パワハラは、一人では戦えません。
なぜなら、相手は「職場関係の優位性を背景に」しているからです。
つまり、もともと相手が有利な状況なわけです。
だから、ほぼ必ず仲間が必要となります。
【1】会社内で、仲間を作るのは困難
ただ、基本的に会社内で仲間を作るのは困難です。
もちろん、職場外であなたをサポートしてくれる人はいるでしょう。
しかし、同じ職場内で仲間を作るのは、とても困難です。
誰だって自分を守りたいと思っています。
被害者の味方につけば、自分が攻撃を受けるかもしれません。
だから、基本的には、職場内で仲間を作るのは困難です。
【2】職場外は、カウンセリングだけはしてくれる
職場内での仲間を作ることは、難しい。
しかし、職場外だったら、同じ会社内でも仲間を作る事はできます。
ただし、この場合も、一緒に戦ってくれるわけではありません。
陰であなたを支えてはくれるでしょうが、
一緒になって戦ってくれるとは限りません。
あなたの心のケアをしてくれるでしょうが、
一緒にパワハラ問題に取り組んではくれないでしょう。
【3】一緒に戦ってくれる人を雇え
そうなると職場外にしか、
一緒に戦ってくれる人はいません。
しかし、職場外から一緒に戦ってくれる人の99%は素人です。
つまり、戦い方を知らない。
友人の中に、パワハラと闘ったことがある人がいるでしょうか。
だから、最終的には雇うしかない。
専門家しか、現時点においては、頼れる人がいないのが実情です。
もちろん、仲間を作ることが無意味とは思いません。
仲間がいることによって、視野を広く持ち続けることができます。
追い込まれずに済むのです。
ですから、仲間はぜひ作ってください。
しかし、最終的には外部の専門家以外には、
「一緒に戦ってくれる人」はまずいないと、心しておいてほしいなと思います。