仕事上のパワハラには耐えるべきなのか?

【1】パワハラを受ければ、誰でも能力は下がる

パワハラを受けると、脳は「闘争・逃走モード」というモードに入ります。このモードは「緊急事態で、身体を動かすモード」です。簡単に言えばパニックに近い状態です。

パニック状態で、自分の本領発揮をできる人などいません。誰でも仕事上の能力は下がります。

この時点で、職場の生産性は下がっています。

【2】職場全体の生産性も下がる

職場内の心理的安全性が、生産性に大きな影響を与えることをGoogleが発表しています。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48137

パワハラがある職場で、職員同士の信頼関係などはありません。生産性が上がるはずがないのです。

【3】生産性の低さはコストとして負荷される

生産性が下がるということは、コストが余分にかかるということです。

そして、そのコストは最終消費者に負荷されるのです。最終消費者が余分にお金を支払わされるということです。

【4】パワハラに耐えようとする必要はまったくない

パワハラに耐えることは、美徳ではありません。むしろ、社会に対して余分なコストを支払わさせることにもつながる行為です。

もちろん、耐えざるをえない状況というものはあります。転職先が見つかるまでの間や、起業が軌道に乗るまでの間は耐えざるを得ないかもしれません。

しかし、パワハラには耐えるべきだと思うのは間違いです。

あなたはもっと多くのことができる人です。ですから、もし耐えなくてもよい状況であれば、すぐにでも他の職場にいくことを考えてください。

あなたが自分の本領を発揮することが、あなたがもっともやるべきことです。そして、それは今の職場では不可能です。あなたの心身を守るためにも、できるだけ早く出てくれたらと思います。

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パワハラによるストレスを減らし、現状打開にも役立つ心理技術がある。

【1】自分で状況をコントロールできないことが、ストレスを強くする

心理学的にも、自分で状況をコントロールできないことが強度のストレスにつながることはわかっています。たとえば、満員電車で身動きが取れないと強いストレスになります。

それだったら、自分でコントロールできる、車を運転したほうが精神衛生的にはよいのです。

自分で状況をコントロールできるという感覚が、ストレスの強弱に大きく影響します。

【2】「自分なら打開できる」と思えることが大切

パワハラから受けるストレスも、同じです。自分が状況をコントロールできると思えるようになることで、パワハラによるストレスを大きく減らすことができます。

つまり、「自分ならこの状況を打開できる」、言い換えると「この状況は一時的なもので、長くは続かない(続けさせない)」と思えることが、精神衛生的には大切だということです。

この「私ならできる」と思える感覚のことを、自己効力感(セルフ・エフィカシー)と言います。

【3】自己効力感の高め方

自己効力感を上げる方法は、心理学的には4つ挙げられています。

  1. 成功体験を積むこと
  2. 他人が成功している様子を見ること
  3. 自分に「できる」と語りかけること
  4. 心理状態を利用すること。

これはつまり、”ゴールを実現している自分を、言葉、イメージ、感情でイメージすること”という風にまとめることができます。状況を打開し終わった自分の姿をイメージし、「私ならできる」と言語的に説得し、その昂揚感を感じることで、自己効力感は上がるのです。

【4】自己効力感が、解決には必要

上記のようなテクニックを使うことで、ストレス強度を大幅に減らすことができます。つまり、あなたの心身を守ることにつながるのです。そして、状況打開のために動くことにも役立つでしょう。

パワハラを解決するに当たっては、自己効力感は欠かせません。それは自分の心身を守るためにも大切ですし、実際に状況を打開するためにも必要となるのです。

ですから、自分が実際に状況を打開している様子をリアルにイメージし、自分を説得し、そのときの高揚感を感じるようにしてください。

一気に自己効力感を上げるのは、難しいかもしれません。日々、少しずつでもいいので、自己効力感を高めていきましょう。それが、一歩を踏み出すことにつながり、状況を変えていくことにつながります。

 

 

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パワハラを受けて先が見えないときこそ、やるべき2つのこと。

パワハラを受けていると、大きなジレンマにぶち当たりますね。現状維持の先には、暗い未来しかみえない。そして、現状の外側はまったく見通しがつかない。

先が見えない不安があって、動けなるんですね。最初は、パワハラに対して何をすればいいのかも分からない状態です。どの方向を見回しても、しっかりとした道が見えない状態です。

