パワハラ脱出プロジェクト|福井県敦賀市パワハラ問題解決の専門家による被害者のための総合情報提供ブログ

福井県敦賀市のパワハラ解決コンサルタント(行政書士・コーチ・コンサルタント)による、被害者のための総合情報提供サイト

職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

パワハラ加害者の攻撃には、こうやって対処する。

投稿日:

最近は、一発アウトのパワハラはほとんどありません。

陰湿で、間接的なものが、ほとんどです。

 

このパワハラの特徴は、あいまいであること。

非言語的であり、多義的であることです。

Picture of a Picture of Rocket Smoke

Creative Commons License Christopher Sessums via Compfight

【1】非言語的な攻撃への対処法

非言語的な攻撃とは、そのままの意味です。

言葉を使わない攻撃です。

 

私自身が受けたもので言えば、モノマネがそれに当たります。

他にも、無視や、すべての指示を仲介者を経て行うなども、

この非言語的なパワハラに当たります。

 

この場合の対処法は、1つ1つ言語に置き換えさせることです。

意図を、言葉で表現させることです。

 

無視をされた場合は、

「無視しましたか?」と、尋ねることです。

 

仲介者経由で指示が来る場合は、

「私とコミュニケーションは取りたくないのですね?」と聞くことです。

 

非言語的は、それ自体が多義的です。

あなたが無視をされたと主張しても、

「無視した覚えはない」と言われたら、

それ以上はどうしようもないのです。

 

ですが、たとえば、毎回「無視しましたか?」と尋ねられたら、

無視はできなくなります。

 

加害者は、言葉にしないことによって

自分を守りつつ、あなたを攻撃しているのです。

 

ですから、その意味を相手の口から明確にさせることは、

最大の防御であり、攻撃です。

 

【2】「省略」、「一般化」、「歪曲」は、具体例を尋ねる。

「みんな、お前のこと性格が悪いと言っている」と、

言われたことがあります。

 

ここでは「みんなとは具体的に誰か?」があいまいです。

また、「性格が悪い」というのはどういう意味かがあいまいです。

 

ですから、「みんなって、たとえば誰ですか?」と尋ねます。

「性格が悪いっていうのは、例えばどういうことですか?」と尋ねます。

 

加害者はあえてあいまいな言葉を使うことによって、

あなた自身に、思い当たるふしを思い出させようとします。

 

人には、あいまいな部分を補おうとする性質があります。

「快晴」という言葉から、自然とイメージを作り上げます。

一部の情報から、足りない部分を補うのが人間です。

 

ですから、「みんな」と言われたら、

そういうことを言いそうな人を、脳は探し始めます。

そして、悪い想像を始めてしまうのです。

 

そうやった加害者は、あなたを追い込みますから、

可能な限り、あいまいさを排除させなければなりません。

 

相手の言葉の中にある曖昧さを、許してはいけません。

 

「できるだけ早く提出して」と言われたら、

「いつまでですか?」と確認するのです。

「自分で考えろ」と言われたら、

「自分で決めてもよいという意味ですか?」と確認するのです。

1つ1つ、全部言葉で名言させて、

相手の発言に責任を持たせることが大切です。

 

【3】加害者の言動を、すべて言語化させる

加害者は、あいまいさを使って、あなたを攻撃してきます。

 

言葉にならない言葉、あえて省略した言葉、

一般化した言葉、歪曲した言葉を使うことで、

あなたの無意識を攻撃しようとします。

 

ですから、あいまいさを排除することを

心掛けるのです。

 

もちろん、それがどれだけ難しいことかは

分かっています。

 

ですが、もし反撃をすると決めたなら、

 

相手の言動に責任を持たせるために、

すべての言動を明確にするように求めましょう。

 

曖昧さをつかって、あなたをおとしいれたり、

傷つけることを許さない姿勢を見せつけましょう。

 

曖昧さを悪用した攻撃から、自分を守りましょう。

-職場いじめ・嫌がらせ・パワハラを克服する

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

パワハラの意味について、行政書士が法的に解説

「パワハラ」という言葉は、日常用語となりました。 これは和製英語で、日本で作られた言葉です。   法律上に定義された言葉ではないのですが、 厚生労働省が定義を出しています。   【 …

no image

パワハラに負けないための、心理護身術。

パワハラ被害者に知ってほしい心理技術の1つが、自分の心を守る技術。傷をゼロにすることはできなくても、傷つきにくくすることはできる。そして、傷の回復を早めることもできる。 — 三國雅洋:パワ …

no image

お金の問題に取り組めば、パワハラ問題は解決できる。

パワハラ・職場いじめ・嫌がらせを受けたら、   復讐したい、仕返ししたいと思いますよね。   それは、当然のことです。   ですが、ただ復讐・仕返しをしたいわけではない。 …

no image

ビジネス初心者の情報発信においては「かっこよさ」よりも「わかりやすさ」を重視しよう。

パワハラ解決アドバイザーの三國雅洋です。 パワハラ被害で困っている人が副業・起業をする人にとって、この記事が参考になれば幸いです。 今回は、ビジネスにおける情報発信は「かっこよさ」よりも「わかりやすさ …

no image

パワハラとコンフォートゾーンの関係

コーチングに、「コンフォートゾーン」と呼ばれる概念があります。 日本語で言えば「快適空間」という意味です。 このコンフォートゾーンの働きを知っておくことは、パワハラから脱出するためには必須です。 ar …

読者登録フォーム

【無料メルマガ】『パワハラを脱出する方法』
読者登録フォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス
受信形式
HTMLメール
文字メール
2017年1月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

パワハラなんかに負けない。

あなたはパワハラなどに負けたりしません。

法律面・心理面・経済面の3側面を考慮に入れた、現実的な解決策を実行しましょう。

パワハラ問題の専門家による現実的な解決法は、こちら。

↑無料個別相談会へのリンク

カテゴリー