加害者に対して、仕返しをするなら、一気に徹底的にやりましょう。
中途半端にするのが、もっとも危険です。
加害者の”報復心”を折るのです。
「これ以上、関わってはマズイ」と思わせるようにしましょう。
Noger Chen via Compfight
【1】パワハラへの仕返しをするなら、一気に徹底的に
パワハラを放置すれば、必ずパワハラはエスカレートします。
ですから、いつかは必ず仕返しをしなければなりません。
少なくとも、警告はしなければなりません。
警告しても、必ずしもパワハラ加害行為がなくなるとは限りません。
しかし、警告することで、エスカレートを防ぐことはできます。
ただし、一時的には、パワハラ行為がひどくなります。
ストレスに対する急性反応のようなものです。
【2】加害者の急性反応を予期しておく
加害者に対して、対立する態度を見せると、パワハラは一時的にひどくなります。
これは、加害者が現状を維持しようとするからです。
あなたを、自分の支配下に押しとどめようとします。
この反応があることを、予期しておきましょう。
予期しておけば、あなたはパニックにはなりません。
パニックにならず、冷静に対立し、反論や反撃をしつづけるのです。
ただし、一気に徹底的に、加害者を追い詰めましょう。
【3】一気に徹底的に
急性反応が出たということは、加害者は精神的にはパニック状態です。
ですから、そのチャンスを逃してはなりません。
人間は、「闘争・逃走モード」では、理性的な判断ができません。
長期的な視野に立つことはできません。
ですから、相手をパニックに陥らせれば陥らせるほど、あなたにとって有利な状況を作りやすいのです。
たとえば、今までは嫌味だけだった加害者が、あなたからの予想外の反論を受けて、ヒステリックに叫びだすかもしれません。
そうなれば、相手の立場は、悪くなります。
加害者をかばうことが難しくなるからです。
【4】加害者の心を折りに行く
加害者が冷静さを失ったときが、チャンスです。
徹底的に攻撃を続けましょう。
上司に報告し、ハラスメント相談室に相談に行き、労働局に相談に行きましょう。
そして、当然ですが、それ以降も、徹底的に、冷静に反論、反撃をし続けるのです。
パワハラ行為を受けたら「それはパワハラです。それについても報告を上げます」と伝えましょう。
加害者の心に、恐怖を植え付けるのです。
加害者は、自分の身を滅ぼしてまで、あなたを攻撃したいわけではありません。
自分の安全が確保されているからこそ、あなたにちょっかいをかけるのです。
ですから、「自分が危ない」と思わせれば、あなたの勝ちです。
相手が動揺しているときに、一気にたたみこみましょう。
あなたに加害行為をしたことを、後悔させましょう。
少なくとも、それぐらいの気持ちは持ってください。
それぐらいの気持ちを持たないと、中途半端になってしまいます。
すると、パワハラがひどくなってしまいます。
ですから、仕返しをするなら、一気に徹底的に、継続的に行いましょう。
加害者の心を折りに行きましょう。