パワハラ加害者はあなたに呪いをかけてきます。あなたを怒鳴り、無視し、陰口を言って、あなたの自己肯定感を下げようとします。
そのような言葉が気になるのは仕方がありません。悪口を言われたら、誰でも気になるものです。
ですが、そんな低レベル奴らの言葉を受け入れる必要は、全くありません。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) September 5, 2018
パワハラ加害者は、あなたに「呪い」を掛けます。
あなたの自己肯定感を下げる呪いです。加害者はあなたが無能であり、存在価値がない人間であるかのように思い込ませようとします。自己肯定感や自己効力感が下げられるのです。
奪われた自己肯定感や自己効力感を取り戻すのに、役立つ心理的手法はいろいろとあります。
その中でも最も効果的なものが「解決に向けた行動を取ること」です。
【1】加害行為は、加害者にとって「娯楽」
加害者にとって、パワハラ加害行為は娯楽の1つです。
心理学や脳科学では「シャーデンフロイデ」と呼びます。
下記の書籍がとても分かりやすいです。
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【2】娯楽によって自己肯定感、自己効力感が下げられる
加害者にとっては単なる「娯楽」ですが、被害者にとっては「事件」です。
他者からの悪意・害意に晒され続ければ、誰でも自己肯定感・自己効力感は下がります。自分の存在価値を信じきれなくなり、自分の能力の高さも信じきれなくなります。
周囲の人は「気にしなければいい」と言いますが、気にせずにいることは不可能です。人間は周囲の目を意識してしまう生き物だからです。
【3】気にしないことは無理だが、受け入れないことはできる
他者から自分に向けられた悪意・害意を無視することは、人間の性質上、できません。
しかし、それを受け入れないことはできます。
パワハラ加害者の言動に対して、「またバカが何か言ってるな」と思うことはできます。
加害者の言動に傷つくことは仕方ありませんが、それを真に受けなくてもよいのです。
加害者は所詮、他人を攻撃することに愉しみを見出すような、低レベルな人間です。
あなたを評価することなどできませんし、その人たちがあなたに向けた言葉もゴミ同然です。
【4】「解決に向けた行動」が、回復につながる
下げられた自己肯定感・自己効力感を取り戻すために、もっとも効果的なものが「解決に向けた行動」です。
行動によりも優れた自己肯定法はありません。
解決に向けた行動を取ることで、「パワハラなんかに私は負けない」という強いメッセージを自分に伝えることができます。「私はパワハラに屈する人間ではない」という強い自己肯定になるのです。
解決に向けた行動は、どれだけ小さいものでもかまいません。
何をすればよいのかが分からないときは、まず証拠集めから行うのがよいでしょう。被害メモを取り続け、録音や録画を行うのです。
そのような小さな行動を行えば行うほど、自己肯定感・自己効力感は高まっていきます。自信を取り戻すことができるようになっていくのです。
最初から大きな行動を行わなくてもよいのです。あなたが「試してみたい」と思う行動をとっていけば、自然と大きな行動がとれるようになっていきます。
解決に向けての行動を取り続けましょう。そして、パワハラ加害者からの呪いから解放され、本来のあなたを取り戻しましょう。