DV被害者の住民票、夫に交付=事務処理遅れで-兵庫・姫路
兵庫県姫路市は3日、夫からのドメスティック・バイオレンス(DV)被害を訴えて転居手続きをした女性の……….≪続きを読む≫
被害者を責めないのは人間として当たり前と思うかもしれません。
しかし、いじめ・嫌がらせ、パワハラ、セクハラ、DVの被害者は、
「あなたにも責任があった」と言われがちです。
もちろん、100%加害者に責任があるとは限りませんが、
それでも社会においては100%加害者が悪いと言わなければならないと考えています。
なぜなら、被害者が被害を訴えられなくなるからです。
ときどき、「やり返せ!」、「弱さを武器にするな」という人がいます。
その人の持論として、心の中で思う分にはよいですが、
社会に向けていう言葉ではありません。
なぜなら、その言葉によって、被害者が被害を訴えにくくなるからです。
行政が動くのは、基本的には命が失われてからです。
信号機でさえ、死亡事故が起きないとつけないのが行政です。
言い換えれば、行政が取り組みを始めたということは、
それを無視すると死ぬ可能性がある、ということです。
意見が正しい正しくないの議論は、
人の命が守られるという前提があってのことでしょう。
今回の記事は、
もしかしたら命に関わった可能性がある重大な事件でした。
完璧にマニュアル化して、再発がないことを祈ります。