パワハラで労災認定を受けた方は、
《パワハラを受けていると何が正常かがわからなくなる》と、
おっしゃっています。
パワハラを受け続けると、
パワハラを受けている現状が正常なことであるかのように、
自分はそのような仕打ちを受けるのがふさわしい人間なのだと、
思い込むようになります。
ですから、耐えてはいけないのです。
耐えれば耐えるほど、
その状態こそが正しいのだと思い込まされてしまいます。
あなたの直観が「おかしい」と思えば、おかしいのです。
正しいかどうかの判断は、社会がしてくれます。
厚生労働省は、パワハラを次のように定義しています。
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
この定義に少しでも当てはまりそうなら、
それはパワハラでないかと思ってください。
そして、専門家に相談してください。
パワハラに耐える必要なんてありません。
耐える努力ではなくて、脱出する努力を、
現状から抜け出す努力をしていきましょう!