ものすごく不安ですよね。

このような状況で、やるべきことが2つあります。今回は、それについてお話しします。

【1】人間は、重要なものだけを認識に上げる

人は、重要なものだけを認識に上げています。たとえば、私達はいつも、自分の鼻が自分の視界に入っています。意識すれば、鼻の頭が見えるはずです。

しかし、普段はまったく気づかないですよね。なぜでしょう?それは、脳が情報を振るい落としているからです。

重要なものだけで認識に上げるので、現状が辛ければ辛いほど現状の情報が認識に上がりやすくなります。加害者の言動が、どんどん認識に上がりやすくなったりするのも、この仕組みで説明ができます。(だからといって、対処ができるわけではないですが)

【2】重要でない情報は、振るい落とされる

一方で、重要でない情報は振るい落とされます。

その結果、現状が辛ければ辛いほど現状にフォーカスがあたり、現状の外側(辞めるなどの選択肢)が認識できなくなります。

まさに悪循環が起きるのです。

【3】悪循環を防ぐ方法

そこで大切となるのが、現状の外側の重要性を上げることとなります。”今の自分にとっては重要でないことを、重要なものだとする”ということです。

現状の自分に認識できている選択肢では解決ができないのですから、認識の幅を広げなければなりません。

そして、それは現状の自分にとっては重要ではないことのはずです。

だから、現状の外側の重要性を上げる必要があるのです。

【4】こなすゴールは立ててはいけない

先が見えないとき、私を含めて多くの人は、”こなす”ゴールを掲げてしまいます。パワハラを受けている人が最初に掲げるのは、”どうやったら耐えられるか”です。とりあえず、辛い状態から脱出することを目指してしまうんですね。

ただ、”こなす”ゴールには2つの問題があります。1つは、それは現状の内側のゴールだということ。もう1つは、そのゴールではやる気が起きないということです。

それに向かうモチベーションが湧かないはずなんです。たとえば、”パワハラに耐える”というゴールを達成しても、結局パワハラを受けていることには変わりないわけですから。そんなゴールに向かって、やる気を起こせますか?

本当にパワハラに耐えたいのかと言えば、本心ではそうではないはずですよね。本心を言えば、すぐにでも会社を辞めたいし、加害者を解雇に追い込みたいのかもしれない。

それなら、それがゴールでいいんです。

そういう本心に基づいたゴールは自然と現状の外側のゴールになるはずです。

言い換えると、達成方法が皆目見当がつかないようなゴールです。

【5】方法に気づくのは、後

トイストーリー2という映画をご存じですか?あれはとても人間心理がうまく描かれている映画なんです。

バズとかが、さらわれたウッディを助けに向かう途中にさまざまな困難が出てくるんです。たとえば、交通量の多い道路を渡るなどですね。

交通量の多い道路を、バズ達は渡らないといけない。そのとき、周囲にロードコーン(カラーコーン)があることに気づくんですね。

そして、バズ達はそれをかぶって、道路を渡ります。

これが人間なんです。方法に気づくのは、後なんです。達成方法は、その時々に見えてきます。

【6】本心に従ったゴール設定

先が見えない不安があるとき、私達は今ある困難にフォーカスを当てようとします。そして、それを乗り越えようとしてしまうんですね。

でも、それが心から望むような目標やゴールではない。だから、動けない。

一方で、心から望むゴールは方法が分からないから、動けない。

じゃあ、先が見えないとき、どうすればいいのか。

結論を言えば、自分の本心に従って、どんな内容のゴールでもいいからゴール設定をする。(加害者に社会的制裁を与えるでもOK)そして、達成方法がまったくわからない状態でもいいので、とりあえず行動を始める。

【7】障害ではなく、ゴールに焦点を当てる

ゴールに向かう過程では、いろいろな障害が出てきます。そもそもが達成方法がわからないゴールを目指しているのですから当然ですね。障害が見つかったというのは、ある意味前進とも言えます。

達成方法が分からないようなゴールを目指していると、必ず障害が出てくるものです。たとえば、現状の私には、自分の電子書籍を100万部売る方法は皆目見当がつきません。影響力の壁のようなものも感じます。

障害が出てきたときこそ大切なことは、ゴールを意識することです。現状で障害を克服する方法は認識できていないのですから、障害に注目しても解決策は出てこない。だから、ゴールにフォーカスを当て続ける。

【8】言うは易し、行うは難し

ゴールにフォーカスを当て続けるというのは、言うは易し行うは難しの典型です。人間の性質上、障害に注目してしまうものですから。

だからこそ、「ゴールを思い出そう」、「ゴールに意識を向けよう」、となるわけです。たとえば、先ほどの電子書籍を100万部売るというゴールにフォーカスを当ててみると、たとえば電子書籍を1000冊出せば、それぐらいは簡単に行きそうだとは思いますね。どれかが当たるだろうと思うし、1つ当たれば他の書籍も買ってくれるでしょうから。実際は100冊ぐらいでよいと思いますが、大切なことは具体的な方法論ではないですね。

