パワハラを受け続けていて、
昔から独立起業を考えている人の中には、
これを機に起業に乗り出す人が多いです。
ただ、私はパワハラ被害者には、一般的な
副業・起業法では足りないと思っています。
パワハラ被害を受けているという、
特殊事情があるからです。
【1】パワハラ被害者向けの、副業・起業法
パワハラの被害を受けているということは、
次のような状況にあるということです。
- 帰宅後も怒りや不安が生じて、冷静に考えることが難しい
- 心身の回復に、時間がかかる。
- いつまでパワハラに耐えられるかが分からない
これは言い換えれば、
副業・起業を行うには、
次のような条件を満たす必要があるということです。
- 冷静に考えることができる心理状態を作ることができる。
- 心身を速やかに回復することができる。
- 短期間(6ヶ月程度)で、起業できる状態にする必要がある。
パワハラ被害を受けているときは、
頭が働きにくい状態にあります。
また、心身を回復することだけでも時間が必要であり、
なかなか副業・起業への行動に取り組むことができません。
しかし一方で、いつまで耐えられるかが分からず、
パワハラ被害者は、副業・起業に、
ゆっくりと時間をかけることができません。
私は、パワハラに耐えられる期間は、
通常は6ヶ月だと考えています。
言い換えれば、この期間内に、
会社を辞めることができる状況を
作られなければなりません。
【2】融資を受けている時間もない
パワハラからいち早く脱出したいときに、
融資を受けている時間も気力もないはずです。
また、起業を目的としていますから、
定期的な収入を得ることができるものであり、
かつ、高粗利なものでなければなりません。
そうなると、基本的には
インターネットで提供できる
専門サービス業となります。
【3】支援の専門家となる
私が、あなたにおすすめするのは、
支援の専門家となること。
パワハラを受けて人の痛みが分かるからこそ、
辛い人の状況が身に染みてわかるからこそ、
そのような人々を助ける仕事をしてほしいのです。
また、辛い出来事を体験していることは、
将来の依頼者の信頼や共感を得ることにも繋がります。
辛い出来事を経験した人にしか、できない仕事が
支援の専門家なのです。
【4 】支援の専門家になる方法
当然、支援の専門家となるには
さまざまな専門知識が必要となります。
しかし、これらを習得することは
それほど難しいものではありません。
人を助ける仕事をしたいと思っている人は、
基本的にこのような技術を自然と身に付けています。
たとえば、支援をするときに必要となる技術として
- 相談者と心のつながりを作る技術
- 相談者の目的を把握する技術
- 相談者の現状を把握する技術
- 相談者が望む支援を確認する技術
- 相談者の思い込みを外す技術
- 相談者の自信をつける技術
などがあります。
しかし、これは普通に人助けを行ってきた人なら、
誰でも自然とできることなのです。
あなたならきっとできるはずです。
【5】人を助ける専門家になってほしい
現在、支援の専門家として、
人を助けたいからではなく、
稼ぎたいだけの人々がどんどん入ってきています。
社会が少しでもよくなるようにと考えた人ではなくて、
取引としか思っていない人が、どんどん入ってきています。
だからこそ、あなたのような人に入ってきてほしいのです。
ちゃんと、心の交流ができる人でないと、
辛い状態にある人を助けるなんてできません。
あなたならきっとできますから、
ぜひ一度、人助けを仕事にすることを考えてください。
そして、今、あなたと同じように困っている人を、
ぜひ助けてあげてください。
〈追伸〉
今回の記事がもしあなたのお役に立ったなら、
ぜひ一度、お目通しいただけたら嬉しいです。