パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラ解決に役立つことは、全部同時に実行する。

投稿日:2016年12月19日 更新日:

解決策は、全部同時に並列的に実行しましょう。

 

目的地を設定し、許容損失を設定して、

そこから解決策を出したのなら、

全部同時に実行していくのです。

 

【1】取りうる解決策は、いろいろある。

パワハラ問題への対処法は、さまざまあります。

そして、それらの対処法は、並列的に実行可能なものです。

たとえば、誰でもできるはずのこととして、

次のような解決策があります。

  • 被害メモを取る。
  • 加害行為の状況を、ボイスレコーダーで録音する。
  • 診断書を取る。
  • 労働局に相談する。
  • 人権擁護委員会に相談する。
  • 法律家に相談する。
  • セルフカウンセリングを行う。
  • セルフコーチングを行う。
  • 転職サイトに登録する。
  • 転職エージェントに登録する。
  • 副業を始める。

 

あなたには、できることは全部実行してほしいのです。

全部実行するからこそ、効果が出やすいのです。

 

【2】同時に実行するから、相乗効果が生まれる。

たとえば、被害メモやボイスレコーダーがあるからこそ、

行政に相談をしやすくなりますし、

相談をしたときに味方となってもらいやすくなります。

 

また、行政に相談するからこそ、

どんな証拠が必要とされるのかが実感としてわかるのです。

 

副業を始めてみることが「こんなところにいたくない!」という思いを強くし、

行動を起こすモチベーションを高めてくれます。

また、職場の外の世界こそが正常であると分かるので、

今の自分が置かれている状態に対して、

「これは異常だ」と思えるようになるのです。

 

診断書を取りに病院に行くことで、

自分が置かれている状況を客観的に観ることができますし、

法律家にも相談がしやすくなります。

 

医師、法律家、行政などを助力を得ることで、

自分は正しいという自己肯定感が取り戻せます。

これがまた、副業に対するモチベーションにつながります。

 

すべての行動が、相乗効果を生み出して、解決に導いてくれるのです。

 

【3】今できることを、全部同時に実行する。

あなたが置かれている状況がどんなものであっても、

必ず何かしら実行できる解決策があります。

まずは解決策を書き出しましょう。

 

書き出すことが、また別の解決策のアイデアともなります。

大切なことは、いま、できることを全部実行すること。

解決策を書き出してみることも、その中の1つです。

 

もちろん、解決策を書き出す気力さえもないときは、

私のような専門家のサポートを得るほうがいいかもしれません。

 

でも、それであっても大切なことは、できることを実行すること。

それも1つ1つ実行するのではなくて、全部実行することです。

 

何もできないというのは思い込みです。

一度、紙に書き出すところから始めてみましょう。

 

【4】解決策がどうしてもないなら

もし、それでも解決策が何もないと思っているなら、

間違いなくそこには、思い込みがあります。

 

思い込みというのは、

事実でないことを事実だと仮定した状態です。

 

ですから、仮定や前提を見直すことで、

思い込みを排除することもできます。

 

たとえば、会社のハラスメント対策室に相談したら、

パワハラがひどくなるのではないかと、

考えているとします。

しかし、それは本当に高い確率で生じうることでしょうか。

 

中小企業ならともかく、

ハラスメント対策室があるような企業で、

ハラスメントの相談をしたことに対しての報復をすれば、

社会的問題となります。

 

ですから、常識的に考えれば、報復的なパワハラはできないはずです。

 

そして、もし本当に報復が怖いのであれば、

先に労働局に相談に行っておけば、保険ができます。

つまり、何かあった時に報復行動であることを、労働局に訴え、

指導してもらいやすくなるわけです。

 

ハラスメント対策をしている通常の会社であれば、

ハラスメントへの報復行為は、禁止していますし、

むしろ処分の対象となると明記しているはずです。

 

会社としても、パワハラ行為を繰り返すような人を

庇(かば)いたくはないのですから、

堂々と利用すればよいのです。

 

もちろん、すべての会社において、

被害者の味方をしてくれるわけでもありません。

ですが、最初からまったく役に立たないと考えるのは、

思い込みである可能性が高い。

 

 

諦めないでください。

諦めるのは、できることを全部やったあとです。

 

そして、何もできることがないと思っているなら、

必ず何かしらの思い込みがあります。

ですから、その思い込みに気づくためにも、

まずは解決策を書き出してみましょう。

 

minilp-mikuni entry-buttonpwhr

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

パワハラを防止すると、利益も上がる。

【1】抑圧的な企業分化が、利益を下げる 抑圧的な企業文化がある組織と、 自主的な企業文化がある組織では、 利益率で、750倍もの差が出たという、 統計調査があるようです。   【2】常識的に …

no image

スピード起業・副業に役立つ「公開コミュニケーション」

パワハラ被害者の副業・起業には、スピードが大切となります。 そのときに大切となるのが、クライアント対象との「公開コミュニケーション」です。   たとえば、ツイッター上ではリプライというものを …

no image

労働以外の方法を探そう!【職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する】

ブラック企業にとどまる理由、「転職先が見つからない」が51.5%で最多に日本労働組合総連合会は11月28日、「ブラック企業に関する調査」の結果を発表した。同調査は11月1日…… …

no image

パワハラの恐怖を克服するための第一歩とは?

パワハラは、恐怖との戦いです。   パワハラへの対抗策は数多くありますが、恐怖感情が邪魔をします。 逆に言えば、恐怖感情を克服できれば、 それだけで多くの選択肢が生まれます。   …

no image

職場いじめ・嫌がらせ対策に、証拠が必要となる理由。

人間の性質上、いじめ・嫌がらせは行われるものです。 だからこそ、それに対処する技術は、全員が身に付けておくべきものだと考えています。 そして、いじめ・嫌がらせに対処するために大切となるのが「証拠」です …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。