今回は、コーチング編です。
浅田真央さんが、引退されました。
《自分を支えてきた目標が消えて、選手として続ける気力がなくなりました》とのことです。
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【1】ゴールが近づくと、エネルギーが失われる
コーチング理論の素晴らしいところは、現象を予測でき、制御できるところです。
コーチング理論では、モチベーションはゴールと現状のギャップによって生まれると説明されます。
逆に言えば、ゴールを達成してしまえば、モチベーションは消えるのです。
【2】ゴールを更新する
そのため、コーチは、ゴールが近づいてきた時点で、ゴールの更新を促します。
つまり、現状では達成できないようなゴールへと、ゴールを遠ざけるのです。
これによって、モチベーションが復活します。
これはパワハラから脱出するときでも同じです。
多くの人は、「転職」や「退職」をゴールとしています。
だからこそ、動けないのです。
【3】転職、退職はゴールとして近すぎる
転職するのは、楽ではないかもしれません。
退職するのも、さまざまな障害があるでしょう。
ですが、ただ転職するだけなら、ただ退職するだけなら、そこに障害はないはずです。
給料がどれだけ下がってもよいと思えるなら、同じような業界で雇ってくれるところはあるでしょう。
ただ退職するだけなら、退職届を郵送すればいいだけです。
いずれも、ゴールの定義が広いために、ゴールとして近すぎるのです。
【4】ゴールを遠くに設定する
ゴールは遠くに設定しましょう。
転職を考えるなら、転職先に高い基準を設定してみるのです。
退職を考えるなら、どうせなら起業も考えてみましょう。
それぐらい、現状とのギャップがあるゴールでなければ、人は動こうとしません。
もし、あなたが今、動けないのだとしたら、ゴールが近すぎる可能性があります。
ですから、ゴールを遠くに設定してください。
あなたが本当に達成したい、理想的なゴールを設定しましょう。
それがあなたを引っ張る支点、杭(クイ)になります。
ゴールを更新して、自分を動かしていきましょう。