パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラ加害者と、仲良くなることは諦める。

投稿日:2016年11月21日 更新日:

仲がよかった人から、パワハラを受け始めることは、頻繁にあります。

 

急に態度が変わって、あなたには身に覚えがない。

しかし、どんどん嫌がらせがエスカレートしていく。

このようなことは、”ときどき”ではなくて、”頻繁に”あります。

 

【1】あなたがするべきこと

このようなとき、あなたがするべきことは、仲直りをすることではありません。

どこまでなら許すのかを決めることです。

 

特にパワハラ行為について言えば、いつまで耐えるつもりなのか、

その最終期限を決めることです。

 

つまり、見切りをつける期限を切ることです。

 

【2】人は変えられない

あなたは、相手を変えることはできません。

ですから、諦めるしかないのです。

 

もともと仲がよかっただけに、

「なぜこんなことになったのか」と、

考えたくなる気持ちは、痛いほどわかります。

 

しかし、相手はあなたが知っている相手ではありません。

もう、昔のように付き合うことはできません。

 

昔のような関係性に戻ることはできないのです。

喪失したという事実を、認めてみてください。

 

喪失したという事実を認めることが、次へ進むことにつながります。

 

【3】喪失したものを認めること

新しい変化を起こしたいとき、

なぜ変化を起こすことができないのか。

 

それは、喪失しているのに、喪失していないと思い込むからです。

夫婦に始めて子供が生まれたら、夫婦二人きりの時間はもうありません。

しかし、「夫婦二人きりの時間を、喪失したくない」と思う。

だから苦しくなるのです。

 

「取り戻したい」ではなくて、「失いたくない」と思う。

ここには、”まだ喪失していない”という勘違いがあります。

 

パワハラ被害でも同じです。

完全に人間関係が崩れているのに、崩れていないと思うから苦しいのです。

 

パワハラ被害を受けた時点で、加害者との良好な関係は、失っています。

この喪失した事実を認めないから、判断を誤るのです。

 

【4】失った事実を認めるから、ゴールが決まる

喪失した事実を認めるからこそ、次のゴールを見つけることができます。

 

ですから、先にするべきことは、元々の関係性について手放すこと。

現時点ではマイナスの関係性であることを認めること。

そして、将来においても、

同じような関係性が続く可能性が高いと認めること。

 

その上で、今後どのような関係性を築きたいのかを考えましょう。

それが次のゴールです。

 

いずれにしても大切なことは、加害者に対して、

あなたが抱いていたポジティブな思い込みを外して、

現状のあなたへの言動を、現状として認めること。

昔のような関係に戻ることはまずないと考えて、

今後もそのような言動が続くものとして、考えることです。

 

喪失したことを認めるのは、辛いことです。

しかし、ないものはないと思わないと、次に進めません。

まずは失ったことを認めることから、始めましょう。

 

〈追伸〉

もし今回の記事が、あなたのお役に立ったのなら、

こちらのメルマガもきっとお役に立ちます。

一度、お目通しください。

 

 

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

パワハラが法律上の定義を持ちました。

2019年5月29日、パワハラが条文上の定義を持ちました。 http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/198/meisai/m198080 …

no image

退職に関する法律(期間の定めがない場合)【職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する】

コーチング後に、 クライアントが、自分の思い込みを外して、 イキイキ・ワクワクと行動を起こしている姿を見ると、 コーチってよい職業だなと思います。 が、今日は法律家として、退職に関する法律論を書いてみ …

no image

自分にしかできない社会貢献を見つけると、自己肯定感をすぐに取り戻すことができる。

パワハラ被害を受けているときに、 自己肯定感を保つのは、簡単なことではありません。   日々繰り返されるあなたに対する言動に対して、 まず戦わなくてはなりません。 同時に、それに対して対策行 …

no image

「パワハラをされるのは嫌だ!」がパワハラ解決の出発点になる。

パワハラを受けている状態なら、まずはそれが嫌だということを認めてください。 そして、どうすればその嫌なことを減らせるのかを考えましょう。 嫌だという本音にフタをする必要はありませんし、我慢する必要もあ …

no image

パワハラへの恐怖で縛られているときは、意図的に思考力を落とさないと解決できない。

パワハラから抜け出すには、思考力をあえて落とす必要があります。 思考力を落とさないと、解決策を実行に移せないからです。 【1】思考力が高いと、解決策を実行に移せない 脳には「休止・計画モード」と「闘争 …

読者登録フォーム

【無料メルマガ】『パワハラを脱出する方法』
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス
受信形式
HTMLメール
文字メール
2016年11月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

パワハラなんかに負けない。

あなたはパワハラなどに負けたりしません。

法律面・心理面・経済面の3側面を考慮に入れた、現実的な解決策を実行しましょう。

パワハラ問題の専門家による現実的な解決法は、こちら。

↑無料個別相談会へのリンク

カテゴリー