誰かがあなたを傷つけたからといって、あなたまで自分を傷つけないでくださいね。
あなたはいじめ・嫌がらせに加わるような人ではないはずです。自分への攻撃に、あなたが加わる必要はないんです。誰かが嫌がらせを受けているときにあなたがするように、あなたは自分の味方でいてくださいね。
— みっく:パワハラ解決アドバイザー (@artof_challenge) April 14, 2020
パワハラ被害に遭い続けると「自分が悪いのではないか」と思ってしまいがちです。
もちろん、自分の行為を反省し、改善しようとするのは素晴らしいとは思います。
しかし、自分を責める必要は全くありません。
自分を責めてしまうと、自分が自分の加害者になってしまいます。
パワハラ被害に遭うと、周囲から孤立をしがちです。長期化すればするほど、味方も減っていきます。
ですから、少なくともあなたは、あなた自身の味方でいてあげてほしいんです。
【1】パワハラ被害に遭うと「自分が悪い」と思ってしまう
パワハラ被害に遭うと、「自分が悪い」と思ってしまいがちです。
相手に何か嫌われるようなことを自分がしたのではないか、怒らせるような何かをしたのではないかと考えてしまうものです。
それまで誠実に生きてきた人であればあるほど、このように考える傾向が強いようです。
もちろん自分の行為を反省し、改善しようとする意思は、素晴らしいものです。
しかし、自分を責める必要まではありません。
「行為」を反省し改善することと、自分の人格を否定することは別です。
【2】自分いじめをストップする
自分が自分に対して、いじめ・嫌がらせを行っていないかを確認してみてください。
あなたが自分自身に対して語りかける言葉が、あなたを傷つけるものではないか確認してください。
もし自分自身を傷つけているなら、それは精神的な自傷行為です。
もし大切な人が自傷行為をしていたら、あなたはきっと寄り添い、止めるように言うはずです。
周囲があなたに対して嫌がらせをするからといって、あなたがあなた自身に対して、嫌がらせをする必要は全くありません。
【3】長期化すればするほど、孤立しがちになる
パワハラ被害が長期化すればするほど、被害者は孤立しがちになります。
パワハラ被害に遭うことで、職場内でのパフォーマンスも落ちます。仕事上のミスも増えてしまいます。
「火のないところに、煙は立たない」という言葉があります。周囲はパワハラ被害に受けてる人を見て、「あの人に非がある」と考えがちだということです。これは公平世界仮説に基づく被害者非難です。
周囲は「あの人に非がある」という偏見の目を持った状態で、あなたを見ています。ですから、あなたがミスをすれば、その姿が目立つようになります。そのため周囲も「嫌がらせを受けても仕方ない」と思うようになるのです。
パワハラによるパフォーマンスの低下と、公平世界仮説に基づく被害者非難が悪循環を起こすのです。長期化すればするほど味方は減っていきます。
【4】少なくとも自分は、自分の味方でいる
昔から使い古された言葉ではありますが、自分だけは自分の味方でいることが大切です。
あなたがどれだけ辛い状況にあるのかを、最も理解しているのはあなたです。
あなたがどれだけ苦しんでいるのかを、最も理解しているのもあなたです。
もしあなたの大切な人が、今のあなたと同じような状況にあれば、あなたなら、寄り添って味方となってあげるはずです。その人のことを、責めたり、非難したりしないと思います。
あなた自身を、あなたの大切な人のように扱ってください。
少なくともあなたは、自分の味方でいてあげてください。