パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラで会社を辞めたいと思うのは、「甘え」なのか。

投稿日:2016年12月16日 更新日:

パワハラを受けて、

辞めたいと思うことは当然です。

そして、それは甘えではありません。

 

むしろ、「辞めたい」と思いながらも、

何も行動を起こさない方が、

現状に甘えているのではないのでしょうか。

 

【1】入社より、退社のほうが労力がいる。

会社に入ることよりも、会社を辞めるほうが、

よほど労力が必要です。

 

「入社」は、ほぼノーリスクです。

入社するときに、何か明白に失うものはありません。

一方で、退社にはリスクが伴います。

会社を辞めたら、給料は払われなくなります。

 

急いで辞めたとしても、

次の会社が見つかるとは限りません。

 

辞めたあとのことも考えると、

簡単には辞めることはできません。

 

辞めることのリスクは、

私達の生活に直結してくるので、

簡単には辞められません。

 

 

ですから、どうやったら辞めることができるかを考え、

その実現に向けての行動を起こすのは、

簡単なことではないのです。

 

【2】現状維持が、一番楽。

また、心理的にも現状維持は好まれます。

 

会社を辞めるために考え行動を起こすのと、

現状維持を続けるのだったら、

現状維持のほうが楽です。

 

どれほど辛い状況であっても、

脳はその現状にとどまるほうが、

楽なのです。

 

そうでなければ、奴隷は存在しません。

脳にとっては「いつもどおりに辛い」ほうが、

辛い状況から抜け出すために考え、行動するより

楽なのです。

 

生活という大きなリスクがあり、

かつ心理的にも辞めにくにいのが、

人間としては当然のことだということです。

 

【3】「辞めたい」は甘えか

ですから、「辞めたい」と思うことは甘えではありません。

 

給料が保証されている現状から抜け出すことは、

むしろ大きな挑戦です。

それは断じて、「甘え」ではありません。

 

しかし、辛い状況に耐えているだけなら、

それは、甘えかもしれません。

 

もちろん、簡単に動けないのは、痛いほどわかります。

 

 

動けない理由があるからこそ、動けないのだと分かっています。

 

ですが、それでもできるだけ早く動いていただきたい。

人がパワハラに耐えられる期間は、それほど長くはありません。

1年を超えると心身の病気に罹る可能性が、グッと高まります。

 

【4】辞められない障害を書き出す。

辞めたいけれど、辞められない。

もしこのような状態にあるのでしたら、

一度、次のステップをとってみてください。

  1. 辞められない理由を全部書き出す
  2. 辞められない理由(障害)を、中間目標に変える。
  3. 最初に達成すべき中間目標を決める。

 

これは、TOCfE(教育のためのTOC)の

アンビシャス・ターゲット・ツリーを使った問題解決法です。

 

まずは達成したいゴールへの障害を全部書き出します。

たとえば、次のようなものがあるかもしれません。

  • この会社に入社してまだ1年間しか経っていない。
  • 次の就職先が決まっていない。
  • 十分な預貯金がない。
  • 加害者に「逃げた」と思われたくない。
  • 家族を養う必要がある。

 

【5】中間目標に変える

このように書き出したら、今度はこれを全部、中間目標に変えます。

  • 会社に2年間勤務する。
  • 次の就職先を見つける。
  • 十分な預貯金を蓄える。
  • 加害者に対して仕返しをする。
  • 家族を養うのに必要な定期収入を得る。

そして、これらの中間目標すべてを達成すれば、

会社を辞めることができるかについても、検討します。

 

検討したら、次はこれら中間目標の前後関係を決めます。

何から実行していくべきなのかを決めるのです。

 

【6】アクション・プランを考える

最後に、障害を克服して、中間目標を達成するための

行動(アクション・プラン)を書き出します。

 

たとえば、

家族を養う必要があるという障害を克服して、

家族を養うのに必要な定期収入を得るという中間目標を達成するために、

副業を始めるというアクション・プランがあるかもしれません。

 

もしこれが最初に達成するべき中間目標なら、

あとはここに向かって動けばいい。

エネルギーをこの中間目標に絞り込めばいいのです。

 

【7】辛い現状に甘んじてはいけない。

辛い状況にいることに甘んじないでください。

退職は大きなリスクを伴うものです。

そして、心理的にも現状維持のほうが心地よい。

 

ですから、辞められないのが普通です。

ですが、パワハラを受けているなら話は別です。

その状態に耐えられる期間は長くはありません。

そして、その期間が長ければ長いほど、

心身に不調を起こす可能性が高くなってしまいます。

 

辞めることができない理由を書き出し、

中間目標を設定してください。

そして、中間目標を達成するための

シンプルな計画を立ててみてください。

 

あなたの価値を奪う人から離れましょう。

そして、あなたらしさを取り戻してほしいなと思います。

 

〈関連動画〉

 

 

〈追伸〉

もし今回の記事がお役に立ちましたら、

きっとこのメルマガもあなたのお役に立つはずです。

ぜひ一度、お目通しください。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

困難や逆境を乗り越えるための心理技術

Kindleで電子書籍を出版します。 『パワハラに遭っていて行動できない人のためのセルフコーチング』というタイトルです。   私に相談してくださる人の多くは、精神科・心療内科などに通院をして …

no image

転職と起業を、必ず選択肢に入れる。【職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する】

【理論編】  現実的なことを言えば、  パワハラ職場・職場いじめから逃れる方法は、2つです。  転職または起業です。    法律家として心苦しいところはありますが、  法律は武器の1つです。  戦うた …

no image

パワハラを行政機関に相談するときは、法律家と一緒に行く。

労働局、労基署に、パワハラの相談に行くとき、可能であれば法律家と一緒に行きましょう。 法律家と一緒に行くだけで、担当者の対応が大きく変わるからです。 ELSA International via Co …

no image

新型コロナウィルスは、パワハラ被害者をさらに追い詰める可能性が高い。

パワハラ被害から抜け出す最も確実な方法は、転職です。 しかし新型コロナウイルスの影響により、転職が難しくなってしまいました。 また、4月15日現在は、異動が決定したばかりです。次の異動を待つ場合は、1 …

no image

パワハラを受けたら、すぐに辞めるのが賢明な判断。

パワハラを受けたら、すぐに辞めるのを考えるのが賢明です。 もちろん、指導監督する立場にある人への相談や、加害者への警告などはしたほうがよいでしょう。 しかし、それらをしてもパワハラが放置され、もしくは …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。