パワハラを受けたら、すぐに辞める準備を始めましょう。
私は、パワハラ脱出支援の専門家として、さまざまな方の相談を受けてきました。
その中での結論の1つが、パワハラ職場の改善ができる可能性は、恐ろしく低いということです。
職場のパワハラを解決するのは、膨大な時間と労力が必要です。
ですから、パワハラを受け始めたら、すぐにその職場から脱出する準備を始めましょう。
【1】パワハラを放置する会社は、ほぼ改善しない
会社内でパワハラが発生したとき、正常な会社では自浄作用が働きます。
被害者でない同僚が、被害者のフォローをします。
また、パワハラだと指摘を受けた加害者も、度が過ぎたとして謝罪をします。
しかし、そのような自浄作用が働かない異常な会社があります。
パワハラを相談しても同僚が味方とならず、上司もパワハラを放置します。
加害者に対してパワハラだと指摘すれば、報復攻撃が始まりますが、もちろんこれについても上司は見て見ぬふりです。
このような職場が、改善することはありません。
組織のトップが、断行しない限り、職場でのパワハラはエスカレートする一方です。
【2】相談しても放置されたら、すぐに退職に向けて動くべき
上司に相談しても放置された時点で、基本的にはその職場は異常です。
すぐにでも脱出するための準備を取りましょう。
もちろん、ハラスメント相談室に行くことはできます。
ですが、そのような行動はあまり効果がないことが多いのも、たしかです。
なぜなら、上司が保身に走るからです。
上司としては自分の管理責任を問われないようにするため、パワハラはそれほど酷くはなかったと報告をしがちです。
少なくとも放置している時点で、被害者に対しての共感は薄いのです。
【3】職場や加害者を変えるのには、大変な労力が必要
パワハラを放置するような職場を改善するのは、大変な労力が必要です。
そして、加害者を変えるのは、なおさら困難です。
あなたが、通常の精神状態であっても、職場を変えるのは困難でしょう。
また、同様に、加害者を変えるのも困難なはずです。
それを被害を受けている精神状態で行うような余裕は、ほぼありません。
それでも職場環境の改善を求め、加害者の反省を求める場合は、全身全霊をかえるほどの覚悟が必要です。
【4】転職がどうしてもできない場合
転職が難しい場合、どうしてもできない場合は、独立・起業を考えましょう。
もちろん、いきなり独立・起業をするのは難しいでしょう。
ですから、副業を始めてください。
副業を始めるのに資金は必要ありません。
インターネットを使って、簡単に起業ができるからです。
アメブロ、リザーブストックを使えば、1週間程度で始められます。
起業など無理だと思われるかもしれませんが、パワハラ職場の職場環境を変えるほうがよほど難しいです。
加害者を変えるほうが、よほど困難です。
あなたは自分をコントロールできますが、他人をコントロールすることはできません。
パワハラ被害を受けつつ、副業を始めるのは簡単なことではありません。
しかし、専門家のサポートを受けつつであれば可能です。
ですから、専門家のサポートを受けて、今すぐ副業の準備をはじめてください。
それが、あなたの心身を守るための必須の行動です。
あなたなら、できます。
いますぐ、動き出してください。