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ゴールが先、方法は後

投稿日:2016年12月18日 更新日:

「どうすればいいのか分からない」で悩むのは、

「目的地」を決めてからでよいのです。

 

理論上、「目的地」が決まらないと、

方法は決まらないからです。

 

【1】ゴールが先、方法は後

コーチングというものには、

「ゴールが先、方法は後」という言葉があります。

これは、そのままの意味です。

 

まず目的地を定めよう。

それから、目的地への行き方を考えよう、ということです。

 

【2】ゴールがないと、方法は決まらない

ゴールが先だと言われると、

精神論に聞こえるかもしれません。

しかし、これは単なる精神論、根性論ではありません。

哲学的、脳科学的な理由があるのです。

 

そもそも、

《方法とは、ある状況において、

特定の目標を達成するための手段》です。

これは、西條剛央先生が「方法の原理」と呼ぶものです。

 

ここから、当然に2つのことが導かれます。

  1. 「目標」がなければ、方法は決められない
  2. 「状況」が把握できなければ、方法は決められない

 

【3】脳は、重要性の低いものを認識できない

また、脳は重要度の低いものを認識しない性質があります。

世の中に無音の場所なんてありませんが、

仕事をしているとき、誰かと話しているときは、

周囲の音は聞こえません。

脳がシャットアウトしているからです。

 

方法も同じです。

目的が定まることで重要性が高まる。

そして、そこから初めて方法が見つかるようになります。

 

 

映画『トイストーリー2』の中で、

オモチャたちはさまざまな困難に遭いますが、

そのたびにその場所で解決方法を見つけています。

 

たとえば、車の通行量の多い道路を渡る必要があることになって、

そこで周囲を見渡したときに、

そこに三角コーンがあることに気づく。

 

それから、三角コーンをかぶって、

道路を横断すればいいことを思いつく。

 

これは映画の話ですが、

人間の脳の仕組みをよく理解した描写です。

 

解決に役立つものを持っていても、

ゴールがなければ認識できない。

ゴールがあるから、解決に役立つものが認識できるようになる。

それが人間の脳です。

 

【4】あなたはどこに行きたいのか。

あなたが行きたいのはどこでしょうか。

方法は、わからなくて構いません。

方法は、目的地を決めてから見つけるものだからです。

  • パワハラ加害者を退職に追い込む。
  • パワハラ加害者を他部署に移転させる。
  • パワハラ加害者に金銭的賠償をさせる。
  • パワハラ加害者に刑事罰を受けさせる。
  • パワハラ職場から異動する。
  • パワハラ職場を退職し、独立する。
  • パワハラ職場を誰にとって理想的な職場にする。

いろいろな「目的地」、「ゴール」があります。

そして、それは人それぞれ違ってしかるべきものです。

 

まずは、あなたのゴールを設定しましょう。

先ほども書きましたが、

ゴール達成のための方法はわからなくてもよいのです。

方法は、目的地を定めてから考えるです。

 

目的地を定めれば、

今までシャットアウトしていた情報が見えてくるようになります。

ですから、まずは自分の本音に耳を傾けてみましょう。

あなたが本音で達成したいゴールを探しましょう。

 

ゴールが先、方法は後です。

「どうしたらよいかわからない」と悩むのは、

ゴールを決めてからでよいのですよ。

 

まずは、あなたが本当に達成したい目的地を

決めてみてください。

 

そうすると、

今まで、考えたこともなかった方法に

気付くかもしれません。

 

少なくとも、ゴールがなければ

方法は出てきません。

 

ですから、まずはゴールを設定してみてください。

 

 

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