障害ではなくて、ゴールに意識を向けて、その実現方法を考えてみることで、初めて思いつくアイデアがあるということが大切です。ゴールを意識することで、方法が見えてくるのです。

【9】やるべき2つのこと。

つまり、パワハラで辛いとき、あなたがやるべきことは2つです。

1 自分が心から望むゴールを設定する。

2 そのゴールをずっと念頭において、行動を起こし続ける。

これは言い換えると、辛い状況に焦点を当てずに過ごすということです。

簡単なことではないです。

【10】現状に焦点を当てても解決しない

辛い状況に焦点を当て続けて、解決するならそれでいいです。でも、パワハラにおいてはそれはない。絶対にありません。

だから、ゴールを目指し続けましょう。

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加害者に対して心理的に優位に立つために、パワハラに関する法律を知っておく。

 

【1】パワハラは法律上の用語ではない

パワハラは社会問題となっているため、パワハラ問題に関係する行政が各自で定義を出しています。しかし、法律上は、パワハラの定義はありません。

法律上の定義はないため、厚生労働省の定義に該当するパワハラを受けていたとしても、必ずしも法律違反とは言えないのです。

しかし、それでもパワハラに関連する知識は持っておいた方がよいでしょう。

それは、加害者に対して心理的に優位に立つためです。

 

【2】定義を知っておくメリット

加害者は、自分の言動がパワハラに該当するとは思っていません。違法行為だと認識していないのです。

ですから、あなたが加害者に対して「その言動はパワハラです」と言っても、相手は納得しないでしょう。

しかし、あなたが厚生労働省のパワハラの定義と、パワハラの6類型を示して「今の言動は、厚労省のパワハラの定義に該当します。」と主張したらどうでしょうか。

あなたが厚労省のパワハラの定義を示すことで、加害者に対して、しっかりと主張できるようになるのです。

【3】認識できるから、対処できる

パワハラの定義を知っておくことは、被害から早く抜け出すためにも大切です。なぜなら、パワハラ被害者の中には、自分が受けている被害をパワハラだと認識していない人も多いからです。

厚労省のパワハラの定義を知っておくことで、自分が受けている言動はパワハラだと認識できるようになります。加害者が「指導」だと主張したとしても、「自分が受けているのはパワハラだ」と気づくことができるのです。

気付くことができるからこそ、対処行動を取ることができるようになります。ですから、定義を知っておくことは大切なことなのです。

もちろん、定義に当てはまったからといって、法的に何かができるとは限りません。しかし、相手の言動が違法な行為であると主張しやすくなります。そして、自分は悪くないのだと自分の正当性を確認しやすくなります。

それが加害者に対して、心理的に優位に立つことにつながるのです。

パワハラは最終的には心理戦です。しかし、心理戦に勝つためにはある程度の法的知識が必要となります。

パワハラの定義などを確認しておきましょう。きっとあなたは”悪いのは加害者だ”と思うことができ、対処行動を取りやすくなるはずです。

 

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職場におけるモラル・ハラスメント(モラハラ)の概要と、対処法。

モラル・ハラスメントは直訳すると「精神的な嫌がらせ」ですが、その内実は「精神的な攻撃」または「精神的な虐待」です。

これは厚労省のパワハラ6類型の1つ「精神的な攻撃」にも該当します。

職場モラハラは1つ1つの攻撃が小さいため、自分がモラハラを受けていることに気づかない人もいます。気付かないと解決に向けて動くこともできないので、まずは動くことです。

そして、動くときにもいくつか注意点があります。

1つずつお話ししていきます。

【1】モラハラとは

まずモラル・ハラスメント(以下、「モラハラ」という。)とは何か、です。

モラハラは、大雑把にいうと「精神的な攻撃」という意味になります。私達は一般的にモラルという意味を「倫理」という意味で捉えますが、モラハラでいうモラルは「精神的」と捉えておくのが分かりやすいです。

