職場いじめを受けているとき、
最初に考えることは、なんとかやり過ごすこと。
次に、上司になんとかしてもらうことを考えて、
それでもダメなら、転職を考えることになります。
ただ、年齢的に転職が難しい場合などは、
”我慢しつづける”という選択肢を選びがちです。
つまり、その場その場での対処になっていて、
かつ、そのときに取る対応策の数も少ない。
これが、パワハラを長期化させる原因なのです。
【1】短期決戦を心掛ける
職場いじめを解決するには、
短期決戦しかありません。
今、あなたが取りうる対抗策を、
すべて同時に実行するぐらいの気持ちが必要です。
そもそも、長期化すればするほど、
あなたの心身は削れてしまうのです。
【2】まず、ゴールを設定しましょう。
短期間で解決することを条件として、
まずはゴールを設定しましょう。
あなたがいう職場いじめの解決とは、
どのような状態を指すのでしょうか。
加害行為を止めさせることでしょうか。
加害者を退職に追い込むことでしょうか。
加害者から損害賠償を得ることでしょうか。
それとも、加害者と仲直りすることでしょうか。
方法とは、ある状況において、特定の目的を達成するための手段のこと。
つまりは、目的=ゴールが決まっていないと、
方法を考えることさえできないのです。
【3】できることを全部書き出す
ゴールを決めたら、次に達成方法を考えます。
ゴール達成のために、
あなたが今、できることはなんでしょうか。
思いつくかぎりで、全部書き出してみてください。
15個以上、書き出しましょう。
書き出すことが大切です。
書き出した内容を読むことで、新しい解決策が思いつきます。
目的を意識して、
どうすればその目的を達成できるか、
そのための方法を全部書き出してみましょう。
【4】解決策を全部同時に実行に移す
書き出した解決策は、
全部、同時に、並列的に実行に移しましょう。
1つ1つ実行に移すのではありません。
短期決戦で勝負を決めるために、全部同時に実行するのです。
たとえば、次のようなリストを作ったとします。
- 上司に相談する
- 同僚に相談する
- パワハラ相談窓口に相談に行く
- 行政書士に相談をする
- パワハラ解決の書籍を買う
- 労働局に相談に行く
- 証拠を集める
- 弁護士に相談する
このようなリストを作ったら、全部実行するのです。
どれから実行するかなんて考える必要はありません。
全部、実行するのです。
優先順位なんてつけなくてよいのです。
大切なことは実行に移すこと。
全部を同時に実行に移すからこそ、周囲も事の重大さに気付くのです。
あなたができる範囲で構いません。
できる範囲でよいので、できることは何でも全部やりましょう。
それがあなたを、職場いじめの苦しみから脱出することにつながります。
動かなければ、何も変わりません。
また、少し動いたところでも何も変わりません。
あなたが取りうる解決策を、全部同時に、並列的に
一気に、徹底的に行動に移して始めて、変わり始めるのです。
動いてください。
どうすればよいのかと考える暇もないほど、
動いていきましょう。
動けば動くほど、あなたが使える資源が増えますし、
自己肯定感も高まっていきます。
動いていない状態がもっとも危険です。
動き続けてください。
今回の話は以上ですが、
もし今回の話があなたのお役に立ったのなら、
ぜひ、一度、お目通しください。