パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラへの仕返しの目的は、「相手を変える」ことではなく、あなたの気持ちを晴らすこと。

投稿日:2016年11月20日 更新日:

パワハラを受けた被害者が、

「仕返しをしたい」と言うと、

「仕返しをしても、相手は変わらない」と、

仕返しを止めるように諭してくる人がいます。

 

たしかに、仕返しをしても、

加害者は何も変わらないでしょう。

自分の行為に対して、

罪悪感を感じない限りは、

変わらないと思います。

 

しかし、仕返しの目的は、

そこではないはずです。

 

【1】仕返しの目的は、あなたの気持ちを晴らすこと

仕返しの目的は、あなたの気持ちを晴らすこと。

これに尽きます。

 

仕返しをしたいと思う気持ち、

復讐心というのは、生じるのが当然です。

 

そもそも、刑事罰がある理由の1つが、

復讐心を満たすためです。

これを応報刑論と言います。

 

ただ、仕返しをすることを手放しにOKにすると、

弱肉強食の世界になってしまい、秩序を守れなくなる。

だから、法によって報復をするのです。

 

【2】復讐心は悪いものではない。

少なくとも日本で、

復讐心を持つことによって

罰せられることはありません。

 

違法行為によって復讐することが

許されないだけです。

 

適法行為であれば、

あなたは自分の気持ちを晴らすために、

行動を起こしてよいのです。

 

目的を達成する手段は、

違法行為でなくてもよいのです。

 

【3】適法行為で、気持ちを晴らせ

仕返しの目的は、あなたの気持ちを晴らすこと。

復讐心を満たすことです。

相手を変えることではありません。

 

そして、復讐心は悪いものではありません。

人間ならば当然に生じるものであって、

かつ、社会的にもその気持ちを持つことは許されています。

 

 

 

そして、復讐する行為自体も、

適法行為の中においては許されているのです。

 

つまり、あなたは適法行為の範囲内で、

あなたの復讐心を満たす方法を考えて、

実行していけばいい。

 

【4】仕返しするのは、恥ずかしいことではない

仕返しや報復をするのは、

恥ずかしいことではありません。

ときには、あなたの自己肯定感を取り戻すためには、

必要ですらあるでしょう。

 

自分が抱いている感情を否定しなくてよいのです。

感情を否定すると、それは必ず自分の存在への否定につながります。

 

【5】しっかりと証拠を集めよう

仕返しをするときに必要となるのが、証拠です。

まずは証拠を集めましょう。

被害メモを取り、ボイスレコーダーに録音を残しましょう。

 

その被害メモ、ボイスレコーダーを積み重ねて、

まずは上司に相談をします。

上司が当てにならないなら、行政に相談に行くようにしましょう。

 

行政に相談に行った事実を使って、

また会社に対して、上司に対して、相談をするのです。

 

行政が入ってくる可能性を知りながら、放置する会社などありません。

少なくとも形式的には注意がされるでしょう。

 

しかし、それではあなたの気持ちも晴れないはずです。

また、いつパワハラが再開されるかもわかりません。

 

ですから、そこで手を緩めてはいけません。

中途半端が一番危ないのです。

 

あらためて被害メモ、ボイスレコーダーを集め、

会社から注意がされた事実を利用して、

加害者に対して謝罪を要求しましょう。

 

大切なことは、あなたの気持ちが晴れるまですること。

 

許せないなら、許さなくていいのです。

徹底的にやり返してやればいい。

 

【6】気が晴れるまですればいい

適法に仕返しする方法は、たくさんあります。

法的手段だけが仕返しの方法ではありません。

加害者に対しての、内部処分を求めるのも1つの仕返しの方法です。

罪に対する罰を与えさせればよいのです。

 

いい人になんてなる必要はありません。

気持ちを無視しては、自分を信じることができなくなります。

あなたの気が晴れるまで、やり返してやりましょう。

 

少なくとも、私はあなたの味方です。

 

〈追伸〉

今回の記事が、もしあなたのお役に立ったのなら、

きっとこちらのメルマガもお役に立つと思います。

ぜひ、一度お目通しください。

ご登録されると被害メモのテンプレートなども、

ダウンロードできます。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


  1. 高井智子 より:

    こんにちは。
    いつもありがとうございます。
    本当に心の支えになります。
    いじめを受けて15年…母子家庭なので、歯を食いしばって頑張って来ました。
    啓発本も読みました。友人にも相談しました。
    「運が悪かったと思って諦めな」「執着心を持ってはいけません」確かに、その通りだと思います。でも、自分の気持ちを納得させるものがありません。
    そして、こちらを偶然知りました。やっと…やっと…出会えた!自分を肯定できる場所が。自分を認め、納得のいくまで頑張りたいと思います。
    これからもよろしくお願いします。

    • 三國 雅洋 より:

      お役に立ったようで、本当に嬉しいです(^_^)

      >でも、自分の気持ちを納得させるものがありません。
      このお気持ち、とてもよく分かります。
      許したいけれど、沸々と”許せない”という気持ちが沸きますよね。
      しかし、それを認めるのは悪いことだという風潮があるので、
      どうしても自分を責めがちになってしまいます。

      心理学的にも、ネガティブ感情は研究が進んでいて、
      それを自分に役立てる形に使う方法も出てきています。

      これらについても書いていきますので、ご参考になったら嬉しいです。
      一緒に頑張っていきましょう。

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

副業を始めることで、パワハラ加害者に対して反撃ができる。

パワハラから脱出したいと思ったとき、最初に考えるのは「加害者の排除」でしょう。 加害者に制裁や報いを受けさせたいという気持ちもあります。 そもそも、加害者がいないなら、パワハラなんてものは起きません。 …

「いい人」をやめずに、パワハラ職場を脱出する方法(1)

「いい人」であればあるほど、   パワハラから抜け出すのが難しくなります。   そうすると、「いい人」をやめようという主張がなされます。 しかし、そんなに簡単に 「いい人」をやめら …

no image

あなただけができる、社会貢献を探す。

もしあなたが辛い状況にあるなら、そのときこそ「あなただからできる社会貢献」を考えましょう。 「あなただからこそできる社会貢献」というのは、次の3つを満たすものです。 あなたが提供できる価値 社会が望ん …

no image

【副業・起業】貢献したい相手のために、しっかりと「情報の届け方」を考えておく

【副業・起業】クライアントに、自分の情報に関心をもってもらうためにするべきこと 発信した情報のほとんどは、スルーされるもの。 だから、自分が味方にしたい人が、何に関心を持っているのかを考えることは大切 …

no image

パワハラ加害者に仕返しできない根本理由とは?

パワハラ被害を受けている人なら、 一度は「仕返しをしたい!」と思ったことがあるでしょう。   報復したいと思う感情が生じるのは、自然なことです。 その感情が生じること自体は悪いことではありま …

読者登録フォーム

【無料メルマガ】『パワハラを脱出する方法』
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス
受信形式
HTMLメール
文字メール
2016年11月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

パワハラなんかに負けない。

あなたはパワハラなどに負けたりしません。

法律面・心理面・経済面の3側面を考慮に入れた、現実的な解決策を実行しましょう。

パワハラ問題の専門家による現実的な解決法は、こちら。

↑無料個別相談会へのリンク

カテゴリー