長時間労働がある会社では、
ほぼ間違いなくパワハラがあります。
長時間労働が当たり前のテレビ業界では、
パワハラが当然だとされるようなものです。
【1】長時間労働が、パワハラを悪化させる
早く帰ることができない職場は、
誰もが大きなストレスを抱えています。
そのストレスが、誰かに向かうとき、
それがパワハラとなります。
そのときに選ばれた側は、
単なるいけにえ、スケープゴートです。
その人が選ばれる理由は、後付けにすぎません。
しかし、ストレスフルな職場では、
誰かをスケープゴートに選ぶことで、
自らのストレスを発散しようとします。
そのストレスが、職場のパワハラ・モラハラを
発生させやすい状態を作り、悪化させるのです。
【2】長時間労働が、相談を遅らせる
長時間労働は、被害者がSOSを出すのも遅らせます。
相談相手がいないからです。
家族と同居していれば、
家族は「働きすぎだ」と気づいてくれるでしょう。
しかし、だからといって家族にできることは
限られています。
長時間労働は、その性質上、
いつまで続くかはわかりません。
それが日常的に行われるものなのか、
ある時期だけあるものなのかは、
わからないのです。
そのため、家族であっても
簡単には口を出せません。
【3】長時間労働が、パワハラを隠す
毎日の返ってくるのが遅い家族が
疲れているのは当然です。
まさか、パワハラ・職場モラハラで疲れているとは
思いもよりません。
話を聞きたくても、休ませてあげたい気持ちがまさり、
話を聞くことさえ躊躇してしまいます。
長時間労働をしていることが、
返ってパワハラの発見を遅らせてしまうのです。
【4】長時間労働があるときは、パワハラを疑う
長時間労働があるとき、
そこにはほぼ間違いなく、パワハラがあります。
ですから、もしあなたの家族の働く時間が、
長すぎると感じるようでしたら、
パワハラ行為がないかどうか注意してください。
長時間労働それ自体も、
精神を削るものですが
そこにパワハラがある場合は、
本当に命に関わります。
ちょっとでも疑いがあったら、
できるだけ早く専門家にご相談ください。
早く相談すればするほど、
解決できる可能性が高まりますから、
できるだけ早くご相談ください。