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「自己中心的な性格を直したい」と思っている、パワハラ被害者のための「セルフイメージ」の原理

投稿日:2017年4月4日 更新日:

「自己中心的な性格を直したい」、「わがままな自分がイヤだ」とおっしゃる方がいます。

しかし、そのように悩まれる方は大丈夫です。

本当に自己中心的な人は、そもそも自分が自己中心的だとは思っていません。

 

しかし、それでも性格を直したいと思う理由があるのでしょう。

ですから、どうすれば性格が変わるのかについて、お話ししたいと思います。

Sending a hug from me to youCreative Commons License TraumaAndDissociation via Compfight

【1】「自己中」だと悩む理由

パワハラ被害に遭われている方には、「自分は自己中心的だ」と思っている方が多くいらっしゃいます。

それは、加害者や周囲から、「自己中心的だ」と言われ続けるからです。

人は、それぞれ自己概念(セルフイメージ)を持っています。

そして、そのセルフイメージは、他人のあなたへの言動によって定まります。

つまり、他人から「あなたは本当に自己中心的だね」と何度も言われると、自分が自己中心的な性格だと思うようになるのです。

 

【2】セルフイメージを変える方法

他人の言動から、あなたはセルフイメージを作っています。

では、一番簡単な性格の変え方は、他人からの言動を変えてもらうことです。

 

大学になってから、急に活発的になった同級生はいませんか?

または、そのとき付き合っている恋人によって、暗くなったりする人を知っていませんか?

これは、他人からの言動が変わったことによって、性格が変わるわかりやすい例です。

 

実際、私も大学生よりも前と、その後では大きく性格が変わっていると思います。

 

【3】他人の言動は、諸刃の剣

環境が変われば、他人のあなたへの言動も変わります。

ですから、あなたの性格も変わっていきます。

しかし、他人があなたの望む性格にしてくれるとは限りません。

付き合う相手を変えることで性格を変えることはできますが、付き合う相手を間違えるとあなたに大きな悪影響が起きてしまいます。

他人を利用して自分の性格を変えようとするのは、諸刃の剣なのです。

 

【4】セルフトークと、セルフイメージ

そこで、役立つのが、セルフトークのコントロールです。

セルフトークというのは、心の中の声のこと。

本を読むときに、心の中で声にしているでしょう。

もしくは、マンガで吹き出しで書かれる心の声がありますね。

あれが、セルフトークです。

 

セルフトークは、自分の心の声です。

ですが、セルフトークは、セルフイメージに大きな影響を与えます。

「自己中心的だね」と言われても、心の中で《あなたほどでは、ないけれどね》と答えているなら、自分が自己中心的だと悩むことはありません。

 

 

それどころか、《私ほど他人を大切にする人はいない》と思っていたなら、自己中心的だと悩むことなどありません。

つまり、セルフイメージを決めるのは、セルフトークなのです。

 

私達は、他人のあなたに対する言動を取り入れて、セルフトークをつくり、そしてセルフイメージを作ります。

つまり、「自己中心的だね」と何度か言われて、《私は、自己中心的なのかも》とセルフトークをし、《自己中心的で嫌な性格》というセルフイメージを作り出して、悩むのです。

ですから、セルフトークを変えれば、セルフイメージも変えることができます。

 

【5】セルフイメージは、結局のところ自己評価

セルフトークの積み重ねが、あなた自身のセルフイメージを作っています。

ですから、最終的には自分のことを、どう評価するかによって、あなたの性格は決まります。

「私は最低なヤツだ」と本気で言っている人がいるとして、その人が明るい性格になれるはずがありません。

自分の性格をどのように評価するかが、自分の性格となっていくということです。

 

ですから、他者貢献が大好きな自分になりたければ、そのように自己評価をし続ければよいのです。

他者貢献したときに「自分らしい」と捉えて、他者利益を忘れていたときは「自分らしくない」と評価し続けるのです。

 

もちろん、性格が変わるまでこれを続けるのは、簡単なことではありません。

ですが、性格を、原理を使って変えることができると思えるのは、あなたにとって大きな救いとなるはずです。

ですから、ぜひ挑戦していただけたらと思います。

 

これは、自分が「臆病者」だと思って悩んでいるときも、使える原理です。

自分の性格で悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。

 

自分を変えていくための原理を、しっかりと学びたい方は、次の講座もご覧ください。

【パワハラ被害者限定】プロフェッショナル・コーチ養成講座
【1】パワハラは、自己イメージを下げる パワハラは、自己肯定感・自己効力感を引き下げます。 自分に対する信頼が、奪われていきます。 「自分は存在する価値があるのか」、「自分は無能ではないのか」と、つい思ってしまうのです。 味方がいない状況で、自己肯定感を保つのは簡単なことではありません。 物事がうまく進まないときに、自己効力感を高く保つのも同様です。 ですから、自分を低く評価してしまっているとしても、それは当然のことだと思います。 【2】わたしが、あなたに望むこと ですが、私は、あなたに、凛としていてほしいのです。 加害者に対して、精神的には圧倒していてほしい。 加害者にやり返しをするのは、リスクの関係上、できないかもしれません。 加害者への反撃は、なにかしらへのパワーへの反撃です。 そこには必ずリスクが伴うため、どれほど精神的に優位でも、反撃できるとは限りません。 ですから、反撃はできなくてもよいのです。 ですが、そのような障害がなければ、反撃をできるという高い自己イメージを持ち続けてほしい。 そう思っています。 Jeff Djevdet via Compfight 【3】カウンセリング・暗示では、できない しかし、そのような高い自己イメージは、カウンセリングでは身につきません。 カウンセリングはあなたの自己イメージを、元に戻すことは可能でしょう。 しかし、あなたの自己イメージを、はるかに高めることはできません。 自己暗示でも不可能です。 自己暗示をかければ、現実を無視することはできるかもしれません。 しかし、それでは賢明な行動を取ることができません。 あなたに必要なものは、「自分らしさ」を徹底的に高める技術です。 【4】グリーンベレーの自己評価 コーチングは、もともとはスポーツから発展しました。 そして、それは軍隊の中にも取り入れられています。 コーチングの創始者ルー=タイスは、陸軍特殊部隊グリーンベレーにも、コーチングを導入しているのです。 このコーチングの中心にあるのは、エフィカシーを高める技術です。 エフィカシーとは「自己のゴール達成能力の自己評価」と定義されるものです。 「自分にはゴールを達成する能力がある」といかに確信できるか、とも言えます。 &nbsp

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