パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

「いい人」のままでも、ハッピーになれる方法 職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラを受けても、あなたは善人のままでいい。

投稿日:

パワハラは、加害者が得をします。

悪人が得をする社会だと思いたくもなります。

ですが、あなたは善人のままでいいのです。

 

悪人が存在することを前提としても、

善人がきちんと報われる方法があるのです。

 

【1】『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 』

その方法が書いてあるのが、次の本。

『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 』

 

 

 

この本が主張しているのは、「与える人」”でも”報われる方法があるということです。

それを、この本では、さまざまな学問的な実証を通して主張してくれています。

 

ただ、気をつけてください。

「与える人」であれば良いことがあるとは、

書いていません。

 

むしろ、

「与える人」は生産性、評価も、給料も

一番下になりがちであると書いてあります。

 

【2】「与える人」が報われる条件

与える人が報われるためには、条件があります。

その中で最も重要なことは、

他人利益への関心だけでなく、自己利益への関心も高めること。

 

これが、報われる「与える人」と、

報われない「与える人」を分ける条件となるのです。

 

簡単に言えば、今までどおり、

あなたは「与える人」でいてよいのです。

 

あえて、奪う人になる必要はまったくない。

ただし、あなたは「与える人」でありながら、

自己利益についても、しっかりと関心を寄せることです。

 

【3】「受け取る人(テイカー)」との違い

自己利益への関心だけが高く、

他者利益への関心が低い人のことを「受け取る人(テイカー)」と言います。

よりわかりやすく言えば「奪う人」です。

 

他人の手柄は自分のもの、自分の手柄は自分のもの。

極端に言えば、これがテイカーです。

 

一方で、報われる「与える人」は、

他者利益に関心が高いだけでなくて、

自己利益にも関心が高い。

 

簡単に言えば、

報われる「与える人」は、

義務感で与えることをしないのです。

 

 

 

 

【4】「WANT TO」のときだけ、与える

私がしている「コーチング」という分野では、

「WANT TO」というものを大切にします。

これは、その言葉のとおり「~したい」と思うことです。

言い換えれば、「HAVE TO(~しなければならない)」ではない、ということ。

 

報われる「与える人」は、この「WANT TO」のときだけ、与えるのです。

義務感で与えることをしない、ということ。

 

この本では、そのための方法として、さまざまなアクション・プランを出しています。

  • ボランティア活動は年間100時間以内にする。(年間100時間を超えても、ボランティアによる幸福感は上昇しない。)
  • 小分けにするのではなくて、まとめて「与える」(まとめて与えるほうが、与えた幸福感が高い。)
  • 「受け取る人(テイカー)」には、最小限に与える。(テイカーにはなるべく関わらない。)
  • 与える対象を変えて「与える」(与える対象が変わると、幸福感が回復する。)

その他にもさまざまなアクション・プランが書かれていますが、

大切なことは「WANT TO」であることです。

つまり、自分が与えることを楽しめる範囲で与えること。

「義務感」で与える行為は、あなたにとって何も得がないことを、

しっかりと頭に置いておきましょう。

 

【5】与えることを楽しもう

あなたは、今までどおり与えることを楽しめばいい。

ただ、それはあなたが楽しいと思える範囲内だけにするようにする。

義務感や罪悪感で、与えることはできるだけしないようにする。

 

義務感で与えることは、社会のためにもなりません。

なぜなら、報われない「与える人」は、生産性も一番低いのです。

あなたが義務感で他人に尽くしているとき、

相手にとっても、あなたの行動は非生産的であり、

社会にとっても、あなたの行動は非生産的であるということ。

 

誰にとっても、得がないのです。

ですから、あなたは自分が楽しめる範囲内で、

人に与えるように気をつけてください。

 

それが、あなたが「報われる与える人」になるための、

第一歩ですよ。

 

 

〈追伸〉

もし今回の記事があなたのお役に立ったなら、

こちらのメルマガはもっとお役に立つはずです。

無料ですので、ぜひご登録ください。

 

 

 

 

-「いい人」のままでも、ハッピーになれる方法, 職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

パワハラと戦うには、行政(労基署・労働局)の後ろ盾が必須

パワハラと戦うときに、労基署、労働局、人権擁護委員などの後ろ盾は必須です。   法律家に依頼をしても、相手方に対しては大したプレッシャーとはなりません。 なぜなら、相手も法律家に依頼すれば済 …

no image

コーチングとアサーションの違い

「コーチングとアサーションの違いって何ですか?」という質問がありました。 まったく違うのですが、抽象的に話してもわかりにくいでしょう。 私がサポートしているパワハラ問題の例で言います。   …

no image

ハッピーになるために「いい人」を止める必要はない。

辛い経験をしているとき、 「いい人」は止めようと思いますよね。   たしかに、「いい人」を止めたら、 楽そうに見えるものです。   なぜなら、「いい人」じゃない人ほど、 社会的に成 …

no image

経営者として、職場のパワハラ解決のためにするべきこと

経営者としてパワハラに困っているなら、「小さい指摘」をおすすめします。 パワハラ的行為がある都度に、「それはよくない」と軽くでも指摘するのです。 大切なことは放置しないことで、これは組織としても、法的 …

no image

パワハラの相談をすることさえ、最初は怖い

パワハラについて専門家に相談することさえ、 最初は怖いものです。   ですから、加害者に言い返したり、 できるはずがない。   でも、だからといって 何もできないわけではありません …

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。