不思議なことに、社会には
人の悪口・陰口ばかりを言っている人がいます。
こういう人にはどう対処すればよいのでしょうか?
真っ先に考え付くのは、「ある程度、同調する」でしょう。
【1】同調しても、あなたにとってよいことは何もない
たとえば、悪口に対して「そうですね」と同調すれば、
比較的に話は終わります。
反対説を出せば出すほど、話が長引くだけです。
しかし、その一方で、あなたは共犯に巻き込まれてしまいます。
あなたも一緒に悪口を言っていたと、言われるようになります。
では、どうすればよいのでしょうか。
共犯にならずに、話を終わらせる方法が必要です。
【2】共犯にならずに、話を早く終わらせる方法
共犯にならずに、悪口大会を早く切り上げる方法で、
一番簡単なものが、話題を変えてしまうことだと言われます。
たしかに、話題を変えることができればよいのですが、
悪口を言いたい人は、どんな話にしても悪口になります。
特に、悪口・陰口ばかりの人が上司や、取引先の人であれば、
無下に断るわけにもいきません。
【3】自然な方法は、提案すること
自然なコミュニケーションでありつつ、
かつ共犯にならずに、悪口を早く切り上げてしまう方法を、
知っておかないと、「いい人」は辛い思いをします。
私がいた職場も、悪口・陰口ばかりの職場だったのですが、
そこで身に付けたスキルが、ネガポジ転換です。
これは、コーチングのスキルでもあります。
ネガティブ要素を利用して、ポジティブなものに変えていくのです。
【4】悪口の意図を探す
たとえば、悪口ばかりの人が
いつものように
「Aさんは、本当に仕事ができない」と言ったとします。
そして、どうしても
その話に付き合わなければならない場合は、
「Aさんに、期待しているんですね。」と言うようにする。
もし「期待しているんじゃなくて、早く辞めてほしい」と言ったら、
「コスト削減が大切な時期なんですか?」と言うようにする。
相手のポジティブな意図に、焦点を当てて話すようにするわけです。
【5】ネガティブを反転させれば、自然な話題となる
先ほどの例で言えば、
「コスト削減の問題ではなくて、職場の生産性の問題だ」となるかもしれません。
それなら、「生産性を上げるのって、難しそうですね。」と言えばいい。
ネガティブを反転して作り出したポジティブ要素は、
必ず関連性のある話題になります。
つまり、話題として自然になりやすいのです。
【6】自然に、話題をポジティブに変えていく
自然に話題をポジティブに変えていきましょう。
ネガティブな話題に隠れた、相手のポジティブな意図を探して、
その部分に焦点を当てていくだけです。
簡単で、効果的な方法ですから、ぜひ試してみてください。
自己肯定感も高まりやすくなりますし、おすすめですよ。