パワハラ問題を、内部だけで解決するのは困難です。
そういう自浄作用が働かないからこそ、
パワハラが生じています。
パワハラを解決するには、何かしらの外部機関の協力が不可欠です。
【1】行政に相談することにリスクはない
行政は、そもそも中立です。
そして、リスクを取ることを、とても嫌がります。
ですから、あなたが相談したことが、
あなたの会社にバレることはありません。
あなたの希望も仰がずに、
勝手に指導をすることもありません。
相談をしただけで、
何かしらの不利益を被ることはあり得ません。
【2】大切なことは、相談した事実を作ること
相談することのリスクはありませんが、
相談したことの事実は、今後のあなたに大きな影響を及ぼします。
まず、自分はパワハラを被っていることが明確にわかります。
自分が受けている被害は、社会的に許されないものであることがわかり、
自分を責める必要がないことが分かります。
また、どのような証拠を集めればよいのかが、
より詳細にわかるようになります。
被害メモをどのように書けばよいのか、
どんな録音があるとよいのかが分かることで、
証拠集めが楽になります。
さらに、どのような手段を取りうるのかを、
真剣に考えられるようになります。
パワハラに対しては、いくつかの法的手段があります。
そしてそれは公開情報として出されています。
しかし、手続き自体をリアルに感じている人はほとんどいません。
この点、実際に運営している行政から説明を受けることで、
一気にリアルに考えられるようになるのです。
【3】相談に行くことだけでもしよう
相談に行っても意味がないと、思わないでください。
相談に行くことによって、自分の話をすることによって、
専門家からアドバイスを受けることによって、
あなたの現状は必ず少し変わります。
現状に対する「ものの見方」が変わり、
今までとは違った視点で、自分を見つめ直すことができます。
時間をとって、相談に行ってみてください。
相談するだけでも、大きく好転する可能性は十分にありますよ。