【雑記】教えるのではなく、学ぶのを支援すれば、子供は学ぶ。

月に2回、子ども食堂というものが開催されます。

簡単に言えば、

子どもが無料でごはんを食べられる会です。

こども食堂ネットワーク : こども食堂で食べたい人
「今晩のご飯はボク1人なんだ」「お母さんがお仕事の日はお弁当を買って食べるの」そんなとき、こどもが1人でも入れるのが“こども食堂”です。私たち『こども食堂ネットワーク』はこども食堂へ行きたい人、手伝いたい人を結びます。

昨年の12月ごろから、参加させていただいています。

 

【1】20年間、ほとんど何も変わっていない。

家庭教師経験があるので、

子ども食堂が開催される前の、

宿題をする時間で、質問に答えたりしています。

 

基本的には、ただ一緒に宿題をしてあげるだけです。

中学生が数学のプリントを解いていたら、

一緒に解いているだけ。

小学生がローマ字の練習をしていたら、

一緒に練習しているだけ。

 

このように、その子供たちとやることを共有するだけなのですが、

そこでのやり取りを通して、

少しずつ子供たちとの距離も縮まってきました。

 

その上で思うのは、

子どもたちは全然変わっていないということ。

そして、大人も変わっていないということです。

 

子供たちの性格も変わってはいないし、

学力レベルも変わっていないし、

つまづくところも全く同じです。

ほとんど変わっていないです。

大人も同じで、ほとんど変わっていません。

 

【2】正解を教える大人たち

宿題をするときに気になるのが、

教師、大人が正解を教えようとすることです。

 

教えるべきは、正解ではありません。

教えるべきは、問題解決の方法であり、

問題解決に必要な知識です。

 

子供に教えるべきことがあるとすれば、

つねにもっと応用範囲の広い知識です。

その問題にしか役立たない知識は、教えなくてもよいのです。

 

しかし、そもそも学校で、

問題解決の一般的手法を学ばないので、

当然に、それも応用ができません。

 

【3】証明問題は、ゴール設定から始まる

たとえば、中学校の証明問題は、

一般的な問題解決の手順に従えば、

簡単に解ける問題が多いのです。

 

一般的な問題解決の手法とは、

次の4つの手順を踏むことです。

  1. ゴール設定
  2. 障害の認識
  3. 中間目標の設定

まずはゴールを設定する。

そして、ゴール達成を妨げる障害を書き出し、

障害を中間目標に変換する。

この手順で、考えれば証明問題は解けます。

 

「2つの三角形が合同であることを、証明せよ」と書かれていたら、

まず、証明することを妨げる障害を書き出す。

たとえばそれは、次のようなものかもしれません。

  • 頭の中がごちゃごちゃしている。
  • 合同条件を使うタイミングがわからない。
  • 合同条件を覚えていない。
  • 対応する辺、角が分からない。
  • 証明の書き方が分からない。

そうしたら、これを中間目標に変えるのです。

  • 仮定を整理する。
  • 合同条件を確認する。
  • 対応する辺、角を確認する。
  • 証明の書き方を確認する。

そして最後にこれをステップに変えます。

どこから取り組むのがよいのかを考えるのです。

  1. 対応する辺、角を確認する。
  2. 仮定を整理する。
  3. 合同条件を確認する。
  4. 証明の書き方を確認する。

そうなれば、まずは対応する辺、角を確認してみてみればいいとわかります。

 

教師は、最終的なこの順番、方法を教えるのですが、

どういう順番で何をすればよいのかを、

最初から子供に教えてはいけないのです。

それは、子供が学ぶチャンスを奪ってしまうからです。

 

【4 】子供たちは、学びたがっている

子供たちも、何をどうすればよいか、

1つ1つ教えてほしいわけではない。

 

むしろ、自分の力でできるようになりたいと思っています。

子供たちは、教えられたくはないのです。

ただ、学びたがっているのです。

 

何かを教えられることではなく、

自分で学ぶことをしたいと思っています。

 

ただ、教えることができる人はいても、

学びをサポートできる人が少ない。

 

子供たちのニーズが、満たされていないのです。

 

【5】人が求めるのはサポート

人が求めるのは、サポートです。

自分がゴールを達成するための、サポートを求めています。

自分の代わりに、ゴールに行ってほしいわけではない。

 

私にも目指すべき社会があります。

しかし、それがいつの間にか達成されていたら、

うれしくもあり、悔しくもあるでしょう。

やはり、どこかで自分の手でしたいという思いがあるのです。

 

でも、私達は往々にして、

代わりにしてあげたくなりますし、

自分ができない場合は、「君にはできない」と言いがちです。

 

そのどちらも、望まれていることではない。

私達が求めるのは、

ゴールに向かうことをサポートしてくれる人です。

 

ですから、もしあなたが人の役に立ちたいと思ったら、

教えるのではなく、無理だというのでもなく、

その人ができるようになるサポートをしてください。

 

相手ができるまでサポートするのは大変な根気が必要です。

ですが、それをする価値は十分にあると思いますよ。

 

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三國 雅洋 について

パワハラ問題解決の専門家 行政書士・プロフェッショナルコーチ・元医療法人理事 法律・心理・経済の専門知識を使って、パワハラ問題を総合解決へと導く日本唯一の専門家
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