履歴がなければ、信じてなんてもらえません。
パワハラの被害を受けたら、
被害メモ、ボイスレコーダーでの録音など
証拠集めを行いましょう。
そして、同時に、解決に向けて
あなたが取った行動を記録しておきましょう。
まずは被害メモを取り始めた日時、
ボイスレコーダーを取り始めた日時について、
書くことを始めましょう。
【1】周囲は、あなたの言動からあなたの意思を判断する
パワハラ・職場モラハラを受けて、
すぐに行動を起こせる人なんていませんが、
周囲の人はそうは捉えてくれません。
最初は、あなたを応援してくれるでしょう。
あなたの話も聞いてくれるでしょう。
しかし、それが1ヶ月も続くと、
今度はあなたを責めようとします。
何も行動をとらないあなたを
責めようとするのです。
なぜやり返さないのか、
なぜ転職活動をはじめないのか、
つまりは、あなたが悪いだと言います。
これがパワハラ被害者に対する、
周囲の普通の反応です。
周囲の人は、あなたの言動から
あなたの意思を確認します。
あなたが耐えているのであれば、
あなたが意図的にそうしていると
判断するのです。
【2】行動履歴がなければ、信じてもらえない
あなたがパワハラ・職場モラハラに耐え続け、
証拠集めも行っていなければ、
あなたが本当に困っていることさえも信じてもらえなくなります。
被害メモを取っているから、
本気で困っていることが伝わります。
ボイスレコーダーを取っているから、
本気で解決したいことが伝わります。
あなたが解決に向けて、取った言動があるからこそ、
あなたがパワハラを受け入れているわけでないことが
周囲の人にもわかるのです。
これは、労働局などに相談するときも同じです。
あなたが解決に向けて何をしてきたかが分かるから、
あなたが本当に苦労していることが伝わります。
だからこそ、味方になってくれるのです。
行政は何度も言いますが、中立です。
味方になってもらえるように動いて初めて、
味方になってくれます。
【3】行動記録を今日からつけよう
被害メモ、ボイスレコーダーと同様に、
解決に向けてあなたが取った行動を、記録していきましょう。
非公開のツイッターでつぶやいてもよいでしょう。
信頼できる人に、メールを送ってもよいでしょう。
あなたが何をしたかを書き留めておくのです。
あなたが解決に向けて動いている姿を見せるようにする。
だからこそ、周囲の人があなたの味方になってくれます。
まずは被害メモを書き始めることから、始めましょう。
今日、被害メモ、ボイスレコーダーを始めたと書くことから、
始めましょう。
このサイトを観はじめたということから、
書いてもよいでしょう。
大切なことは、あなたが解決に向けて取った行動を
記録しておくこと。
そして、必要となったときに、
あなたが取ってきた行動を示せるにしておくことです。
【実践編】
1 あなたが解決に向けてとった行動を、記録しましょう。
非公開設定にしたツイッターにつぶやいてもよいです。
大切なことは、あなたがパワハラから脱出するために何をしたかを
記録に残しておくことです。