パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラを行政機関に相談するときは、法律家と一緒に行く。

投稿日:2017年4月9日 更新日:

労働局、労基署に、パワハラの相談に行くとき、可能であれば法律家と一緒に行きましょう。

法律家と一緒に行くだけで、担当者の対応が大きく変わるからです。

15th EMC2 - Second European Regional RoundCreative Commons License ELSA International via Compfight

【1】公務員は前例主義

パワハラの相談機関の担当者は、ほとんどの場合、純粋な公務員です。

 

ほとんどの場合というのは、人権擁護委員については、民間から選ばれているからです。

人権擁護委員については、公務員的な考え方をしない場合があります。

 

ですが、労働局の担当者は、公務員です。

つまり、前例主義です。

 

 

【2】前例主義は悪いことではない

前例主義事態は、悪いことではありません。

恣意的に法律を運用されるほうが、よほど恐ろしいことです。

ただし、前例主義が法律を捻じ曲げているときもあります。

 

たとえば、どこの行政機関でもよいのですが、情報公開請求をしてみてください。

ほぼ間違いなく、情報公開請求をさせないように働きかけてきます。

法律上は請求を受理しないことはできません。そのため、請求させないようにしてくるのです。

 

【3】相談機関は、動かない

同じようなことは、相談機関についても言えます。

あなたから請求があれば、労働局は、会社に対して指導・助言を行うことができます。

逆に言えば、あなたから請求がない限りは、指導・助言は行わなくてもよいのです。

ですから、あなたに対して指導・助言を請求させないようにしてくる担当者もいるのです。

通常業務ではない業務を、公務員は必死になって避けようとします。

 

【4】法律家がいることで、動かないことのリスクが高まる

このとき、法律家がいることで、公務員の態度が変わります。

”法律上するべきことをしていない”と主張されるリスクが高まるのです。

つまり、”やらないリスク”が高くなるのです。

ですから、行政機関が、本来やるべきことをしっかりとやる可能性が高くなります。

 

もし、あなたに法律家の知り合いがいるなら、報酬を払ってでも一緒に行ってもらいましょう。

それによって、行政機関の態度も変わります。

また、行政機関としても、法律家を通したほうが説明しやすいことが多いため、法律家と一緒に来ることを望む担当者も多いです。

行政機関の動きが遅いときは、法律家を利用してみましょう。

きっと、行政機関の動きが変わるはずです。

 

 

 

 

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

「動く」か「考える」を続けることで、パワハラから脱出できる。

パワハラの解決法については、さまざまなものがあります。 しかし、方法の有効性は、「目的」と「状況」によって決まります。 ある人にとって有効な方法が、あなたにとって有効とは限りません。 すると、目的と状 …

no image

パワハラ加害者に仕返しできない根本理由とは?

パワハラ被害を受けている人なら、 一度は「仕返しをしたい!」と思ったことがあるでしょう。   報復したいと思う感情が生じるのは、自然なことです。 その感情が生じること自体は悪いことではありま …

no image

パワハラ加害者から「被害妄想だ」と言われたときの、対処法

パワハラ加害者に対して反論をすると、「被害妄想だ」とか、「頭がおかしいのでは?」と言われることがあります。 これを言われると腹が立つ一方で、不安になってしまうものです。 ”自分が敏感になりすぎているの …

no image

労働以外の方法を探そう!【職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する】

ブラック企業にとどまる理由、「転職先が見つからない」が51.5%で最多に日本労働組合総連合会は11月28日、「ブラック企業に関する調査」の結果を発表した。同調査は11月1日…… …

no image

パワハラを目撃したら、「ソレハラ」を使ってみよう。

パワハラを目撃したとしても、それを「パワハラだ」と指摘するのは難しいことです。 「自分がターゲットになるのではないか・・・」、「社内での居場所がなくなるのではないか」との不安が出てくるからです。 私の …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。