このモラハラの概念を広めたのは、マリー=イルゴイエンヌという方です。『モラル・ハラスメント 人を傷つけずにはいられない』という書籍が有名で、これは必読書です。

【2】パワハラとモラハラの違い

パワハラは、優位性に基づいた嫌がらせです。一方、モラハラは精神的な攻撃です。まったく別の概念と言ってよいでしょう。

しかし、モラハラは、厚労省が出すパワハラ類型の1つにも入っています。「精神的な攻撃」というものです。

職場モラハラがすべてパワハラに該当するわけではありませんが、少なくともパワハラに該当する可能性は高くなります。

そのため、職場モラハラがあった場合、労働局に相談すれば、厚労省から組織に対して指導がされる可能性はあります。

【3】職場モラハラの例

では、職場モラハラとはどのようなものなのでしょうか。

前述した職場モラハラの例を『モラル・ハラスメント 人を傷つけずにはいられない』という本から、抜粋します。

  • 直接的なコミュニケーションを拒否する
  • 相手を認めない態度をとる
  • 相手の評判を落とす
  • 相手を孤立させる
  • 嫌がらせをする
  • 相手を挑発して非難する口実をつくる・セクシャル・ハラスメント(をする)
  • 不機嫌によって部下を支配する
  • 家父長的な上司
  • 部下に対して不公平な扱いをする

もしかしたら、よくあることのように思われるかもしれません。

まさにそれがモラハラの陰湿なところです。

【4】モラハラは、1つ1つの攻撃は小さなものに見える

職場モラハラに限らず、モラハラは1つ1つの攻撃は小さなものに見えます。

それがモラハラの悪質なところです。1つ1つの小さなことに、被害者がヒステリックに対応すればそれがまた非難する口実となります。「君はすぐヒステリックになるね。もう少し冷静に言えないの?」のようにです。

モラハラは、小さな攻撃を積み重ねて1つの大きな攻撃となります。

これは周囲から見えば1つ1つの行動が小さなことに見えるということですから、協力を求めるのが難しくなります。

同時に、期間が長くなれば長くなるほど、その攻撃力が増してくるということでもあります。

職場モラハラ加害者は、たとえば博士号を持っている研究者に聞こえるように「博士号を持っていても使えないヤツはいるからね」というようなことを言います。これが頻繁に、日々、積み重なっていくのです。

1つ1つの攻撃が小さいので、証拠集めも簡単ではありません。遠くから聞こえる、悪意のあるちょっとした一言を、ボイスレコーダーで取ることは決して簡単ではありません。

ですから、その場合は被害メモを取ることになります。

【5】モラハラを証明するには、圧倒的な量の証拠が必要となる

職場モラハラに対して、被害メモを書くとき、大切となるのはその量です。

言葉を正確に記録したとしても、その残虐性を証明するのは困難を極めます。「博士号を持っていらっしゃる方は、本当に賢いですね。」という言葉を嫌味で言われたとき、その残虐性は被害メモでは記録できません。

頻繁にモラハラ的言動が行われていることを示せば、そこに悪意・害意があったことは推察されます。だからこそ、圧倒的な量の証拠を集めることが大切となります。

ただし、証拠を集めるだけでは職場モラハラがなくなるわけではありません。解決に向けての行動を起こしていく必要があります。

【6】その場ですぐにメモを取る

私はいつも言っているのですが、「その場ですぐにメモを取る」に勝る防御と攻撃はないです。メモ帳をいつも持ち歩いていて、パワハラ・モラハラ的言動があるたびにメモをするのです。

その場ですぐにメモを取ることによって、それは被害メモをとることになり証拠が1つ増えます。

さらに、加害者に対するけん制にもなります。

反論、反撃をするのが一番ですが、それができたら苦労しないので、まずはメモを取るのです。

【7】取りうる解決策は、全部同時実行する

パワハラ・職場モラハラを解決するためには、”全部同時実行”が何よりです。今、できることを、全部、同時に、並列的にやっていくことです。

代理人を立てたら解決すると思っている人がいますが、それはありません。

その場ですぐにメモを取り、そのメモを持って上司(または上司の上司)に相談し、労働局に相談し、人権擁護委員に相談し、専門家に相談し、それらの人々に相談したという事実を持ってさらに会社に相談をします。

たった1つの行動で状況が改善することは、ありません。今、自分ができることを全部書き出して、全部並列的に行っていきます。

何か1つの決定的な方法論を探すほうが、時間の無駄です。そのようなものはありません。

パワハラ・職場モラハラという複雑な問題は、たった1つの道具では解決できません。

【8】専門家のサポートを受けて、複数の解決策を同時実行していく

何か1つの解決策を実行するだけで、解決することはありません。

さまざまな解決策を、同時並列的に実行するからこそ解決できるのです。

そのために何をすればよいのかまったく想像がつかないなら、専門家に相談するのがよいでしょう。

専門家が提示する方法の中で、実行できそうなものを全部同時に並列的に実行していくのです。

それは決して簡単なことではありませんが、そうしないと解決しないのが職場モラハラです。

できるだけ早く専門家のサポートを受けるようにしてくださいね。

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パワハラ(職場モラハラ)を法律上の戦いではなくて、心理戦

