パワハラ被害に遭っているとき、必ず集めてほしい証拠が2種類あります。
- 被害メモ
- ボイスレコーダー
この2つです。
【1】被害メモが必要な理由
ボイスレコーダーでの録音や、ビデオ録画などは、客観性の高い証拠です。
そのため、録音・録画さえあれば、パワハラの証拠は十分だと思われています。
しかし、パワハラの録音・録画は、被害メモがあってこそ本領を発揮できます。
被害メモに、日時と加害行為が書かれているからこそ、ICレコーダーからパワハラの言動を探せるようになるからです。
逆に言えば、被害メモがない状態で、ICレコーダーの中から加害行為を探すのは、物理的にほぼ不可能と言えます。
被害メモに、日時、加害行為の内容等が書かれているからこそ、ICレコーダーの録音が役立つのです。
【2】ICレコーダーが必要な理由
一方で、被害メモだけでも足りません。
ICレコーダーの録音があるからこそ、被害メモの内容について信ぴょう性が高くなるのです。
被害メモは、ねつ造をしようと思えば、いくらでもできるものです。
そのため、被害メモの内容が事実であることを信じてもらうためには、客観的な証拠も必要なのです。
そして、その客観的な証拠となるものがICレコーダーです。
【3】被害メモとICレコーダーの両方が必要
つまり、被害メモとICレコーダーは、互いにその弱点を補強する役目を持っています。
ですから、両方の証拠を集めるようにしましょう。
ICレコーダーで録音をしつつ、被害メモを書き留めていくのです。
そして、それが1ヶ月程度たまった時点で、専門機関に相談に行きましょう。
証拠は使ってこそ、意味があります。
どんどん、証拠を活用して、状況を改善していきましょう。
証拠を使うことに関しては、きっと恐怖があると思いますが、あなたなら乗り越えられます。
勇気をもって、一歩踏み出していただけたらと思います。
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