今回はコーチング編です。
パワハラ被害に遭いながら、高いエフィカシーを保つのは簡単ではありません。
そもそも、セルフイメージは、他人の言動によって作られています。
パワハラという、負のアファメーションを受けつつ、エフィカシーを高く保つのは簡単ではないのです。
そこで、大切となるのが取捨選択することです。
【1】エフィカシーとは何か
エフィカシーとは、「ゴール達成能力の自己評価」です。
自分には、ゴールを達成する能力があることについての自己評価です。
定義上は、自己評価ですので、他人は関係ありません。
ですから、他人から何を言われても、エフィカシーは下げる必要はありません。
しかし、実際は、私達は、他人の言動をもとに自己評価をしています。
ですから、他人の言動によって、自己評価を影響されやすいのです。
【2】パワハラは、負のアファメーション
パワハラは、あなたに対する直接的な低い評価です。
そのため、それを受け続けると、どうしても自己評価は下がりがちになります。
ゴール側のセルフイメージの臨場感を上げる文言をアファメーションと言いますが、これはセルフイメージを高める言葉とも言えます。
その意味で言うと、パワハラは負のアファメーションです。
【3】セルフイメージを高く保つ方法
パワハラという負のアファメーションを受けつつ、セルフイメージやエフィカシーを高く保つには技術が必要となります。
特に重要な技術は2つです。
1つはリラックスをする技術、もう1つはエフィカシーを高める技術です。
セルフ・コントロールの基本は、リラックスです。
リラックスしていないと前頭前野が働きにくく、自己制御がしにくいのです。
ですから、まずはリラックスを心掛けます。
その上で、セルフトークのコントロールをしてエフィカシーを保つのです。
セルフトークのコントロールと言うのは、心の中の声をコントロールすること。
エフィカシーは「ゴール達成能力の自己評価」ですから、自分で自分を高く評価しつづけられればエフィカシーは下がりません。
では、どうやって高く自己評価をし続けるかといえば、それがセルフトークをコントロールすることによってなのです。
リラックスを心掛けて、その上で、心の中で自分を徹底的に高く評価し続けましょう。
ゴール側に近づけば「自分らしい」、そうでなければ「自分らしくない」です。
パワハラ行為を気にして動けていないあなたは、あなたらしくありません。
現状打破に向けて動いているあなたこそ、あなたらしいのです。
「そんなことできない」と思っているあなたも、あなたらしくはありません。
無理はする必要はありません。
ですが、自己卑下はしないでください。
加害者の言葉なんかに、あなたの自己評価を下げさせないでください。