう思われるなら、

一番簡単なものは、何かしらの講座を受けることです。

数万円で、カウンセラーの資格がもらえることに、

きっとビックリすると思います。

 

しかし、一番よい方法は、ボランティアで

カウンセリングを始めること。

 

相互コーチングや相互カウンセリングサイトに登録して、

練習をしてみることです。

 

大切なことは、あなたが取りうるリスクの範囲内で、

一歩だけ進んでみること。

 

一歩進んでみれば、新しい発見が必ずあり、

そして、あなたには新しい経験が身についています。

 

今まで何気なく視聴していたテレビ番組の司会者が、

いかに聞き上手かが分かったりするでしょう。

たとえば、明石屋さんまさんは、本当に聞き上手で、

あいづちのタイミング、声の大きさなど、

研究すればするほど感動します。

 

相互コーチングや相互カウンセリングのサイトを、

覗いてみるだけでも、きっと得るものがあるでしょう。

ぜひ、一度動いてみてください。

 

もし、もっと詳しくコーチング等の副業・起業に興味があれば、

下記の画像をクリックしてください。

第7回で、副業・起業について書いています。

 

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20160804

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