パワハラに耐え続けても、エスカレートする一方です。無視したり、耐えてはいけません。
しかし、反撃をするのも心理的にはハードルが高いでしょう。
そのような場合は、けん制することをお勧めします。まずやってほしいのは、メモ帳を取り出すことです。相手の「指導」を一言一句、メモしましょう。
— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) October 21, 2018
【1】耐えてもエスカレートするだけ
パワハラ行為は、耐えてもエスカレートするだけです。
あなたがどれだけ我慢しても、耐えても、加害行為は収まりません。
むしろ、エスカレートしていきます。
【2】エスカレートするほど、孤立する
加害行為がエスカレートすればするほど、あなたは職場内で孤立していきます。
周囲の人々が自己保身に走るからです。
パワハラの解決においては、味方の存在はとても重要です。
その味方が減っていくため、どんどん解決が難しくなります。
【3】反撃するのも怖い
パワハラに耐え続けると、パワハラはエスカレートします。
しかし、中途半端に反撃をするともっとエスカレートします。
反撃をするなら、一気に徹底的に躊躇なく行わなければなりません。
だからといって、このような行動を取れる人は多くありません。
反撃をするという心理的ハードルは高いのです。
【4】「けん制」を行ってみよう
反撃が怖い場合、「けん制」をすることをお勧めします。
監視カメラがあるだけで、犯罪行為は減ります。
同じ原理でパワハラ加害者に、「見られている」という感覚を植え付けることが「けん制」になります。
【5】メモ帳を取り出す
まずやってほしいのは、メモ帳を取り出すことです。
そのメモに相手の「指導」を一言一句、メモしましょう。日時も「2018/10/22 09:12」のようにできる限り詳細に記録します。
メモ帳を取り出すことで、加害者に「見られている」という感覚を植え付けることができます。
もしメモ帳を取り出すのも怖いなら、相手の言動をしっかりと見ることから始めましょう。相手に「見られている」という意識を感覚を植え付けるように見るのです。
【6】解決に向けた行動を取ることで、耐えることができる
加害者に任期があるとしても、耐えることはお勧めしません。
たとえ残り3ヶ月だったとしても、それだけ十分に心身に不調はきたします。身体が拒否反応を起こします。
耐えることでは、心身を保つことはできません。
逆接的ですが、解決に向けた行動をしているからこそ、耐えられるのです。
耐えようとしたら耐えることができません。
解決しようとすることで、耐えることができるようになります。
耐えることを目指さないでください。
解決することを目指しましょう。
無理をする必要はありません。最初から反撃行為に出る必要はありません。
十分な証拠が集まるまではけん制球を投げ続けましょう。
「見られている」という感覚を植え付けることで、暴走ができないようにするのです。