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「未熟な私が、プロと称してもよいのか」論について

投稿日:2017年3月8日 更新日:

独立・起業に向けて動き始めると、疑問が出てきます。

「未熟な私が、報酬をいただいてもよいのか」、もしくは「未熟な私が、プロと称してもよいのか」という疑問です。

これは、実は同じ問題です。実務上、プロというのは「価値提供の対価を得ることを公言して、はばからない人」だからです。

極論を言えば、技術の有無は関係がありません。それは覚悟の問題であり、責任の問題です。

analog single-lens reflex cameraCreative Commons License Markus Spiske via Compfight

【1】技術的に未熟でもよいのか

「自分の技術は未熟だが、報酬を得ても良いのか。」

この疑問が出てきたということは、独立・起業を現実問題として捉えはじめたということです。

ですから、喜ばしいことです。

 

でも、これは逆です。

未熟だからこそ、対価を得るべきなのです。

技術は、対価を得るからこそ、向上します。

無償でどれだけ技術提供をしても、技術の向上には限界があります。

 

私は22歳の開業当時、依頼が入るたびに吐き気を感じながら仕事をしていました。

 

それぐらいのプレッシャーを感じながら、仕事をしていました。

これは自営業者なら、多くの人が経験していることではないでしょうか。

 

無償なら、こんなプレッシャーはありません。

ですから、技術の向上には限界があるのです。

 

どれだけ仮免で教習所内をうまく走れても、一般道に出ないと技術の向上はありません。

未熟なら対価を得るべきなのです。

(もちろん、自分の技術向上のために顧客を取るのは、ダメに決まっています。責任を持って価値提供をする覚悟を決めろと言う意味です。)

 

【2】「プロ」と称することの意味

では、未熟だから対価を得るべきだとしても、プロと名乗るべきなのでしょうか。

私は、これは同じことだと思っています。

 

ちなみに、報酬を得るかどうかは、プロの基準にはしていません。

私にとってプロとは「価値提供の対価として報酬を得ると、公言して憚らない人」のことです。

私のサービスは有料だと公言できる人が、プロだということです。

 

実際に、報酬を得ているかどうかは関係ありません。

「私のサービスは有償である」と公言している人がプロです。

 

ですからもちろん、通常、対価を得てプロダクトを提供する人はプロです。

ですが、対価を得ていなくても、自分のサービスは有償だと公言したらプロなのです。

 

プロでも自分のサービスを無償で提供することはあります。

ですが、本来は有償であると公言しています。

「本来は無償ですがお気持ちがほしい」ではありません。

「本来は当然に有償ですが、今回は無償です」がプロです。

 

本来は有償であると公言することが、専門家としての最低限の責任の示し方です。

言い換えれば、プロだと称することがプロのスタートラインです。

 

逆に言えば、それさえもできない人はアマチュアです。

 

【3】「有償である」と公言することが、覚悟を示す

最終的には、プロかどうかを決めるのは覚悟です。

なぜなら、名乗るかどうか、だからです。

 

「自分の提供するプロダクトには、対価を払う価値があります」と公言できるかどうか。

それは言い換えれば、責任を取る覚悟があるかどうかです。

 

未熟だから対価を得てはならない、プロと称してはならないと決めることで、誰をまもろうとしているのでしょうか。

それは顧客ではないはずです。

 

もし本当に、顧客のために有償でするべきでないと思っているなら、そのレベルのサービス提供はするべきではありません。

無償だから責任を持たなくてよいということにはならないのです。

どんなサービスを提供してもよいということには、なりません。

 

まずは、あなたが自分の技術にどれだけ自信がなくても、まずは自分のサービスは有償であると公言するところから始めましょう。

それがプロとしてのスタートであり、かつ、プロとしての責任のスタートです。

それが自己の責任感の表明であり、覚悟の表明です。

 

自分の提供する価値は有償であると公言する、覚悟を持ちましょう。

 

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