職場で嫌がらせをしてくる人の心理については、
こちらの本がおすすめです。
この本は、実証に基づいた本ですので、
単なる経験論ではありません。
その上で、この本は、人が、他の人を排斥しようとするのは、
”自分の自己肯定感を守るため”だと述べています。
【1】自己肯定感を守るために、他人を攻撃する人達
パワハラ・職場いじめ・嫌がらせをする人たちは、
なぜあなたを攻撃するのかと言えば、
”自分の自己肯定感を守るため”だということです。
しかし、これは実は変な論理でもあります。
他者軽視傾向と、自尊感情には、相関関係がないからです。
つまり、他人をどれだけ見下しても、
自尊感情=自己肯定感は、上がらないのです。
【2】加害行為がなくならない理由
加害者があなたを攻撃することによって、
加害者側の自己肯定感が上がってくれるなら、
いつか加害行為もなくなるはずです。
自己肯定感が上がれば上がるほど、
それが脅かされることは減るからです。
しかし、加害行為によって、
他人を見下すことによっては、
自己肯定感は、通常は高まりません。
ですから、あなたがいくら加害行為に耐えても、
相手からの加害行為はなくならないのです。
むしろ、そのようなことをしている自分に対しての
自己肯定感が下がり、
さらにあなたに対して脅威を覚えるかもしれません。
【3】耐えても何も変わらない
これまで見てきたとおり、
パワハラ・職場いじめ・嫌がらせをする人は、
あなたを脅威に思っているからこそ、
あなたを攻撃してきます。
ですから、あなたに問題があるわけではない。
しかし、だからといって
耐えたらいつか終わるというものでも、
ないのです。
耐えても何も変わらず、
むしろエスカレートします。
ですから、できるだけ早く解決に向けて
動いてください。
- 被害メモを取る
- ボイスレコーダーに録音する。
- 上司に相談する。
- 社会の相談室に相談する。
- 労働局に相談する。
- 人権擁護委員会に相談する。
解決策はさまざまあります。
いま、自分にできそうなことをするようにしてください。
留まっているのがもっとも精神衛生上もよくありません。
あなたが今、できることをやってみてください。
もし、より具体的に解決策を知りたい方は、
あなたの現状を踏まえた解決策をご提示します。
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