パワハラ被害者は全員、現状から抜け出したいと思っています。
それも強く、思っています。
しかし、それだけでは現状打破のための行動は起こせません。
【1】インプット⇒ボトルネック⇒アウトプット
アウトプットの量は、ボトルネックを通過する量と同じです。
ボトルネックというのは、瓶(ボトル)の首。
ボトルに入った水がどれだけ多くても、
首を通過する量によって、
出てくる水量は決まります。
アウトプットの量を増やしたければ、
ボトルネックを広げなければ、
原理的に不可能だということです。
【2】ボトルネックを広げる必要は、ゴールによって決まる
では、ボトルネックはどこまで広げればよいのでしょうか?
それは、ゴールによって決まります。
あなたが何を望むかによって、決まります。
あなたが望むのが、加害者に対してパワハラ行為を止めさせて、
パワハラ行為を受ける以前の状態に戻すことなら、
それに必要な範囲内で、あなたのボトルネックを広げればいい。
この場合は、あなたはアサーションを身に付けて、
それを実行するに足りる自己肯定感と自己効力感を身に付ければ
よいだけかもしれません。
【3】ゴールが、ボトルネックの改善を必要性を生み出す
ゴールを定めないと、どこまでボトルネックを広げればよいかが分かりません。
達成すべき目標があるからこそ、求められる質と量が分かるのです。
これは逆から言えば、
「ゴールがなければ、ボトルネック改善の必要性がわからない」ということです。
そもそも、何がボトルネックとなっているかも分かりません。
現状を打破して、どのような状況を作りたいのかが決まるからこそ、
では、自分はどのようにあるべきなのかが決まるのです。
【4】ゴールを決めよう
ゴールを決めましょう。
ゴールが決まらないと、あなたのボトルネックもわかりません。
ボトルネックをどこまで広げるべきかもわかりません。
何をどこまで費やしてもよいか(許容損失)も決まりません。
まずはゴールです。
どうなりたくないかではなくて、どうなりたいかを決めましょう。
それがあなたがパワハラから逃れるための第一歩です。