指導力を高めたければ、恐怖による指導をしないと決めることです。
少なくとも、減らすと決めることです。
【1】恐怖による指導は誰でもできる
指導相手を脅したり、傷つけたりするのは、誰でもできます。指導について何も学ばなくても、誰でもできることです。小学1年生も脅しますし、他人を傷つける言葉を言います。恐怖で他人をコントロールするのは、誰でもできることなのです。
そして、大人相手でも、子供相手でも、恐怖でコントロールするのが一番簡単です。恐怖や不安が与えられると、人は行動をしやすくなります。人を動かす方法として、恐怖や不安をあおるのは効果的ではあるのです。
だからこそ、指導する側はそれに頼ってはいけないのです。
【2】恐怖を使い始めると、工夫をしなくなる
恐怖による指導をし始めると、工夫をしなくなります。
指導者であるにも関わらず、相手のモチベーションを高める方法を考えなくなります。
指導の方法についても考えなくなります。
指導者であるのに、指導について頭を使うことがなくなるのです。
【3】指導者としての責任を感じなくなる
相手が伸びないことや、伸び悩むことについて、指導者である自分の責任を感じなくなります。
自分が悪いのではなく、相手が悪いのだと思うようになります。
自分の指導力を、向上させようとする気持ちがなくなるのです。
自分に非がある部分でも、それを認めることができなくなります。
【4】指導者は恐怖や不安を使ってはいけない
簡易な方法に頼るから、指導力が下がる一方になるのです。
指導力を高めようとする向上心を失い、責任感を失うのdせう。
指導力を高めたいならば、まずは恐怖による指導をなくしましょう。
指導者は恐怖や不安を使ってはいけません。少なくとも、恐怖や不安を使うことを肯定してはいけません。
この心構えを持つことが、指導力を高める第一歩です。
相手を脅したり、傷つけずに指導する方法は、いくらでもあります。
ただその前提として、恐怖や不安によるコントロールを手放すことを決めましょう。