「いい人」は、自己犠牲を払いがちです。
「いい人」にはポジティブな人が多いので、
したいことはある程度明確になっている場合が多いです。
たとえば、「○○で困っている人を助けたい」とように、
何をしたいのかがまったく分からないということは、
あまりありません。
これは、自分が辛い状態にいるからこそ、
どうなりたいかが明確になりやすいのでしょう。
しかし、「したくないこと」には、
あまり意識を向けない傾向があるように感じます。
【1】ドアマットにされたいか?
一方的に踏みつけられるドアマットに、
なりたがる人はいません。
しかし、そうであることを
我慢してしまう人がいます。
それが「いい人」です。
一方的に搾取されることはイヤだけれど、
「いい人」は我慢してしまうのです。
「いい人」の中にも、人生を謳歌している人はたくさんいます。
しかし、自己犠牲的な「いい人」は、搾取されることが多いことは
データでも示されているようです。(下記の本、参照)
つまりは、イヤな気持ちになることをしないことが、
「いい人」が人生を楽しむためには、
必要不可欠だということです。
「いい人」が人生を楽しむために必要なことは、
「したいことをすること」よりも、
むしろ「したくないことを、しないようにすること」が
大切だと言うことです。
【2】「いい人」は自分の「イヤ」を主張できない
「いい人」は、放っておいても、
人のためになることをしようとします。
むしろ、そうでないと落ち着かないのが
「いい人」の特徴なのです。
ですが、同時にそれによって、
時間や労力を奪い取られてしまうことも、
多くなります。
もちろん、そのときに「いい人」が
ネガティブな感情を抱くことなく、
ポジティブに感じているなら、
問題はありません。
毎日、心身がギリギリの状態でも、
恋人の話を聞くことによって、
「いい人」が癒されているならよいのです。
問題は、自分がギリギリで、
本当は休みたいと思っているのに、
我慢して毎日を過ごしてしまうときです。
これは冷静に考えれば、
誰にとってもメリットがないのですが、
「いい人」は、自分がイヤな気持ちになることでも、
相手を優先しすぎるきらいがあります。
反対に言えば、自分の「イヤ」を優先できないのです。
【3】原則として、「イヤ」が優先する。
現代社会は、原則として、イヤが優先します。
たとえば、いじめ防止対策推進法においての「いじめ」は、次のように定義されています。
第二条 この法律において「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。
つまり、いじめかどうかの判断権は、被害児童にあるということ。
つまりは、児童がイヤだと言えば、それはいじめなのです。
相手がどのように思っていても、
あなたがイヤだと思っていることは事実なら、
イヤだと言ってもよいのです。
それが、現代社会の基本的なルールです。
【4】「イヤだ」と言ったときの不利益を消す。
ですが、「イヤだ」と言うことができないのは、
そこにリスクがあるからです。
そして、リスクによって生じる損害が、
許容損失を超える可能性があるからです。
「イヤだ」と言うことによって、
加害者が激高し、嫌がらせがエスカレートするかもしれないと思うので、
「イヤだ」ということができない。
しかし、先ほども挙げたとおり、
このように自分のネガティブ感情を無視しないことが、
「いい人」にとっては、人生をよくするために必要なものなのです。
ですから、両立させて、
イヤなことをしないで済む方法を考えることが、
「いい人」にとっては必要なこととなってきます。
より正確に言えば、
したいことと、したくないことを両立する方法を
考えることです。
【5】会社に行きつつ、パワハラ職場から脱出する方法はないか
たとえば、”パワハラを受けたくない”、かつ、”会社で仕事をしたい”という場合は、
会社に行きつつ、パワハラを受ける職場から脱出する方法について、
考えてみるのです。
あなたがしたいことをしつつ、
したくないことをしない方法を、
真剣に考えてみてください。
もちろん、条件が増えれば増えるほど、
その方法を見つけるのは難しくなります。
でも、それができるようにならないと、
幸福になりにくいのが「いい人」なのです。
あなたの中の「イヤ」だと思う気持ちを
無視しないでください。
もしくは、「イヤ」に耐えようとしないでください。
イヤなことはイヤでよいのです。
イヤを取り除く方法を、考えましょう。
それが、あなたがハッピーになるために
必要不可欠なことなのです。
【実践編】
1 あなたがしたいことを書き出しましょう。
2 1を達成するために必要だけれども、本当はしたくないことを書き出しましょう。
3 2をせずに、1を達成する方法を考えましょう。
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