職場モラハラやパワハラは心理戦です。しかも圧倒的に不利な立場から始まる心理戦です。「あなたの心が折れる前に、加害者の心を折れば勝ち」という勝負です。

法律はそのための手段の1つにすぎません。法的に有効な証拠を集めるのも、加害者に対して心理的プレッシャーを与えることが主目的です。

【1】被害メモはその場ですぐに取る

ですから、被害メモは、加害行為が行われたその場ですぐに、目の前で取るのが一番です。それがもっとも、相手に対して心理的プレッシャーを与えるからです。

パワハラ行為は大抵、指導という形式を取って行われます。形式的には指導なのですから、全部、即メモすればよいのです。

「その場ですぐにメモを取る(以下、「即メモ」という。)」をすると、ほぼ間違いなく「一生懸命何書いてるの?」「訴訟でもするつもり?」というような即メモに対するモラハラ攻撃が出てきます。

それはつまり”効いている”という証拠です。されるとイヤだから、攻撃してくるのです。

即メモに対する嘲笑や避難も、即メモしておきましょう。

モラハラ型パワハラをストップさせるには、加害者に”観られている”という意識を植え付けることです。”私はあなたの言動を全部観ているし、記録している”と行動で示すことです。

結局のところ、加害者の加害の意思を折れば勝ちなのです。

【2】相手に代理人を立てさせないことが大切

相手方に弁護士がついた時点で、心理戦を仕掛けることが難しくなります。

そのため、いかに弁護士をつけさせないかが大切です。

パワハラは心理戦ですから、相手の心に対して反撃(攻撃)が届くような状態を保つ必要があります。

代理人が立てばその心理戦ができなくなってしまうのです。

この時点で、パワハラ問題は結局のところ、いくらのお金で終了させるかという問題になります。

パワハラに対して「証拠を集めても加害者は認めないから無意味」という人もいます。パワハラ被害者からそういうご意見をいただくこともあります。

ただ、私の結論は変わりません。法律上の戦いだと思っている時点で、私からするとずれています。

【3】法律の戦いだと思うから負ける

パワハラ加害者が、事実を認めようと認めなかろうが関係ありません。

加害者に対して”あいつに関わるとロクなことがない”と思わせて、恐怖を感じさせれば勝ちです。

法律上では勝てなくても、そのように相手に思わせたらよいだけです。法律に焦点を合わせた時点で、戦略目標がずれています。

相手を精神的に圧倒するために法的手段を利用します。法的手段は、その名の通り、目的達成の「手段」の1つにすぎません。

パワハラに対して、法的手段だけで戦うのはかなり不利です。そもそも、パワハラは証拠集めが難しく、しかもそれが違法であると認定されることも難しいのです。

その上、相手方に対して代理人が立った状態なれば、加害者の心を折ったり、会社の環境改善をしたりすることは、ほぼ不可能な状態になります。

パワハラは法律上の戦いにしてはいけません。法律は戦う場所の1つに過ぎないのです。

【4】心理戦だからこそ勝てる

法律上の戦いとなると、どんな被害者は圧倒的に不利です。

ですが、心理戦なら勝てます。

パワハラや職場モラハラの加害者は、人生を賭けてまで戦う意志などありません。

一方であなたは人生を賭けて闘っています。

心理戦は結局のところ、覚悟の問題です。だから、勝てるのです。

あなたは今、圧倒的に法的には不利な状態にあるかもしれません。しかし、心理戦では必ず勝てます。

ですから、諦めずに戦っていきましょう。

もし、1人で戦うのが辛いなら、私のようなパワハラ問題解決の専門家に雇ってみてください。

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パワハラ解決に本当に内容証明郵便が役立つのか?

【1】内容証明郵便を送るメリットを語る人達

パワハラ被害者に対して、組織または加害者に対して内容証明郵便を送るように助言する人達がいます。

しかし、本当にパワハラ被害に遭っているときに、内容証明郵便が役立つのでしょうか?

内容証明郵便の効力は、自分から相手に通知sいた文章内容を、公に証明できるだけです。あなたが相手に主張した文章内容が客観的に証明できるだけです。原則として、何かしらの法的効果が発生するわけではありません。

組織、加害者に対して、この内容証明郵便を送ることが、パワハラが解決に近づくのでしょうか?

