パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

「辞めたほうがいい」と言うのは簡単

投稿日:

パワハラ被害者に対して、

「辞めたほうがいい」と言うのは簡単です。

 

それができるなら、もうとっくに辞めています。

辞められない事情があるからこそ、

辞めずにいるしかないと思っています。

 

【1】「辞められない」は思い込みか

「辞められない」は、たしかに思い込みかもしれません。

 

「私が今辞めると、他の人たちに迷惑をかける」というのも、

実際のところはどうかは、分かりません。

自分がいなくても、職場が困るのは一時的なもので、

それほど困らないかもしれません。

 

しかし、それが思い込みであるかどうかを確かめる術も

ありません。

 

もし、心のブロックであるなら、

それが単なる思い込みだということには、

自分で気づくしかありません。

 

思い込みは、合理的判断だけでは壊せないからです。

 

【2】現実に生じている障害

もし、辞められない理由が思い込みだと気づき、

辞めても問題ないと気づけたなら、

それだけで辞めることができるでしょうか?

 

多くの場合、そんなことはありません。

 

現実的に、辞めるのが難しくなる理由があるものです。

 

たとえば、次の就職先が決まっていないこと。

または、十分な預貯金がないこと。

このような金銭面が、多くの場合ネックとなります。

 

たとえば、

「パワハラ加害者が威圧的な性格で、退職の意思を伝えるのが怖い」

という心理的な障害を乗り越えたとしても、

お金が入ってくるようになるわけではありません。

 

心理的な障害と、金銭的な障害は別の障害として、

しっかりと取り組まなくてはならないのです。

 

【3】辞めるためには、全部の障害に取り組まなくてはならない

なぜ、カウンセリングだけでは不十分かと言えば、

心理的な障害を乗り越えたとしても、

辞めることはやはりできないからです。

 

辞めた方がいいと分かっていても、

金銭面がネックとなって辞められない人は、数えきれないほどいます。

 

また、契約期間という法律によって

辞めることができない人もいます。

 

「辞めたほうがいい」というのは簡単ですが、

これらの障害を全部克服するのは、

簡単なことではありません。

 

 

だからこそ、パワハラ問題は、

それぞれの分野の専門家が対応するだけでは足りず、

これらの障害を同時並列的に取り扱える、

パワハラ問題の専門家が必要なのです。

 

ですから、もしあなたがパワハラに遭ってしまっているなら、

これらの問題を同時に扱える人を、探すようにしてください。

 

もしあなたの知っている人でそういう方がいらっしゃらないなら、

一度、私にご相談いただければと思います。

 

20160804

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

心の中の声を、意識に上げる。【職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する】

セルフトークと呼ばれるものがあります。 日本語では内言語、内言と呼ばれるもので、 心の中の声のことです。 このセルフトークは、 自己イメージを反映しています。 自分に自信がある人は、 うまく行ったとき …

no image

反省なんかしなくてもいい。

パワハラなど、職場ハラスメントを受けていると、 どうしても、「自分が悪いのでは?」と、 思いますよね。   「こんなことをされるのは、 何かしら、自分が気に入らない部分があるからだ。」と、 …

no image

パワハラを受けても普通に仕事ができるのは、あなたが優秀な人だからです。

パワハラを受けた状態になると、どうしてもミスは生じやすくなります。 それにもかかわらず、あなたが普通に仕事をこなすことができているなら、それはあなたの優秀さの証明です。 あなたはパニック状態でも普通の …

no image

パワハラ被害に遭っていても、高いエフィカシーを維持する方法

今回はコーチング編です。   パワハラ被害に遭いながら、高いエフィカシーを保つのは簡単ではありません。 そもそも、セルフイメージは、他人の言動によって作られています。 パワハラという、負のア …

no image

パワハラ加害者を監視(ウォッチ)することで、加害行為にけん制をする。

パワハラに耐え続けても、エスカレートする一方です。無視したり、耐えてはいけません。 しかし、反撃をするのも心理的にはハードルが高いでしょう。 そのような場合は、けん制することをお勧めします。まずやって …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。