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職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラに仕返ししたいなら、加害者の報復を覚悟する。

投稿日:2017年3月22日 更新日:

パワハラに仕返しをしたいというのは、自然な感情です。

しかし、仕返しをすれば必ず報復をされます。

報復を覚悟して、仕返しをしましょう。

報復されてもよいと思える人だけ、仕返しをしましょう。

 

【1】仕返しをしたいと思うのは、自然な感情

パワハラは、人権問題です。

パワハラの加害行為は、人間として尊厳への攻撃です。

それは被害者からすると、屈辱的であり、恥の感情を呼び起こすものです。

ですから、加害者に対して怒り、仕返しをしたいと思うのは当然のことです。

「仕返しをしたい」と思う感情は、自然な感情です。

それを否定する必要はありません。

「そんな気持ちを持ってはいけない」と思う必要はありません。

その気持ちを持つこと自体は、悪いことでもなんでもありません。

 

【2】仕返しをすれば、必ず報復を受ける

パワハラを受けたら仕返しをしたいと思います。

しかし、仕返しをすれば必ず報復を受けます。

加害者、または加害者たちは、そういう人たちだからです。

ハラスメントを相談室に訴えたら、必ず裏で報復をされます。

 

仕返しをするということは、報復を受けるということです。

逆に言えば、報復を覚悟できる人だけが、仕返しができます。

自分がどこまでの報復を許容できるかが、問題です。

 

【3】報復させないぐらい、徹底的にやること

報復を許容できるなら、仕返しを始めましょう。

そして、一気に徹底的に行います。

 

ハラスメント相談室に相談して、労働局にも指導を求め、人権擁護委員会にも行きましょう。

警察に傷害罪での告訴について、相談に行きましょう。

加害者に対して徹底抗戦の構えを見せて、行動を行いましょう。

加害者の心を折りに行くのです。

 

【4】最終的には心理戦

パワハラに仕返しをしたいと思うのは当然です。

ですが、仕返しをすれば、必ず報復を受けます。

その報復を予期して、その報復に耐えられる人だけが、仕返しを実行に移せます。

 

もちろん、報復を受けないのに越したことはありません。

ですから、仕返しを実行に移すときは、一気に徹底的に行うのです。

相手の報復しようとする気持ちを起こさせないように、トコトン一気に追い詰めます。

 

仕返しを実行に起こすときは、このような心構えが必要です。

パワハラは心理戦です。

あなたの仕返しを実行に移すときにも一番の障害となるのは、心の壁です。

そして、目指すべきところは相手の心を折ることです。

 

パワハラとの戦いには、強靭な精神的な体力が必要ですから、それを念頭に置いておきましょう。

もし、そこまでの精神的エネルギーを費やすのはバカらしいのでしたら、いち早くそんな馬鹿な会社を辞めて、あなたが幸せになる方法を考えましょう。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


  1. おか より:

    過去数十年前にあったパワハラの仕返しは出来ますか?仕事が出来ない事を理由に、気の狂った女性社員(当時27歳)に仕事の引き継ぎにおいて、酷いパワハラを受けました。同部署の社員達にも寄って高って人権侵害に当たる中傷を受け、暫し呆然と過ごしておりますたが、5年後に労働局の調停を通じて会社に通知を出しました。調停に応じたものの、パワハラはなかったと主張してきました。調停員

    • 三國 雅洋 より:

      おか様、コメントありがとうございます。
      大変お辛い思いをされながら、しっかりと対応されたのは素晴らしいです。
      個別相談は現在有料となっておりますので、ご希望の場合は下記ページからお申込みください。
      http://pawahara.info/mail
      法的に仕返しが可能かどうかについては「消滅時効」「公訴時効」について、お調べください。

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