 

【2】内容証明郵便は、抑止力にはなる

内容証明郵便で、パワハラ行為を中止するように警告を送れば、たしかに抑止力にはなります。

内容証明郵便でパワハラ行為に該当すると警告された行為を、加害者がしてくることはなくなるでしょう。加害者は、自分の人生を賭けてまで、あなたにパワハラがしたいわけではないからです。

 

【3】内容証明郵便を送ると、職場での立場はいっそう悪くなる

ですが、加害者はほぼ間違いなく「アイツは、こんな内容証明郵便を送ってきた」というでしょうから、あなたの立場はいっそう悪くなるのは明白です。

組織に対して内容証明郵便を送るとなれば、さらにあなたの立場は悪くなるでしょう。ほぼ間違いなく、顧問弁護士が出てくることになるのは間違いありません。顧問弁護士が出てきたら、基本的には損得の話となります。つまりは、お金で解決が基本です。組織としてはあなたに賠償金を支払う、その代わりにあなたは退職するということになるのが、解決となります。

しかし、それが本当に望んだ解決でしょうか。

 

【4】パワハラ行為をストップさせる方法は、他にもたくさんある

パワハラ行為をストップさせたいなら、内容証明郵便以外の方法がたくさんあります。内容証明郵便をわざわざ使わなければならない理由が、ありません。

もちろん、法的手段を取るとなれば内容証明郵便でのやり取りとなるでしょうが、職場内で内容証明郵便でのやり取りをしている者同士が一緒にいられることはまずありません。通常は、被害者が退職するように追い込まれます。

弁護士が代理人となれば、本人同士の直接的な接触は、事実上できなくなります。そうなれば、加害者、または被害者が職場異動となるのですが、通常は被害者がなります。その職場全体がすでに加害者側についていることが多いからです。

 

【5】内容証明郵便では、状況は変えられない

職場の状況改善をするのに、内容証明郵便が役立つことはほとんどありません。少なくとも、内容証明郵便を送るだけで状況が改善することはありません。

解決に向けた解決策をどんどん行っている中で、内容証明郵便を送ることはあるでしょう。しかし、内容証明郵便を送るだけで、パワハラ行為がストップしたり、職場環境がよくなったりすることは通常考えられません。むしろ、悪化するだけです。

内容証明郵便も他のツールと同じように、パワハラ解決に向けたツールの1つに過ぎません。内容証明郵便を送れば解決するというのは、あまりにも楽観的すぎます。

パワハラ解決は、さまざまな問題が複雑に絡まったものですから、何か1つのツールで解決すること自体がないのです。ですから、内容証明郵便についてもそれほど期待はしないほうが、現実的だと捉えてください。

ただ、内容証明郵便を送るという手段があることは知っておいて損はありません。しかし、期待しすぎるのは明らかに間違っていますし、期待させすぎるのはもっと間違っていると言えるでしょう。

 

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「パワハラは無視するのが一番」というアドバイスほど、役に立たないものはない。

他人からの害意・悪意は、無視することは無理です。そんなことができる生物がいたら、すぐに滅びます。私達は他人の害意・悪意を敏感に察知することで、生き延びてきたのです。

もともとパワハラを無視できているなら、そもそもパワハラを受けているとは思わないでしょう。「嫉妬が見苦しいヤツがいてね」ぐらいにしか思わないはずです。

パワハラだと認識している時点で、それは生物的に無視することはできません。

ですから、パワハラを無視しろというのは、もっとも無意味なアドバイスです。

【1】無視はできないことを前提に対策を考えるべき

パワハラは無視できません。

むしろ、無視しようとすればするほど、気になってしまうでしょう。

気にしないようにしているのに、どうしても気になってしまう自分に、嫌悪感まで持ってしまう人もいます。

これらは、無視しようとするからこそ出てくる悩みです。

パワハラを無視するという無理をしようとするからこそ、上記のような悩みが出てきてしまうのです。

無視しようとしてはいけません。無視できないことを前提にして、対策を考えるべきです。

【2】悪影響を取り除く方法を考える

パワハラの悪影響をいかに少なくするか、いかに悪影響から早く回復するかに力を入れるのです。

無視しようとすればするほど気になるわけですから、無視するのはあきらめる。その代わりに、そこから受けるダメージを減らすか、回復を高めるほうに力を入れるわけです。

もちろん、もっともよいのはパワハラ行為をストップさせることです。しかし、それができるのであればすでに実行に移しているのでしょう。

パワハラ被害に遭っている人は優しい人が多く、攻撃が苦手です。ですから、まずは防御力や回復力を高めることを目指すのです。

【3】自分を高く評価する練習をする

防御力や回復力を高めるもっとも効果的な方法は、協力な味方を作ることです。

しかし、パワハラを受けている場合では孤立しやすいため、それも難しいかもしれません。

そのような方にお勧めしたいのが、心の声(セルフトーク)で自分を徹底的に高く評価することです。自分で自分を高く評価するのです。

基本的には何かがうまく行っているときに「自分らしい」と心の中で言い、うまく行かないときは「自分らしくない」と言うようにするのです。これはすべて心の中で言えばよいだけですので、ノーリスクで行うことができます。

