行政にパワハラ相談に行くときに、
注意してほしいことがいくつかあります。
その中で、かなり大切なことの1つが「時間的余裕を持つこと」です。
【1】管轄を調べるだけでも20分ぐらいかかる。
労働局の力を借りたいときに、最初にすることは管轄を調べることです。
行政は、当然ですが、管轄外のことはできません。
ですから、まずは管轄を調べます。
しかし、管轄を調べてもらうだけでも、
20分程度は我慢しなければなりません。
電話の場合は、1回保留されるごとに2、3分は平気で待たされます。
そして、電話に出てきた人に、改めて説明をしなければなりません。
何に置いても一般企業ではありえないぐらい、時間がかかるのが行政です。
【2】担当者が出てくるまでも、時間がかかる
電話で管轄を確認するだけでも20分ぐらいかかるので、
実際に相談に行ったときについても、推して知るべしです。
相談予約が可能で、予約をして行ったとしても、
待たされることは覚悟しておきましょう。
当然ですが、先に電話相談をしていたとしても、
電話で相談した内容が
今回の相談担当者に伝わっているとは、期待しないでください。
【3】最初から時間的余裕を持っておく
行政は、何をするにしても待たされます。
ですから、もともと「そういうものだ」という意識を持っていただきたいのです。
待たされること、何度も同じ説明をすることにイライラすると、
それが担当者に伝わってしまいます。
すると、「この人は、こうやってイライラするから、パワハラに遭うんだ」と思われてしまい、
味方にすることが難しくなります。
ですから、もともと行政の動きは遅いものであること、
そして、何をするにも時間がかかるものだと思っていただけたらと思います。
ですから、行政に相談に行くときは、
時間的余裕を持つことを、お忘れなく。