【理論編】
過去には、血判状というものがありました。
誰が首謀者かが分からないように、円形に名前を書いたそうです。
昔は、「物申す」こと自体が命懸けだったわけです。
少し前なら、直接的に上司に物申すことができなかったので、
労働組合がありました。
今、やっと個人が上司に直接に物申すことができる時代になりました。
「最近の若い者は、権利ばかり主張して義務を果たさない」という人がいますが、
こういう人は、自分一人で権利を主張することもできない人ばかりです。
もちろん、権利を主張するのが当たり前となると、
そこで新しいジレンマが生じてきます。
どうやったら無駄な争いを起こさずに、
権利を主張するのかといった方法論が生まれます。
それがアサーションであり、交渉学です。
ですが、日本はまだそのレベルではありません。
日本の99%は中小企業ですが、
中小企業において、労働法が全うに守られているところは、
どれだけあるか、です。
日本は、まず権利を主張するのが当たり前になることが必要です。
少なくとも、権利を主張すること、行使することに対する、
罪悪感は取り除きましょう。
【実践編】
1 主張していない権利をあげてみましょう。
2 権利を主張することに対する罪悪感がないかどうか、を確認しましょう。
参考記事