「いい人」は「自分ではない誰か」のために動きます。
ですから、身動きが取れないときにこそ、
「誰かのため」を考える必要が出てきます。
「いい人」が自分を大切にするために、何より大切となるスキルがあります。
それは「自分のためではない、誰かのため」を意識するスキルです。
たとえば、「いい人」は会社のパワハラ問題についても、自分のためだと思うと動きません。でも、職場のためだと思うと動けるようになります。— パワハラ解決!法律家&コーチ 三國雅洋 (@artof_challenge) 2016年12月6日
【1】「誰かのため」を考えると、行動できる
「いい人」の特徴は、
「誰かのため」が強いモチベーションとなることです。
他人からみたら”きれいごと”かもしれません。
または、自己満足に見えるかもしれません。
でも、それでよいのです。
大切なことは、身動きできない状況から逃れること。
たとえば、パワハラで身動きできない状況から動くために、
家族のためだと考えて、転職活動を始めるのはよいことでしょう。
動かずに耐えているよりは、かなり建設的です。
また、会社のためと考えて、
職場の改善のための行動を起こすのもよいでしょう。
たとえば、トップに直談判したり、労働局に通報したり、
職場のために動き出すことができるなら、
それは素晴らしいことです。
【2】「誰かのため」を考えると、創造的になる。
「いい人」は、自分のためだとやる気がわきません。
そして、やる気も長続きがしません。
モチベーションは「誰かのため」にあるのです。
そうすると、自然と結果を求めるようになります。
パワハラ被害者を助けたいと思っているのに、
パワハラ被害者にメッセージが届かないのは
おかしなことです。
そうすると、さまざまな方法を自然と考えるようになります。
たとえば、私はブログ、Youtube、twitterをしているだけでなく、
電子書籍を出版したり、ポッドキャストも不定期で配信しています。
これはもちろん、私自身の利益のためでもあります。
ですが、さまざまな方法を思いつくのは、やはり、
どうやったらパワハラ等で辛い状況にある「いい人」を
サポートできるかを、ずっと考えているからです。
自分のためだと考えると、どうしてもやる気が続かず、
むしろむなしくなってくるものです。
【3】 「誰かのため」だと粘り強くなる。
『GRIT』という本の中で、やり抜くためには情熱が必要だとしています。
そして、その情熱とは、興味と目的があること。
言い換えると、他者にとって意味があることであり、
自分にとっての楽しいことです。
つまり、誰かのためであり、
それが自分の喜びにもつながっている場合、
人は自然と粘り強くなるのです。
だからこそ、行動を起こし、さまざまな解決策を探すのでしょう。
これも考えてみれば当然のことです。
あなたがそれをやめてしまえば、
その誰かがあなたの恩恵を受けられなくなります。
だからこそ、粘り強くいられるのです。
【4】素直に「誰かのため」を認める
私達は、家や学校では「誰かのため」を褒められてきました。
しかし、社会一般においては
「偽善的な行為」、「自己満足」と揶揄されるため、
「いい人」であることを隠さなければ、
ならなくなっています。
でも、人のためにを素直に認めてもいいじゃないですか。
誰もが、本音の部分では
社会のためや人のために働く人を求めています。
また、善行を偽善だと揶揄したり、
自己満足だと言う人を、
吐き気を催すぐらい嫌っているものです。
いわゆる「いい人」が好きか嫌いかは、
価値観の問題です。
ですから、あなたはその価値観を素直に認めればいい。
もちろん、「いい人」がハッピーに生きるには、
生きづらい部分はあるかもしれません。
しかし、「いい人」で生きることは無理なことではありません。
心理学的にも、「いい人」でありつつ、成功者と呼ばれる人は多いことが
分かっています。
素直に、「いい人」でいたいと認めましょう。
そして、そのために少しずつでも、
できることを行っていきましょう。
「誰かのため」だと思って進みましょう。
自分が辛い状況にあるときは特に、
「誰かのため」を考えるようにしましょう。
すると、きっとあなたの中に、
行動を起こす強いモチベーションが生まれてくるはずです。
〈追伸〉
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