パワハラに反撃をするときは、あることを覚悟しなければなりません。
それは、「加害者からの報復を受けること」です。
加害者は、ほぼ間違いなく報復をしてきます。
自分の行為をパワハラだと認めて反省し、謝罪する人は滅多にいません。
ですから、報復を受けることは覚悟をして、反撃を始めましょう。
The National Guard via Compfight
【1】処分を受けるような加害者は、反省などしない
公務員、大企業や大学などで、パワハラがあるとそれが公表されます。
その公表された処分の中で、加害者が反省している事例は、ほとんどありません。
福岡県糸井市の消防本部でのパワハラ加害者の中心人物の一人は、懲戒免職になっています。
それでも、加害行為を認めていないと報道されました。
福島県立医大でパワハラをしたとして、停職3ヶ月になった女医も同じです。
処分後も、パワハラではないと主張しました。
そもそも、自分の行為がパワハラだとは思っていません。
ですから、反省などしません。
むしろ、自分への攻撃だと判断して、あなたへの報復行動を始めます。
【2】加害者は、報復行動に出る
広島大学で、教授が助教授に対して、パワハラをしました。
この事例では、最終的に被害者がクビになっています。
加害者が、被害者の勤務評定をしているのです。
報復人事というものです。
広島大学で“大人のいじめ”1──業績水増し告発の准教授が“クビ”へ(明石 昇二郎)
福岡県糸井市の消防本部でも、パワハラへの告発がされました。
しかし、告発者が特定され、報復的なパワハラがされています。
加害者は、自分が悪いとは思っていません。
ですから、必ず報復行動に出ます。
私もパワハラに反撃をしましたが報復行動に出られなかったのは、私は組織の弱みを全部握っているからです。
私はそもそも、その組織の事務をすべて一通りしていました。ですから、私がつかめない情報はなかったのです。
そういう立場にない限りは、まず報復行動を受けます。
【3】反撃をするということは、報復を覚悟するということ
ですから、パワハラに反撃をするということは、報復を覚悟することと同じです。
その覚悟がない状態で反撃を行ってしまうと、パワハラがエスカレートするだけです。
エスカレートさせないためには、一気に徹底的に叩き潰すぐらいの攻撃が必要です。
相手が報復できないぐらいにまで叩きのめさないといけません。
それができないなら、反撃はしないほうが安全です。
ですが、だからといって耐え続けることもできません。
ですから、反撃ができないなら、辞めるための準備をするべきなのです。
【4】徹底的に戦うつもりがないなら、辞めるのが得策
パワハラと戦うには、大変な時間と労力が必要です。
もし、そこまでして戦うつもりがないなら、すぐに辞めるための準備に取り掛かりましょう。
辞めるための準備というのは、転職活動であったり、独立・起業に向けた行動です。
ただ耐えているだけでは状況は悪くなる一方です。
ですから、辞めるための準備を進めるのです。
パワハラに反撃すれば報復がされます。
報復されないためには、相手を徹底的に叩きつぶすぐらいの行動量が必要です。
もし、それをするつもりがないなら、辞めるための準備をしましょう。
それがあなたにとっての、現実的な解決策の1つです。
もし、どうしても許せないなら、退職後に訴えればよいのです。
まずは、退職できる状態を作るために、動いてください。
パワハラを受けつつ、耐えていらえっる日々は長くはありません。
いますぐ、動きましょう。
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