パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

証拠が、味方を作り出す。【職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する】

投稿日:

「分数できない」社員の指導法は? 「傷つけてパワハラ呼ばわり」は困る
近年問題化するケースが増えてきている「パワハラ」。悪質なものが明るみに出るのは必要なことだが、上司や……….≪続きを読む≫

【理論編】

 分数ができない部下に、

 仕事の必要上、計算ドリルをやらせてもよいかという、記事でした。

 

 これは、やはり具体的な事情による、ということになるでしょう。

 社会的に見て許容できる行為であると言えるかどうか、です。

 言い換えれば、社会を説得できるような事情があるかどうか、です。

 一般的には「計算ドリルを渡された。人格否定だ!」とパワハラを主張しても、

 「計算できない君が悪いよね。」となるでしょう。

 一方で、計算ドリルを渡すことが、

 本人への戒めの形を取った、

 嫌がらせの一種であると認めるに足りる事情があれば、

 それはパワハラとされるでしょう。

 
 たとえば、普段からチクチクと言っていて、

 そのせいで思考能力が落ちてきているときに、

 分数の計算をさせたら、計算を間違えた。

 そこで、さらに辱めるために、計算ドリルを渡した、というような事情です。

 結局は、具体的な事情の差です。

 そして、それは結局は証拠の有無なのです。

 もちろん、証拠と言っても、

 録音や録画をするのは難しいでしょう。

 ですから、最初はメモだけでもいいんです。

 

 最初はメモだけでも、

 その数が何十ともなれば、

 その事実の信ぴょう性が高くなります。
 
 

 そして、その証拠を用いて、

 周囲の協力を得て、行動を起こし、

 さらにその結果をメモとして残せば、

 より証拠の信ぴょう性が高くなります。

 

 証拠をもとに行動を起こし、

 その行動した結果をまた証拠に残す。

 この循環によって、あなたの主張の信ぴょう性が高まり、

 周囲の人も味方になってくれるのです。

 

 もし、いま、パワハラ等に悩んでおられるのなら、

 まずは被害事実をメモにすることから始めましょう。

 その小さな一歩が、あなたが自分自身を助ける出発点です。

 
【実践編】

1 周囲を巻き込む必要があるようなゴールを思い浮かべましょう。

2 そのために必要な小さな一歩を、踏み出しましょう。

3 行動した結果を、ブログなどで書き込んでいきましょう。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

パワハラを行政に相談に行くときは、法律家といくと対応が変わる。

労基署や労働局に相談に行くとき、 法律家と一緒に行くことで、 対応が大きく変わることがあります。   【1】電話対応から推して知るべし 行政の担当者は、労働問題の専門家のはずです。 しかし、 …

パワハラ・職場モラハラの加害者は、がん細胞である。

パワハラ・職場モラハラが放置される職場に 未来はありません。 一刻も早く、その職場から抜け出すことを 考えるべきです。   どうやったら加害行為をストップさせるかよりも、 どうやったらその職 …

no image

パワハラで困っている「いい人」こそ、ブログでの価値提供を始めるべき理由

パワハラで困っている人には、いますぐでもブログでの情報発信を始めてほしい。 それは、ビジネスの本質が社会貢献であり、「いい人」ほどビジネスに向いているからです。 しかし、どれだけ向いていても、ある程度 …

no image

会社を辞めたいと思ったついでに。【職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する】

40代、50代になっても同じ会社に居続ける理由今や多くの人が経験する転職。特に若手の場合は入社後数年で退職するという例も少なくなくなった。一方、転……….≪続きを読 …

no image

パワハラから起業・副業で脱出するために、「魅力的なプロダクト」を考える。

パワハラから脱出するための独立・起業ではスピードが大切です。 顧客対象に、すばやく反応してもらう必要があります。 そのためには、顧客にとって「魅力的な商品・サービス」を作らなくてはなりません。 Mar …