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パワハラ(職場モラハラ)を法律上の戦いではなくて、心理戦

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職場モラハラやパワハラは心理戦です。しかも圧倒的に不利な立場から始まる心理戦です。「あなたの心が折れる前に、加害者の心を折れば勝ち」という勝負です。

法律はそのための手段の1つにすぎません。法的に有効な証拠を集めるのも、加害者に対して心理的プレッシャーを与えることが主目的です。

【1】被害メモはその場ですぐに取る

ですから、被害メモは、加害行為が行われたその場ですぐに、目の前で取るのが一番です。それがもっとも、相手に対して心理的プレッシャーを与えるからです。

パワハラ行為は大抵、指導という形式を取って行われます。形式的には指導なのですから、全部、即メモすればよいのです。

「その場ですぐにメモを取る(以下、「即メモ」という。)」をすると、ほぼ間違いなく「一生懸命何書いてるの?」「訴訟でもするつもり?」というような即メモに対するモラハラ攻撃が出てきます。

それはつまり”効いている”という証拠です。されるとイヤだから、攻撃してくるのです。

即メモに対する嘲笑や避難も、即メモしておきましょう。

モラハラ型パワハラをストップさせるには、加害者に”観られている”という意識を植え付けることです。”私はあなたの言動を全部観ているし、記録している”と行動で示すことです。

結局のところ、加害者の加害の意思を折れば勝ちなのです。

【2】相手に代理人を立てさせないことが大切

相手方に弁護士がついた時点で、心理戦を仕掛けることが難しくなります。

そのため、いかに弁護士をつけさせないかが大切です。

パワハラは心理戦ですから、相手の心に対して反撃(攻撃)が届くような状態を保つ必要があります。

代理人が立てばその心理戦ができなくなってしまうのです。

この時点で、パワハラ問題は結局のところ、いくらのお金で終了させるかという問題になります。

パワハラに対して「証拠を集めても加害者は認めないから無意味」という人もいます。パワハラ被害者からそういうご意見をいただくこともあります。

ただ、私の結論は変わりません。法律上の戦いだと思っている時点で、私からするとずれています。

【3】法律の戦いだと思うから負ける

パワハラ加害者が、事実を認めようと認めなかろうが関係ありません。

加害者に対して”あいつに関わるとロクなことがない”と思わせて、恐怖を感じさせれば勝ちです。

法律上では勝てなくても、そのように相手に思わせたらよいだけです。法律に焦点を合わせた時点で、戦略目標がずれています。

相手を精神的に圧倒するために法的手段を利用します。法的手段は、その名の通り、目的達成の「手段」の1つにすぎません。

パワハラに対して、法的手段だけで戦うのはかなり不利です。そもそも、パワハラは証拠集めが難しく、しかもそれが違法であると認定されることも難しいのです。

その上、相手方に対して代理人が立った状態なれば、加害者の心を折ったり、会社の環境改善をしたりすることは、ほぼ不可能な状態になります。

パワハラは法律上の戦いにしてはいけません。法律は戦う場所の1つに過ぎないのです。

【4】心理戦だからこそ勝てる

法律上の戦いとなると、どんな被害者は圧倒的に不利です。

ですが、心理戦なら勝てます。

パワハラや職場モラハラの加害者は、人生を賭けてまで戦う意志などありません。

一方であなたは人生を賭けて闘っています。

心理戦は結局のところ、覚悟の問題です。だから、勝てるのです。

あなたは今、圧倒的に法的には不利な状態にあるかもしれません。しかし、心理戦では必ず勝てます。

ですから、諦めずに戦っていきましょう。

もし、1人で戦うのが辛いなら、私のようなパワハラ問題解決の専門家に雇ってみてください。

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