【4】セルフトークは他人の言動と同じインパクトを持つ

特に褒め言葉についてですが、セルフトークで自分を褒めることと、他人から褒められるのは同じぐらいのインパクトがあるという心理学の実証結果があるそうです。ですから、心の中で自分自身を褒めれば褒めるほど、他人から褒められたような精神状態になれるということです。

ですから、セルフトークで自分を高く評価し続ければ、他人からそのように評価されているような精神状態になると言うことです。

パワハラ被害者は、日々、加害者からマイナスの評価を受けています。

本来であれば、この加害者からのマイナスの評価を止めさせるのがよいのですが、他人は簡単には変えられません。

ですから、自分に対する言葉を変えるのです。心の中で行う自分に対する言葉は、他人からの言動と同じくらいのインパクトを持つからです。

【5】自分を高く評価し続ける

しかし、実際にはただ褒めるだけでは行き詰ります。自分を徹底的に褒めるという行為に、違和感が出てくるからです。たとえば、”パワハラにただ耐えている自分を褒めてよいのだろうか”と思い始めます。

つまり、褒めるだけでは足りないのです。自分らしくないことは、「自分らしくない」と評価することも大切となります。

パワハラに耐えて、我慢しているあなたは、あなたらしくありません。ですから、あなたは自分に対して「こんな状況を我慢し続けているなんて、自分らしくない」とセルフトークをするのです。

寝る前にパワハラを思い出して泣いている自分に対して、「自分らしくない」と言うのです。

常に自分を高く評価し続けることで、自己評価は高くなっていきます。

自己評価が高くなればなるほど、他人からの言動で傷つきにくくなり、また回復も高くなるのです。たとえば、加害者に対して「コイツ、勘違いしてるな」と思えるようになります。ですから、怒りが生じることはあっても落ち込むことはありません。”人と人は対等だと言うことも知らないなんて、この人は未熟だな”と思うように、自然となります。

【6】加害者は「勘違い君」

自己評価が高まると、自然と加害者は勘違い君であると思えるようになります。

ここで大切なことは、自然とそうなるということです。無理にそのように思い込む必要はありません。自己評価を取り戻せば、自然とそのように思えるようになります。

パワハラ行為に我慢している自分に、我慢できなくなります。これも自然とそのようになるのです。

自己評価が高まれば高まるほど、自分を低く扱われることに耐えられなくなるものなのです。

低い評価に耐えられなくなれば、自然とその状態から脱出するための行動を行うようになります。

ですから、自己評価を高めましょう。心の中で自分を常に高く評価し続けるのです。物事がうまく行って当然であり、もっともっと大きなことができる人間として評価し続けるのです。

そのような評価が身についてくると、自然とパワハラ行為を無視できるようになります。イチローがヤジを気にしないのと同じ感覚です。大切な自分のパフォーマンスのために、そんなものを気にする時間がもったいなくなります。

しかし、それは無視をしようとして、するのではありません。自然とそのようにできるようになるのです。

セルフトークをコントロールして、自分を高く評価し続けましょう。それがあなたの防御力を高め、回復力を高めてくれます。自分を高く評価し続けましょう。

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パワハラと戦う勇気は、パワハラと一緒に戦う仲間から生まれる。

【1】最終的に必要となるのは、勇気

パワハラを解決するのに、最終的に必要となるのは勇気です。

組織にハラスメント相談室があったとしても、相談室に行くことができなければ解決できません。同様に、パワハラの証拠をどれだけ集めたとしても、その証拠を使うことができなければ解決はできません。

パワハラ解決に向けた行動を起こすには、勇気が必要となるのです。

【2】どうすれば勇気が生まれるのか

しかし、「勇気を出せ!」と言って、勇気が出るものではありません。

セルフコーチングによって勇気を出すことはできるようになりますが、それには時間が掛かります。パワハラ被害に遭っている状況では、あまり時間はかけられません。

そこで、短期間で勇気を出すための具体的な方法論が必要となります。

【3】仲間の存在が勇気を生む

勇気を持つための方法論は、さまざまあります。

しかし、もっとも簡単で効果的であるのは、仲間を作ることだと確信しています。

私は動画リンクコラボという企画を立ち上げて、企画成功に向けての行動を起こしていました。複数人で同じテーマについて、動画をアップするというインターネット上での企画です。

