パワハラから抜け出すために、自己防衛技術をまずは身に付けましょう。
自分を責めないことが、その第一歩です。
次にリラックスしている時間を伸ばすことを意識しましょう。リラックスしている時間が増えれば増えるほど、心に傷を負いにくくなります。— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) October 13, 2017
【1】自分を責める必要はない
パワハラを受けていると、最初は「自分が悪いのではないか」と考えてしまいます。
しかし、そのように考える必要はありません。
仮にあなたに非があるとしても、パワハラをしてよい理由などないからです。
もしどうしても「自分が悪い」と思ってしまうときは、「加担割合」を考えましょう。
現在の状況を作り出すのにあなたと加害者が、どれだけ加担しているのかを考えるのです。
あなたにも非があるのかもしれませんが、相手にも非があるはずです。
誰にどれだけ現在の状況を作り出すのに加担しているのかを、考えてみましょう。
【2】リラックスしている時間を伸ばすことが大切
自分だけが悪いわけではないと思えるようになったら、次はリラックスする時間を伸ばすようにします。
リラックス状態は理性優位状態であり、心に傷を負いにくい状態でもあります。
ですから、リラックス状態を長く保てば保つほど、パワハラによる悪影響を受けにくくなります。
それは結果的に、勤務終了後に余力を残すことにつながります。転職活動や副業などに取り組む気力を温存することにつながるのです。
リラックスするためには、深呼吸を意識するのが最も簡単であり、効果的です。
心理学的にも1分間に4~6回の呼吸にすることで、脳がリラックスモードに入ることが分かっています。
深呼吸なら、誰でもいつでもできることです。ですから、パワハラという辛い状態にあるときはできるだけ深呼吸をしてリラックス状態を維持するようにしましょう。
【3】リラックス状態で、言動を冷静に取捨選択する
リラックス状態を作ることができたら、加害者の言動を冷静に取捨選択しましょう。
加害者の言動すべてを受け入れる必要はまったくありません。
どの言動を受けいれ、どの言動を拒否するかを冷静に判断するようにするのです。
あくまでも冷静な状態を保ち、時間が掛かってもよいので評価をしていきましょう。
意識に上げて、自分で判断することで、あなたの感情コントロールの主導権を取り戻すのです。
ここまでを行えるようになれば、加害者に簡単にコントロールされることは少なくなります。
大切なことはリラックスモードを保ち、理性優位状態を保つことです。
理性優位状態を保つことは、心を守ることになります。また、自分を不利な状態に追い込まないためにも、大切です。
リラックスを心掛けましょう。