「コーチング理論に基づくマーケティング」は、音声教材です。
上記2つともダウンロードしてご利用ください。
クライアントがあなたのコーチングを依頼しないのは、コーチング・セッションがコンフォートゾーンに入っていないからです。
コーチング・セッションがコンフォートゾーンに入らない限り、クライアントはあなたにコーチングを依頼しません。
反対に、コーチング・セッションがコンフォートゾーンに入れば、クライアントはクリエイティブにコーチングを受ける方法を考え出します。コーチングの報酬の支払方法についても、分割・借入などを含めて、自ら考え始めます。
もちろん、クライアントの中には経済的に厳しい状況の方もいらっしゃり、必ずしも依頼に結びつくわけではありません。あなたに依頼するのを望んでいても、他のゴールとのバランスのために「依頼しない」という判断をする方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのクライアントとあなたとの間にあるハイパーラポール関係は残ります。その方は、あなたのコーチとしての活動を広げてくれる応援者となります。あなたの情報発信に対してコメントをくれたり、シェアしてくれたり、あなたの情報発信を広げてくれるのです。コーチングの依頼に至らない場合であっても、あなたにとっては欠かせない仲間となってくれるのです。
もちろん、クライアントとハイパーラポールを構築する以上、たとえ依頼に結びつかなくても、コーチであるあなたには責任が生じます。依頼を受けていないからといって、その方に対して責任を負わないわけではありません。
ハイパーラポールが、ネガティブラポールに変わる可能性もあります。欠かせない仲間が、急進的な批判者となる可能性もあります。
そうなる可能性も含めて、自分の責任だと思える人だけが、マーケティングを行えるのです。
マーケティングによってコーチングを受ける人が増えれば増えるほど、”私もコーチングを受けたい”という人が増えるでしょう。そして、私のクライアントがそうであるように、自分もコーチとして活動したいと思い、実際に活動を始めるでしょう。このようにして、コーチングは少しずつですが、確実に広まっていきます。
もちろん、マーケティングは簡単ではありません。実際にクライアントから依頼を受けることができているコーチはまだまだ少数であるのが現実です。SNSをしてもフォロアーが増えず、動画を出してもチャンネル登録者が増えず、メルマガを出しても登録者が増えないのが現状です。イベントを企画して実行しても、参加者がいないこともあるでしょう。マーケティングは決して簡単ではありません。
しかし、私たちコーチにはマインド=「脳と心」についての、体系的で実践的な知識があります。マインドの仕組みについて、プロフェッショナルとしての知識があります。このマインドについての知識をマーケティングに応用するのが、コーチングセオリー・ベースド・マーケティング(Coaching Theory Based Marketing)です。
もしかしたら、コーチング理論をマーケティングに応用するということに、違和感を持たれるかもしれません。コーチング理論によって、クライアントを依頼に結びつけることに罪悪感を持たれるかもしれません。
しかし、その根底には、マーケティングに対する思い込みがあります。マーケティングとは、あなたのビジネスを継続・発展させるための活動のことです。そして、ビジネスとは社会貢献ですから、マーケティングとは社会貢献活動を広めるための活動なのです。
もしあなたがマーケティング活動に躊躇するとしたら、それは社会貢献活動に躊躇することと同じです。
コーチングをすることは、まさに社会貢献活動ではないでしょうか?
コーチングを受けてセルフイメージが高まった人々が増えれば、社会は急速によくなっていくでしょう。誰もが高いゴールを掲げ、ゴールに邁進する社会であり、それをサポートし合うのが当然であるなら、社会はどうやってもよくなっていくでしょう。誰かが「これをやりたい!」と言うと、「サポートします!」という人が出てくる社会です。このような社会を実現できるのがコーチングです。
そのような社会をつくるためには、コーチングを依頼することがコンフォートゾーンであるようにする必要があります。クライアントにとって、コーチングを受けるのが「自分らしい」と思ってもらえるように働きかけをしていく必要があるのです。その働きかけをコーチング理論に基づいて行うのが、CTBMです。
CTBMを身につけることで、あなたはコーチング理論にも基づいて、クライアントに対して適切に働きかけることができるようになります。
反対から言えば、不適切な働きかけをやめることができるようになります。たとえば、「コーチングとは?」「ゴールとは?」といった抽象的な情報発信が不適切であることが理解できます。また、自分が経験したことがない分野について語ることが不適切であることもわかります。たとえばあなたが過去に教育に携わったことがないのに、”教育はこうあるべきだ”と理論を振りかざすことの不適切さがわかります。「儲かりそう」という理由だけで参入することは、不適切であると理解できます。
CTBMを身につけることで、あなたは、あなたのゴール実現のために最適な情報ができるようになります。あなた自身のゴールについて語るべき理由、しかし、ゴールについて語るだけではクライアントに届かない理由が明確に分かります。
多くのコーチは、コーチング理論を語ります。「ゴールとは?」、「エフィカシーとは?」、「現状の外とは?」など理論について語っています。しかし、あなたが語るべきものは、あなたのゴールです。
あなたがゴールを語ることにより、クライアントはあなたのゴールを共有することができます。言い換えると、あなたがゴールに向かうことが、そのままクライアントのゴールの実現になるようになるのです。