パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

自己犠牲はゼロサムゲームの世界観が生み出す。

投稿日:2017年3月1日 更新日:

「いい人」は、自分を犠牲にして、

相手のゴール達成をサポートしようとします。

 

しかし、それは結局、ゼロサムゲームの中で生きていることになります。

誰かが得をしたら、誰かが損をするという世界です。

 

私達が住むべき世界は、そういう世界ではありません。

両者が、自分のゴールに近づくような接触を心掛けましょう。

 

Win-win SituationCreative Commons License One Way Stock via Compfight

【1】「いい人」の多くが、自己犠牲的な「ギバー」

「いい人」にも、2種類あると、アダム・グラントという心理学者が言っています。

 

「いい人」は、他者利益の関心が高い人ですが、

自己利益の関心が高い人と、低い人がいます。

 

http://amzn.to/2la8lBl

 

このうち、他者利益への関心が高く、自己利益への関心が低い人を、

アダム・グラントは「事後犠牲的なギバー」と名付けています。

 

一方で、他者利益への関心も、自己利益への関心も高い人を、

「他者志向的なギバー」と呼んでいます。

 

「いい人」が目指すべきは、この「他者志向的なギバー」です。

 

【2】「自己犠牲的なギバー」は、ゼロサムゲームの世界に生きている

ゼロ和(ぜろわ、英: zero-sum)とは、複数の人が相互に影響しあう状況の中で、全員の利得の総和が常にゼロになること、またはその状況を言う。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%AD%E5%92%8C

 

自己犠牲的なギバーは、その世界観にあるのはゼロサムゲームです。

つまり、誰かが得をするためには、誰かが犠牲にならなければならないということです。

 

しかし、これは本当でしょうか。

西條剛央先生は、価値を次のように定義しています。

「価値」とは「欲望や関心、目的に応じて(相関的に)立ち現れる良し悪しに関する意味」

https://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/32706/1/WasedaKokusaiKeieiKenkyu_42_Saijo.pdf

つまり、欲望や関心、目的に応じて、価値は変わるということです。

 

相手にとって価値あることと、あなたにとって価値あることは違います。

昔のあなたと、今のあなたでさえでも、価値は違うのです。

 

つまり、相手に価値を提供しつつ、

あなたにも価値あることをすることは可能だと言うことです。

 

【3】両者にとって価値があることを探す

価値は、欲望や関心、目的に応じて、見出されるものです。

 

 

「すべての価値は、欲望や関心、目的といっ たことと相関的に(応じて)立ち現れる」

https://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/32706/1/WasedaKokusaiKeieiKenkyu_42_Saijo.pdf

ですから、両者の欲望や関心、目的を知ることが重要となります。

これを知ることによって、ゼロサムゲームから抜け出すことができるようになります。

 

抜け出した先にあるのは、価値が増える世界です。

たとえば、それが仕事であるなら、

1回の仕事で最大限に価値を生み出したということです。

 

逆から言えば、相手が得をして、自分が損をする取引をしたというのは、

もっともっと生み出すことができた価値を、失ったということでもあります。

 

【4】あなたはもっと価値を生み出せる

あなたが周囲から「いい人」だと思われているなら、

そして、自己犠牲的な性格だと思っているなら、

あなたにはもっともっと価値を生み出せるということを、

心に刻んでおいてください。

 

そして、あなたがもっともっと価値を生み出せるのに

生み出していないなら、それは社会にとって損失であることも、

忘れないでください。

 

あなたなら、もっともっと価値を生み出せますし、

もっともっと人の役にも立てるはずです。

 

自分にとっても、相手にとっても価値あることを、

両者の欲望・関心・目的に適うものを探して、

価値を最大限に生み出す努力を行ってみましょう。

 

 

 

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

パワハラを認識しつつ、対応しない組織に未来はない。

パワハラの事実を、組織のトップが認知しているのに取り組まない場合、その組織に未来はありません。 パワハラが蔓延することになるからです。 そのような組織で、高い生産性を上げられるとしたら、そちらのほうが …

no image

パワハラを目撃したら、「ソレハラ」を使ってみよう。

パワハラを目撃したとしても、それを「パワハラだ」と指摘するのは難しいことです。 「自分がターゲットになるのではないか・・・」、「社内での居場所がなくなるのではないか」との不安が出てくるからです。 私の …

no image

パワハラを受けても、心が折れない人になることはできる。

マンガ『海皇紀』の主人公は、いつも逆風にさらされている。その逆境を乗り越えるところがカッコいいのではなくて、そこで心が折れないところがカッコいい。 ではなぜ心が折れないのかと言えば、自己評価が高いから …

no image

リラックスがあなたの心を守る。【職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する】

退職できないジレンマを抱えている間、リラックスする技術は必須です。 リラックスすることによって、理性的になることができるからです。 リラックスできていない状態では仕事のパフォーマンスも下がり、さらにパ …

no image

「いい人」をやめるのは、誰が得をするのか。

もしあなたが「いい人」でいるせいで、 会社でパワハラを受けたり、損な役回りをしていて、 「『いい人』なんてやめたい」と思っているなら、 ぜひ一度、考えてみてください。   あなたが「いい人」 …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。