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職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

自分に自信がないのは、「成功体験説」に騙されているから。

投稿日:2017年3月21日 更新日:

「自分に自信を持つためには、成功体験を積み重ねましょう」と言われます。

これは、セルフ・エフィカシーを高める要因の1つに、「成功体験」があるからです。

ですが、私達は結果を左右することはできません。

そこで、「小さな成功体験を積み重ねると、自信がつく」というように主張されます。

しかし、自信を生み出す一番の要因は、結果ではありません。

この点を間違えると、いつまでたっても自信を持てなくなってしまいます。

Entrepreneur working on his macbookCreative Commons License perzon seo via Compfight

【1】大切なことは結果ではなく、結果に対する評価

成功体験はもちろん多いに越したことはありません。

しかし、成功体験の質や量よりも大切なことは、それに対する評価です。

 

たとえば、京大を卒業している人でも、「自分は頭はよくない」という人がいます。

本気で、自分はただの秀才に過ぎないと思っているのです。

 

小さな成功体験を積み重ねても、同じように「これぐらい誰でもできて当たり前」と思っていたら、自信がつくはずがありません。

たとえば、私はYOUTUBEで2000本以上の動画を出していますが、だからと言って動画編集技術などに自信があるかと言えば、そんなことはありません。

これぐらい、時間をかければ誰でもできると思っているからです。

自信をつけるのに大切なことは、結果ではなくて評価です。

 

【2】自信があるとは、どういう状態か

自信があるというのは、目標達成ができると思っている状態です。

 

コーチングでは、「エフィカシーが高い」と表現します。

エフィカシーというのは「自己のゴール達成能力の自己評価」のことです。

「自分にはゴールを達成する能力がある」との確信度が、エフィカシーです。

 

つまり自信があるというのは、「自分にはゴールを達成する能力がある」と本気で思っている状態のことを言います。

 

【3】自信は、結果と関係なく高められる

成功体験が多ければ、多くの場合、「自分にはゴール達成能力がある」と確信しやすくなります。

ですから、成功体験が多ければ多いほど、自信を高めることになります。

しかし、エフィカシーを高めない成功体験もあります。

たとえば、それが「小さな成功体験」です。

 

「これができたところで、ゴールと何の関係があるのか」ということをいくらしても、自信は高まりません。

反対に、どれだけ失敗をしてもエフィカシーを高めることはできます。

エフィカシー、自信は自己評価の問題だからです。

 

【4】何を自分らしいと考えるか

何かがうまく行ったとき、自信がある人は「自分らしい」と捉えます。

そして、何かがうまく行っていないとき「自分らしくない」と捉えます。

つまり、自分が実現できて当然だと思っているのです。

そして、実現できていない今の自分を「自分らしくない」と思っています。

 

大切なことは、このように評価することです。

実現できて当たり前、実現できていない現状はおかしいと、常に評価し続けるだけで、自信は持てます。

行動を起こし続け、うまく行ったら「自分らしい」、うまく行かなかったら「自分らしくない」と評価をし続けるのです。

 

自信というのは、本質的には自己評価です。

ですから、常に自分を高く評価し続ければ、自信がつきます。

そこに成功体験は必要ありません。

 

成功体験はあるほうがよいですが、必要ではないのです。

ですから、成功体験説に縛られないでください。

そうではなくて、常に自分を高く評価し続けましょう。

 

 

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

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