この企画は最終的には7人で行うことになり、7人がそれぞれ「私がお勧めするストレス解消法」というテーマで、動画を撮影しYOUTUBEにアップしました。そして、その中には2人も、初めてYOUTUBE動画撮影を行った人がいるのです。

まさにこれが、人間心理だと思います。

私達は、仲間がいれば、勇気を出して一歩踏み出せるのです。

【4】勇気を出そうとしなくてもよいので、仲間を探そう

つまり、勇気を出そうとしなくてもよいのです。たった一人でも仲間が見つかれば、自然と勇気が出てきます。

ですから、仲間を作るための行動を起こしましょう。あなたの味方となってくれる人を探しましょう。あなたの話を聞いてくれる人を探しましょう。

もちろん、その相手が専門家であればなおよいでしょう。しかし、最初は専門家に連絡を取る勇気を出すことさえ難しいはずです。

そのようなときも同じです。少し勇気を振り絞って行動を起こすか、もしくは仲間を探す行動を起こせばよいのです。

あなたを支え、応援し、背中を押してくれる仲間を探しましょう。最初はインターネット上だけでのつながりでもよいのです。仲間がいることが何より大切なことです。

もし身動きがとれなくても、諦めないでください。仲間が1人見つかれば、あなたは恐怖を乗り越えて行動を起こすことができるようになります。

恐怖を乗り越えるあなたを支えてくれる、あなたの味方を探しましょう。

そして、あなたも恐怖を乗り越える意志を、仲間に示してください。

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パワハラと戦う仲間の作り方:動画リンクコラボ企画で実証した方法

【1】ゴールの共有と、プロセスの共有

仲間を作るためには、次の2つが必要です。

  1. ゴールの共有
  2. プロセスの共有

ゴールを共有し、そのゴール実現に至るプロセスを共有することです。

そして、この2つがされることで本当に仲間が作れることを、「動画リンクコラボ」という企画で実証しました。

【2】動画リンクコラボ

動画リンクコラボというのは、URL上でのコラボレーションです。「私がお勧めするストレス解消法」というテーマで、複数の規格参加者が動画を撮影し、公開します。そして、動画公開をしたときに動画説明欄で、それぞれの動画URLを紹介するというものです。

リンクコラボ再生リスト

https://www.youtube.com/playlist?list=PLfd86zGkOshkuVTLl8xTSLpRG2MAHwZ-Q

このリンクコラボという企画をしている人は少ないため、どうやったら参加者が増えるかはかなり考えました。

【3】プロセスの共有

実際に効果があったと思えるものが、「プロセスの共有」というものです。

”リンクコラボをやりたい”とSNSで書くところから始め、”一緒にやりましょう”と呼びかけ、問い合わせがあれば”問い合わせがあった”と書いて、参加者が増えれば”参加者が増えた”と書きました。私の体験を、ほぼリアルタイムで共有していったのです。

体験の共有をすればするほど、多くの人が興味を持ってくれ、参加者が増えました。好循環が起き始めたのです。

最終的には、当初の希望に近い数である7人の参加者となりました。

リンクコラボの人数はもともと8名ほどで考えていたので、ほぼ理想の人数が集まりました。

しかも、たった1週間で集まったのです。

【4】ゴールに向かいつつある感覚

プロセスの共有は、仲間を集めるのにとても役立つ手法です。

プロセスを共有することによって、人を巻き込むことができるのは、”ゴールに向かいつつある感覚”が生まれるからでしょう。

自分も一緒にゴールに近づいている感覚が生まれるからでしょう。

より正確に言うなら、ゴールに近づきつつある感覚が生まれて、ゴール実現が可能だと思えるようになるからだと思います。

【5】加害者以外は、パワハラを職場からなくしたいと思っている

加害者を除いて、誰でもパワハラを職場からなくしたいとは思っています。

ただ、それが実現可能だとは思っていないから、誰も動かないのです。

しかし、その状況を変えることはできる可能性があります。

プロセスの共有という手法を使うことで、周囲を味方につけていくことが可能なのです。

周囲の味方が増えれば増えるほど、パワハラをなくすという夢物語の実現可能性は高まります。周囲の人も実現可能だと思い始めるでしょう。そうなれば、一気に味方となってくれる人が増えるはずです。

ゴールを示し、ゴール実現に向けてあなたが取っている行動を共有していきましょう。そのプロセスを細かく共有すればするほど、周囲の人は、ゴール実現の可能性を感じ取ることができるようになります。

諦めずに動いていきましょう。そして、その動きを共有していくのです。

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