こうなりたいという目的地、ビジョンがあるからこそ、
そこに向かっている兆候、兆しが見えてきます。もしかしたら本当に実現できるかもと思えるのです。
学習性無力感に陥ったら、どれほど手段があっても、その手段を認識さえできなくなります。
— パワハラ解決!法律家&コーチ 三國雅洋 (@artof_challenge) 2017年1月30日
パワハラは、心理戦です。
加害者は、あなたを学習性無気力に陥らせるように
さまざまな仕掛けをしてきます。
【1】学習性無気力に陥ると、解決策が認識できない
できないということを学習してしまうと、
解決策があっても、
それを認識することさえできなくなります。
元々は犬を使った実験ですが、
飛び越えられない状態に固定されて、
何度も電気ショックを受けた犬は、
固定されていない状態で電気ショックを流されても、
柵を飛び越えようとはしなくなります。
【2】学習性無力感に陥らないために
学習性無力感に陥らないためには、
常にゴールを高く持ち続けることと、
そして、そのゴール達成の兆しを見つめ続けることが
何よりも大切です。
今日の空は、明日の天気の兆しがあります。
もっと身近なところで言えば、
毎日、なかなか眠れなくなるというのは
パワハラによって身体が崩す兆しとも言えます。
反対に、証拠が増えてきたり、
味方が増えてきたり、
何を言われても「これは証拠になる」と思えるようになるのは、
パワハラが解決に向かっている兆しなのです。
【3】兆しはどこにでも見つかる
人間の脳は、重要なものしか見ません。
人間の目には、自分の鼻の一部が映っています。
しかし、通常、それを意識している人はいません。
脳が、情報をロックアウトしているからです。
逆に言えば、脳にとってゴールが重要になればなるほど、
達成のための兆し、兆候が見えてきますし、
達成できる証拠が生まれてきます。
加害者に対して仕返しが可能だと思える兆しが見え、
損害賠償請求が可能だと思える兆しが見え、
転職が可能だと思える兆しが見え、
独立が可能だと思える兆しが見えてきます。
そして、それはどこにでも見つかるのです。
【4】関係がありそうなら、とりあえず飛び込もう
いままで興味がなかった本に、興味を持つかもしれません。
そうしたら、迷わず読んでみましょう。
今まで認識にも上がらなかったものが認識に上がったなら、
それは、今まで重要でなかったものが、重要になった印です。
脳が、もしかしたらゴールに関係があるかもしれないと思って、
認識にあげてくれた可能性があります。
ですから、迷わず飛び込んでみましょう。
今まで、まったく目に入らなかった同僚に
話を聞いてほしくなったなら、聞いてもらいましょう。
もしかしたら、解決の糸口を持っている可能性があります。
【5】ゴールと、ゴール達成の兆しを見つめる
学習性無力感に陥ると、ゴール達成の兆しがゼロになります。
反対から言えば、ゴール達成の兆しを失わなければ、
負けることなどないのです。
パワハラは心理戦です。
心がおられたほうが、負けます。
もちろん、勝ち負けの問題ではありませんが、
心が折れてしまったら、
身体がボロボロになって退職させられるのを待つだけとなります。
ゴールと、ゴール達成の兆しを見つめましょう。
そして、主体的に動いて、
どんどんその兆しを増やしていきましょう。
あなたなら、できます。