パワハラ被害者にとって、
インプット-アウトプットよりも、
重視すべき大切なものがあります。
【1】インプットは、もちろん大切
大前提として、インプット-アウトプットは大切です。
パワハラの定義、6類型、法律上のパワハラの扱いなど、
これらの知識は知っておくことはとても重要です。
そして、パワハラ被害を受けたときに、
どのような行動をとるべきかの知識についても、
知っておくことが重要です。
そして、入手した情報を、
パワハラからの脱出に向けて活用することも
もちろん大切です。
【2】アウトプットも、もちろん大切
あなたが受けている被害が、
パワハラに該当することが分かり、
相談先についても知り、
相談先がどのような情報を知りたがっているかも分かった。
もしくは、どのように言い返していけばよいかがわかった。
しかし、やはりそれを行動に移さないと
あまり意味はありません。
もともとの目的である、パワハラからの脱出という目的達成には
最終的には行動というアウトプットが必須です。
【3】インプットとアウトプットを繋ぐもの
しかし、一番大切なものは、
インプットした情報を、アウトプットにつなげるもの。
つまりは、思考回路です。
どのように思考するかが、
アウトプットの量と質を決めます。
行動量と、行動の成果を決めるのは、
思考回路によるのです。
【4】ゴールに最適化させることの重要性
現状打破のためには、
現状打破をするための思考回路が必要です。
ゴールを達成するために
最適な思考回路にならなければなりません。
たとえば、許容損失の原則、全部同時実行の原則などです。
私はさまざまな人の相談を受けていますが、
このような思考回路を持ち合わせていないままでは、
短期間での解決はできません。
決断ができないからです。
インプット、アウトプットをしているけれど、
まったく現状打破につながらないとしたら、
おそらくそれは、思考回路の問題だと思われます。
ぜひ、自分が
何を認識し、
認識したものをどのように評価し、
どのように判断をしているかを、
冷静に見つめ直してみてください。
そして、それらが自分のアウトプットを
どのように制限してしまっているかを
一度、見つめ直していただけたらと思います。