同僚にパワハラを相談しても、きっと何もしてはくれないでしょう。
しかし、あなたが同僚に相談した事実が残ります。
その事実が大切なのです。
同僚に相談しても解決できなかったことで、上司に相談しやすくなるのです。
一見無駄な行動により、「次の行動をする理由」が作られるのです。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) April 28, 2018
パワハラについて同僚に相談しても、おそらく解決には至りません。
同僚もパワハラ問題については素人です。さらに言えば、ほぼすべての上司もパワハラ問題については素人です。厚労省の「パワハラ」の定義も知らない人でしょう。
ですから、相談したとしても、パワハラの解決につながる可能性はゼロに近いほど低いです。
しかし、同僚に相談することが無駄になることはありません。
「同僚に相談したが、状況が改善しなかった」という事実があるからこそ、上司に相談しやすくなるからです。
”自分なりにできることを行った”という事実が、上司に相談をする行為を正当化してくれるのです。
ですから、同僚に相談しておくこと自体が無駄になることはありません。
そして、これは上司に相談した場合でも同じです。
上司もパワハラについては素人であり、おそらく解決のための行動を取ることはできません。
しかし、上司に相談した事実があるからこそ、社内のハラスメント担当部署や、社外の相談機関へと相談することがしやすくなるのです。
あなたのとった行動が、無駄になることはありません。解決に向けた行動は、必ず次の行動を行うための理由を作ってくれます。あなたの次の行為を正当化してくれるのです。
ですから、「相談しても意味がない」と思ったとしても、相談はしておきましょう。あなたの解決に向けて行動で、無駄になることは一つもありません。解決に向けたすべての行動は、必ず解決に役立ってくれます。
ですから、たとえ小さな行動であっても、ぜひ行動を続けてください。
あなたなら解決ができます。
無理をしない範囲でよいので、できることを実行に移していきましょう。